アルヒ株式会社主催「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」授賞式典レポート/柴田英嗣さん、竹内由恵さんが登壇

2021年3月23日、アルヒ株式会社が「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」の授賞式典を開催しました。このイベントは不動産専門家が選定した「本当に住みやすい街」のランキングトップ10を発表するもので、一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)をはじめ、全国のさまざまな地域で行っています。なお、授賞式典は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、出演者・スタッフがソーシャルディスタンスをとり、関係者のマスク着用・検温など安全に配慮したうえで行われました。

※「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」結果発表ページはこちら

ゲストとしてタレントの柴田英嗣さん、竹内由恵さんが登壇し盛り上がったイベントの様子をレポートします。

首都圏から郊外へ、変化しつつある街選びの参考になるランキング

静岡県での開催は初となる「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」の開催意図について説明する石橋薫(アルヒ株式会社 執行役員 マーケティング本部 本部長)

【フラット35】取り扱い10年連続No.1(※1)である国内最大手(※2)の住宅ローン専門金融機関・アルヒが、これまでに利用いただいたお客さまの膨大なデータをもとに「本当に住みやすい街」を選定する「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」。この賞は受賞された街の地域活性化だけでなく、不動産関係の皆さまにも利用され、マンションの付加価値向上に役立っています。また、新型コロナウイルス感染症の影響で新しい働き方が広まり、住宅や街を選ぶ基準が首都圏から郊外へと変化しつつあります。今回のランキングは静岡に住んでいる人のみならず、多くの人にとって参考となるランキングとなりました。

※1 2010年度~2019年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2020年3月末現在、ARUHI調べ)
※2 累積融資実行件数及び金額 2020年8月 株式会社 日本能率協会総合研究所調べ

ランキング発表の前に来賓の登壇

続いて、アルヒと協業している静岡銀行グループを代表して、静岡銀行代表取締役専務執行役員の八木稔さんより来賓挨拶がありました。

来賓挨拶をされた静岡銀行の八木稔さん

「静岡銀行とアルヒは、住宅ローン関係の商品の開発・推進を中心にさまざまな面で協力しています。我々も地域金融機関として、静岡を盛り上げるためにいろいろと挑戦していますが、アルヒ様独自の視点で住みやすい街を選定したこのイベントも今後の静岡の発展やにぎわいにつながることを期待しています」と、ランキング結果へ期待を寄せていました。

選定委員長の櫻井幸雄さん(左)と選定委員の岡本郁雄さん(中央)、浅野眞人さん(右)

選定委員長を務めた櫻井幸雄さんは、年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通している住宅評論の第一人者。岡本郁雄さんは、不動産領域のコンサルタントとしてマーケティングやコンサルティング業務など幅広く活躍されています。浅野眞人さんは、地元金融機関でキャリアを積んだ後、不動産鑑定士として独立開業し、地元に密着した活動をしています。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」は、「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」「発展性」5つの評価基準を設け、審査委員会が決定。「住環境」はインフラ整備や衣食環境を中心とした住むことの快適さ、「交通の利便性」は働くという視点で市街地の主要駅・幹線道路へのアクセス面、「教育・文化環境」は自治体による教育制度の充実度や子どもにとって安心安全な環境であるか、「発展性」は商業工業その他インフラ整備など総合的に街としての価値の向上が見込めるか、「コストパフォーマンス」はその他審査基準と連動するかたちで住環境の充実度に対する家賃相場、分譲価格相場を基準に審査しています。

 

ゲストの柴田英嗣さん、竹内由恵さんが登場

お笑い芸人の柴田英嗣さん(左)とタレントの竹内由恵さん(右)

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」のランキング発表の前に、ゲストの柴田英嗣さん、竹内由恵さんが登壇しました。

登壇すると司会者より、お二人と静岡との関わりについて質問されました。

「僕が住んでいたのは清水区という港町です。子どもの頃は自転車で行ける範囲でしか知りませんでしたが、ロケなどで静岡に来ることも増えたので、昔より静岡のことは分かりました。今日はどういう発展があって、どこが住みやすいのか、というのを静岡出身として学びたいと思っています」と柴田さん。

静岡県静岡市清水区出身の柴田さん

竹内さんは「私はずっと東京に住んでいましたが、結婚を機に移住しました。すでに1年半住んでいますが、周りの人も温かくてすごく住みやすいです」と、それぞれ静岡とのご縁について話されました。

静岡での生活を満喫する竹内さん

続いて、「どんな街が本当に住みやすいか」という話題になり、「東京では20回以上引っ越しているんですよ」という柴田さんの発言に一堂驚愕。そのうえで街を選ぶ基準としては、「自然を感じられて、ネタ作りにも利用していた公園や飲みに行ける商店街はマスト」と、芸人さんならではの回答でした。竹内さんは「絶対に欠かせないのはスーパーやコンビニが近いこと」として、普段の買い物や子育てしやすい街が住みやすいと考えているようでした。

引っ越し先の選び方を問われると、柴田さんは「やっぱり公園ですね。大人なっても公園は必要だと思います。子どもとは違う視点で大切な場所であると感じます」と公園愛をアピール。竹内さんは「ゴミ置き場をチェックするのは意外といいかもしれないと気づきました。ゴミ置き場が整理整頓されているところは、そこに住んでいる人たちの住まいに対する姿勢が表れますよね。今住んでいるところはきれいで、周りの人に気が使える人が住んでいるんだなと感じます」と独自の選び方を語り、柴田さんと司会も納得の表情。皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか。

また、ランクインを期待している街について柴田さんは「清水出身なので清水の港町が入ってほしいですね。潮風があって温かいし、雪も降らない、環境が一番いい」と地元を応援。さらに「熱海のほうも入りそうですね。東京から離れて暮らす人も増えてそうですし、発展もしていますからね」という柴田さんのコメントを受けて、竹内さんも「リモートワークもあって東京から比較的近い場所ということで、私も熱海は入るのではないかなと思います」と二人とも熱海のランクインを予想していました。

 

いよいよランキングの発表へ

まずは10位から6位までを発表! 気になるランキング結果は以下の通りです。

第10位:「熱海」(JR東海道本線)
東京まで日帰りで往来できる地としてワーケーションの場所としても注目されていて、ビーチや山、温泉のあるロケーションが魅力です。

第9位:「御殿場」(JR御殿場線)
富士山の麓に位置する街で、高所にあるため夏は涼しく過ごしやすい場所です。「御殿場プレミアム・アウトレット」が近くにあり、買い物にも便利です。

第8位:「浜北」(遠州鉄道鉄道線)
遠州鉄道で新浜松駅までは約25分と新幹線も利用しやすい駅です。「プレ葉ウォーク浜北」や「サンストリート浜北」などの大型商業施設が近く、日常的に利用できます。

第7位:「草薙」(JR東海道本線、静岡鉄道清水線)
JR東海道本線と静岡鉄道清水線の2路線が利用でき、電車での移動がスムーズです。駅周辺はにぎわいがある一方、住宅街は緑もあって落ち着いた雰囲気です。

第6位:「鷲津」(JR東海道本線)
浜名湖に面した場所で静かな住環境が形成されています。近隣にはスーパーや家電量販店、ドラッグストア、病院などが集まっていて生活利便性が高い駅です。


「バリエーションも豊富な場所が選ばれたという印象です。このランキングは直近1年間を含むアルヒの利用者データから選定しているので、コロナの影響はあると思います。熱海や御殿場は、コロナをきっかけとした移住先として人気が高いので選ばれました。新幹線が利用しやすく、東京に1時間かからずに行けるので移住先として好まれますね」(櫻井さん)

「静岡県は海、山、川が近く自然豊かな県ですよね。そのなかでも懐古的な憩いの場が身近にあるところがランクインしたのではないでしょうか。6位の鷲津は浜名湖に近く、駅周辺に学校や病院、役所が集まっていてコンパクトにまとまっている街です。湖岸沿いには公園がたくさんあって、子どもが遊べる場所が多いです」(岡本さん)

公園が多いという岡本さんの発言に柴田さんが「公園多いんですか!」とすかさず反応、「鷲津は愛知っていうイメージがあったけど静岡なんですね」と静岡県の大きさを改めて感じる結果にもなりました。

「首都圏から近い熱海や御殿場に注目されますが、8位の浜北に注目しています。近隣で工業団地の集積が進み、その結果若い世代が集まり、街の活性化が期待されます。名古屋圏への通勤も可能ですし、浜名湖や県立森林公園といった大きな公園があって、自然環境や子育て環境が良好です」(浅野さん)

ゲストの二人にも感想を聞くと、竹内さんが突然、「コーヒーの焙煎ができる賃貸マンションを探している」とカミングアウトし、柴田さんも「なんの話ですか」とすかさずツッコミ、笑いが生まれたところで、竹内さんは「浜北は、小さい部屋であれば1万円くらいで借りられるところもあるんですよ」と実際に賃貸物件を探していたエピソードを交え、浜北への期待感を語ってくれました。

浜北に期待を寄せる竹内さん。コーヒー焙煎への思いを垣間見ることができました

ほかに期待している街を聞かれると、柴田さんは「やっぱり草薙です。なかでも清水寄り、僕の地元のほうへ人がいっぱい来てほしいと思います」と、ここでも地元への思いを語ってくれました。

 

上位ランキングの発表へ

ここからは5位からの上位ランキングの発表です。

第5位:菊川(JR東海道本線)
「新幹線が停車する掛川駅が隣で、最近は街も発展しています。住宅、住民が増えたことにより商業施設も充実し、発展性が期待できます」(櫻井さん)

「菊川は駅近でも地価が割安なので、住宅ローンの借り入れ額を押さえることができ、コストパフォーマンスが良いです。現状、駅の北側はいい意味で手つかずなので、駅の橋上化や整備計画が進んでいくと、若者も増える街になると期待しています」(浅野さん)

第4位:磐田(JR東海道本線)
「スポーツチームの本拠地として知られていますが、最近は駅周辺が整備されています。車、徒歩、電車で移動しやすく、商業施設も多い。高校も近くてファミリーが暮らしやすい街です」(岡本さん)

「ラグビーの聖地化が進んでいて、ラグビースクールがありますし、『磐田スポーツ部活』というものがあって、学校の垣根を越えた活動をしている。ほかにも卓球やトランポリンなど特徴あるスポーツ環境、子育て環境の希少性を評価しました」(浅野さん)

 

いよいよランキングトップ3の発表!

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」、いよいよトップ3の発表です。どの街が大賞に選ばれるのか注目です。まだ出ていない場所でランクインしそうな場所として、ゲストの二人は焼津や沼津、伊東などを挙げていましたが、いったいどの街が選ばれるのでしょうか。トップ3の発表を見ていきましょう。

第3位:東静岡(JR東海道本線)
「東静岡というと新しくできた商業施設やマンションなど駅周辺を思い浮かべますが、柚木公園などもあって懐の広い街です。隣接する静岡駅周辺に比べると、まだ住宅価格が抑えられていて、多くの人の夢を満たす場所となっているのが評価されました」(櫻井さん)

「静岡駅から一駅という近接した環境にあります。静岡鉄道を利用すれば新静岡駅へのアクセスも良好。今後は静岡県の文化力の拠点として整備されていく予定で、生活環境・文化・自然環境が高度に優れている点を評価しました」(浅野さん)

東静岡を代表して、静岡市役所企画局企画課参与兼課長の千須和(ちすわ)健一さんが登壇し、コメントされました。

東静岡の発展性を語ってくれた千須和さん

「東静岡は完成された街ではなく、まだまだ伸びていく街です。『駿河まなびのまちづくりグランドデザイン』を作っていて、この地区を教育文化の拠点とすべく動いています。また、県立図書館の移転の話もあるので、住んでいて自己実現ができる場所です。今回いただいた賞を励みに取り組んでいきたいと思っています」(千須和さん)

 

第2位:天竜川(JR東海道本線)
「浜松から一駅と交通利便性が高く、商業施設やレストランが集まって生活利便性が高いです。かつ天竜川の自然も身近にあって、駅も整備が進み、南北の往来ができるようになって、南側の発展が期待できるところを評価しました」(岡本さん)

「浜松ICが近く、高速バスが首都圏へ発着しています。バランスが取れた街のわりには地価が安く、住みやすさと手にするためのコストを評価しました」(浅野さん)

天竜川を代表して、浜松市役所産業部観光・シティプロモーション課課長補佐の藤原浩二さんが登壇されました。

ワーケーションでの移住を勧める藤原さん

「天竜川はICもあって、首都圏の人が浜松に来たときの玄関口です。ワーケーションを推奨していまして、遊びながら仕事をしてもらう、そのためにさまざまな政策をしています。ワーケーションをしていくなかで、街を気に入ってもらえたら嬉しいです。本日はこのような賞を受賞しまして光栄です」(藤原さん)

「人口は増えたのですか?」という柴田さん質問に対して、藤原さんは「商業施設が増えてきたことにより、人口も増えてきています」と回答。「僕が小さい頃は、川へ遊びにいくところというイメージだったけれど、商業施設ができて人が増えたんですね」と昔とのイメージの違いを感じていました。


いよいよ、大賞の発表です。

第1位:三島広小路(伊豆箱根鉄道駿豆線)
「三島駅は新幹線が使えるので注目度は高いが、三島駅周辺は住宅が少ないです。三島駅から一駅行った三島広小路駅は、住宅地が発展していて自然が豊かな場所で得点が高くなりました。静岡を代表していい場所というのが1位の理由です」(櫻井さん)

「私は昨年夏に源兵衛川で見た景色が印象的です。源兵衛川は子どもから大人までが楽しめる場所で、とても水がきれいです。さらに、日常生活の利便性はもちろん、子育て環境、通勤環境、自然環境が高度にバランスの取れた街というのが評価したポイントです。もっと多くの人に知ってもらいたい街だと思います」(浅野さん)

大賞の発表を受けて、三島市役所企画戦略部政策企画課課長補佐の瓜島(うりしま)史剛さんが登壇されました。

三島市の魅力を語ってくれた瓜島さん

「三島市民は住みやすいと重々感じていますが、客観的に評価してもらえたのは嬉しく、行政としても移住政策を進めるうえで励みになります。コロナもあって首都圏から移住したいという人も増えているので、この賞もPRさせていただきながら、移住者も増やしていきたいと思います」(瓜島さん)

「街の中心部にきれいな水があるというのは魅力的ですね」という竹内さんのコメントに対し、瓜島さんは「富士山の湧き水が清流となって流れていて、蛍も見られます。夏は親子で水遊びをしている光景が暮らしのなかにありますよ。ぜひ移住して来てください」と三島への移住を勧めていました。

 

働く環境の変化が反映されたランキング結果に

今回は三島広小路が1位に輝き、東から西まで幅広い街がランクインする結果となりました

最後に、ゲストのお二人に今回のランキング発表を振り返っての感想を聞きました。

ランキング発表を受けて、静岡の魅力を再発見できたお二人

「予想が当たっている部分と、菊川や鷲津など発展してきている街を改めて静岡を見直すランキングでした。地元のあたりも発展してほしいですね」(柴田さん)
「子ども生まれたので、今度引っ越すならどこが良いか考えていたところでした。こんな場所があるんだという気づきもあって、すごく参考になりました。今、三島エリアが良いなと思っています」(竹内さん)

柴田英嗣さん、竹内由恵さんをゲストに迎え盛り上がった「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」。移住先として注目が高まっている静岡には、さまざまな魅力があります。引っ越しやワーケーションを考えている人は、今回のランキングをぜひ参考にしてみてください。

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