引越し後のマイナンバーの手続きは必要? 手続きの必要性と手続き方法

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引越し後にマイナンバーに関する手続きが必要なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
マイナポイントのキャンペーンにより、マイナンバーカードに注目をしている人も多いと思います。
では、引越し後にこのマイナンバーカードの手続きは必要なのでしょうか?

結論から言うと、マイナンバーカードをお持ちの人は手続きが必要です。

しかし、どこでどのような手続きをすればよいのかわからないという人も多いと思います。
そこでこの記事では、引越し後のマイナンバー手続きの必要性と手続き方法を紹介していきます。
せっかくマイナンバーカードを作ったのに使えなくなってしまうこともあるので、引越しをされた人はこの記事を参考に手続きを進めてみてください。

引越し後にマイナンバーの手続きは必要?

引越しをして住所が変わった場合、マイナンバーの住所変更手続きが必要です。

マイナンバーには、写真付きの「マイナンバーカード」と、緑色の「マイナンバー通知カード」の2種類が存在します。

引越し後に手続きが必要なのは、マイナンバーカードです。

マイナンバーカードの住所変更手続きが必要な理由は、マイナンバー法により住所変更の手続きが定められているからです。

また、この住所変更をしない場合、身分証明書として使用ができなくなる、カードが失効して使えなくなってしまうという問題が発生するため、必ず手続きをしましょう。

一方、マイナンバー通知カードは2020年5月の通知カードの廃止により、現在は住所変更手続きができなくなっているため、手続きは不要です。
自分のマイナンバーを証明するために通知カードを使用することができなくなるので、マイナンバーを証明したい場合は住民票を取得するか、新たにマイナンバーカードを発行しましょう。

この記事では、引越し後に手続きが必須のマイナンバーカードの住所変更手続きについて説明をしていきます。

引越し後のマイナンバーカードの手続き

引越し後のマイナンバーカードの手続きは、条件によって異なります。
以下の条件に合った手続き内容を確認してください。

・同市区町村内で引越しをした人の場合→住所変更手続き
・市区町村をまたいで引越しをした人の場合→継続利用手続き
・マイナンバーカードを使って引き続きe-Taxなどを利用したい人→署名用電子証明書の新規発行手続き

住所変更手続き(同市区町村内の引越しの場合)

同じ市区町村内で引越しをした人は、転居日から14日以内に役所窓口で住所変更の手続きが必要です。
転居届の提出と同時に手続きをするのが一般的ですので、必ずマイナンバーカードを持参するようにしましょう。

継続利用手続き(市区町村をまたいでの引越しの場合)

別の市区町村に引越しをした人は、役所の窓口で継続利用の手続きが必要です。
継続利用の手続きをせずに以下のいずれかの条件に当てはまってしまった場合、マイナンバーカードが失効してしまいます。

・転入届の手続きを行った日から90日が経過した場合
・転出届の提出の際に届け出た引越し予定日から30日が経過した場合
・転入届の手続きを行った日が実際の引越し日から14日が経過している場合

マイナンバーカードが失効すると身分証明書としての使用やサービスの利用ができなくなります。
再び利用するためには、カードの再発行手続きが必要なため、必ず継続利用手続きをしましょう。

住所変更・継続利用手続きに必要な持ち物

住所変更および継続利用手続きに必要な持ち物は以下のとおりです。
自治体により対応が変わる場合があるので、詳細は事前にお住まいの自治体のホームページよりご確認ください。

■本人が手続きをする場合

・マイナンバーカード
・マイナンバーカードの暗証番号

■同一世帯の人が手続きする場合

・マイナンバーカード(同一世帯の人のもの)

・マイナンバーカードがない場合は以下のいずれかの確認書類
 【いずれか1点のみでOK】運転免許証、パスポート、身体障害者手帳、在留カードなど)
 【いずれか2点必要】健康保険被保険者証、介護保険被保険者証、年金手帳、生活保護受給者証、社員証、学生証など

署名用電子証明書の新規発行手続き(e-Taxなどを利用する場合)

引越し後にe-Taxなどを利用する場合には、署名用電子証明書の新規発行手続きが必要です。
以前住んでいた地域で発行をしている場合でも、引越しにより証明書が自動的に失効してしまうため、必要な人は再度発行手続きをしましょう。

署名用電子証明書の新規発行手続きに必要な持ち物は以下のとおりです。

・マイナンバーカード
・署名用電子証明書の暗証番号(英数字混在の6~16桁)

なお、代理人や同一世帯の人による電子証明書の発行は制限があるため、本人が手続きできない場合はお住まいの役所に事前に問い合わせてみてください。

引越し後のマイナンバー手続きまとめ

今回は引越し後のマイナンバーの手続きを紹介してきました。

・顔写真付きのマイナンバーカードをお持ちの人は、住所変更の手続きが必要
・市区町村をまたいだ引越しの場合は継続利用手続きをしないとカードが失効
・e-Taxを継続利用する場合は、再度田証明書の発行が必要

基本的には、転入・転居届と一緒にマイナンバーの手続きをしてしまえば問題ありませんので、転入・転居届を提出する際にはマイナンバーカードを忘れずに持参するようにしましょう。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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