ふるさと納税で選ばれた「返礼品」最新状況、ステイホームで5.8倍になったカテゴリーとは?

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、生活が一変しました。そんな中で、地域の名産品をはじめとする返礼品などをもええることで人気の「ふるさと納税」の利用状況は、どのように変化しているのでしょうか。

ふるさと納税カテゴリ別寄付件数、圧倒的な人気は「肉」!

「ふるさと納税ガイド」が、2020年10月~12月のふるさと納税で人気だった返礼品をカテゴリ別に集計し、ランキングを発表。寄付件数が圧倒的に多かったのは「肉」で25.39%、次いで「魚介・海産物」が15.17%、「果物・フルーツ」が12.59%と、第1位から第3位には、毎年人気で地域ごとの特色も出やすい生鮮食品がランクインしました。

出典:ふるさと納税ガイド「2020年に選ばれた返礼品のカテゴリランキング」

家にいる時間が増え、総菜・加工食品の需要が前年比5.8倍に急増

出典:ふるさと納税ガイド「2020年に選ばれた返礼品のカテゴリランキング」

ふるさと納税ガイドでは、2019年も同時期に同様の調査を実施しています。昨年と比較すると、ステイホームの影響を強く受けていることが如実に現れる結果となりました。

2019年と比較して大きく順位を伸ばしたのが「惣菜・加工食品」です。順位は10位から4位に、全体に占める割合は2.1%から12.2%と、前年の約5.8倍と大幅な増加となりました。ステイホームやリモートワークが加速した結果、自宅で気軽に食べられる、調理済みの「ハンバーグ」や「うなぎ」、「餃子」などが特に人気でした。

また、ティッシュやトイレットペーパーなどの「日用品」もシェア率が5.43%から8.88%と、前年の約1.6倍に伸ばしました。

逆に、順位を大きく落としたのが「旅行券・ギフト券」です。順位は5位から9位に、全体に占める割合は7.39%から2.35%と大幅に減少しました。不要不急の外出や県をまたいだ移動が制限される期間があった中で旅行券の人気が激減したことは、2020年の社会情勢を象徴するような結果となりました。

まとめ

ふるさと納税の返礼品として、肉や魚、果物といった生鮮食品の人気は健在ですが、ステイホームの影響を受け、総菜・加工食品の需要が高まるなど、「家の中で少し贅沢をしたい」と考える人が多いようです。これからふるさと納税の利用を検討している人は、家での過ごし方とセットで、返礼品を選んでみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「2020年に選ばれた返礼品のカテゴリランキング」
調査対象:2020年10月~12月にふるさと納税ガイドを経由し各ふるさと納税サイトで寄付の寄付完了が外部システムで確認されたもののうち、選んだ返礼品に関する信頼性の高いサンプルのみを抽出して作成(調査サンプル:10万件以上)
調査方法:「ふるさと納税ガイド」を経由して発生した外部システムの成果データを集計
実施期間:2020年10月1日~12月31日
実施機関:ふるさと納税ガイド

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ふるさと納税ガイド

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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