冷房や暖房と一緒に使うと、室内の空気を循環させて効果が高まるとして、サーキュレーターが人気です。今年の冬は、暖房をしながらも換気を行う必要があり、さらにサーキュレーターへの注目度がアップしています。そこで、サーキュレーターの選び方と2020年~2021年冬のオススメのモデルを紹介します。

冷暖房の効率を上げ、換気にも役立つサーキュレーター

部屋の換気を行うにも、暖かくするにもサーキュレーターが活躍

「サーキュレーター」とは、直進性の風で部屋の空気を循環させるための家電です。風を送るという点では扇風機と同じですが、エアコンなどと一緒に使って室内の温度をまんべんなく調節させるために使います。

サーキュレーターで扇風機のように涼もうとすると、強い直進性の風が当たり、すぐに肌寒く感じてしまいます。サーキュレーターならではの特性を活かせるように活用しましょう。

冷房だけでなく、暖房と併用することでも、温度調節の効果がアップします。さらには、除湿機と一緒に使えば、室内干しで洗濯物を効率的に乾かすこともできます。

この冬は、暖房しながら換気にも気を使わなければなりません。短い時間で換気を行うにも、再び部屋を暖かくするためにもサーキュレーターが活躍してくれます。

サーキュレーター選びのポイント

サーキュレーターを選ぶ際に見極めるポイントは3つ。それぞれ解説していきます。

1.風力

最も重要なポイントは「風力」です。サーキュレーターの風の強さは「適用畳数(じょうすう)」や「適用床面積」という用語や、1分当たりの風の量(m3/min)で表記されています。
使う部屋の広さに合わせて選ぶようにしましょう。ただし、使用する地域によって電力の周波数が異なり、それによって同じ機種でも風量が異なってくることがあります。東日本は50Hz(ヘルツ)、西日本は60Hzとなっています。

2.静粛性

長い時間使用したり夜に使ったりすることもあるので、音の静かさも重要なポイントです。運転音については、「dB(デシベル)」という単位で表記されています。風量の切り替えによって音の大きさは変わってきます。各デシベルの目安は以下のとおりです。

60dB:うるさい。チャイムの音レベル
50dB:普通。エアコンの室外機レベル
40dB:普通。図書館レベル
30dB:静か。郊外の深夜レベル
20dB:静か。木葉のふれあう音レベル

3.モータータイプ

サーキュレーターのモーターには、ACモーターとDCモーターがあります。

ACとは「交流電源(Alternating Current)」、DCとは「直流電源(Direct Current」のことです。

ACモーター搭載製品は本体の価格が安いのが最大のメリットです。製品の機能はシンプルなものが多く、サーキュレータを試してみたいと思っている人にはオススメです。

DCモーター搭載製品は本体の価格は高めですが、多機能モデルが多く、消費電力が少ないのが特徴です。長時間つけっぱなしにするような使い方をしたり、通年使用したりといった場合は、省電力で使えるDCモーターモデルを選ぶといいでしょう。また、風量の調節が細かくできたり、運転音の静かなモードがあったりという機能面のメリットがあります。

そのほか、首振り機能があるかないか、リモコンが付属するかどうかなども、使い勝手に関わってくるので、購入時に検討してみましょう。

サーキュレーターを効率良く使う方法

暖房時に使う場合、風が直接当たると寒く感じてしまいます。

暖房効率を上げるには、滞留している温かい空気に当てるのが基本です。温かい空気は上昇する性質があるので、部屋の隅からエアコンに向けて対角線上にサーキュレーターを置き、天井付近に溜まりがちな暖気を動かして循環させます。対角線上に置けなかったり、家具などで風が遮られたりしてしまう場合は、サーキュレーターを真上に向けても効果があります。

また、広い部屋や2間続きの部屋で使う場合は、エアコンのある部屋の中央にサーキュレーターを置き、真上に向けて風を送るようにして、天井付近の空気を循環させるといいでしょう。

換気にも大活躍するサーキュレーター

この冬は、ウイルス感染予防のために、室内の換気が推奨されています。

暖房をしながら換気をするのはなかなか難しい課題ですが、短時間で効率よく換気することで、室内の温度の低下を最小限にすることができます。

部屋の換気を効率よく行うには、対角線上の窓をあけて空気の通り道を作ります。外に面した窓が2か所ある場合は、特にサーキュレーターを使わずとも、数分で空気の入れ替えが行われます。

窓が1つしかない部屋の場合は、窓と入り口のドアをあけ、サーキュレーターを窓の外に向けて風を送り、空気を強制的に押し出します。ドア側から新しい空気が入って、室内の換気ができます。

2020-2021冬のオススメモデル

最後にこの冬、各社から登場しているおすすめのサーキュレーターを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

アイリスオーヤマ サーキュレーターアイ

アイリスオーヤマ サーキュレーターアイ DC-JET [KCF-SDC151T]
参考価格:1万7,800円(税抜)

DCモーターと新たな吸気口を設けて性能アップ。「衣類乾燥モード」では、洗濯物の中央部では風を弱く、端に向かうにつれて強くすることで送風による衣類やハンガーのズレや乾燥ムラを軽減。洗濯物を満遍なく乾燥できます。

主な機能・スペック
モーター:DCモーター
適用畳数:24畳
風量:10段階調節
運転音:35dB以下
リモコン:あり
首振り:水平から65度、左右60度・90度・120度(自動)

バルミューダ GreenFan C2

バルミューダ GreenFan C2 参考価格:2万4,860円(税込)

特許技術の二重構造の羽根と独自のダクトファン構造により、長時間あたっても肌を冷やし過ぎず、部屋中の空気を強力に動かす風を送ります。さらに吸気口には活性炭脱臭フィルターを搭載し、部屋の脱臭もできます。コンパクトなサイズなので片手で持ち運べ、別売の「Battery&Dock」をつけるとコードレスとしても活躍します。

主な機能・スペック
モーター:DCモーター
適用畳数:20畳
風量:4段階調節
運転音:20〜52dB
リモコン:なし
首振り:上下−10度から110度まで(手動)

ツインバード サーキュレーター

ツインバード サーキュレーター [KJ-D994W]  参考価格:5,500円(税込)

直進性の高い風を起こして部屋の空気を効率よく循環し、足下だけが冷えたり、頭がほてったりといった不快な状況を解消。直進性の高い風なので、広いリビングや二間続きの部屋でも効率よく空気が循環します。風量は強・中・弱3段階切り替えで、環境に合わせて調節できます。

主な機能・スペック
モーター:ACモーター
風量:3段階調節(50Hz:17~23m3/min、60Hz:13~22m3/min)
運転音:60dB以下
リモコン:なし
首振り:水平から真上約90度(手動)

無印良品 サーキュレーター(低騒音ファン)

無印良品 サーキュレーター(低騒音ファン) [AT-CF26R-W]  参考価格:5,890円(税込)

流体力学に基づいたブーメラン型の羽根は、騒音の発生源である羽根表面の空気の乱れを減少させ、大風量でも静かな運転音となっています。さらに、消費電力の少ない全閉形コンデンサーモーターを採用。回転部にはボールベアリングを使用して、振動を抑えて低騒音化を実現。

主な機能・スペック
モーター:ACモーター
風量:3段階調節(50Hz:6.5〜22.5m3/min、60Hz:7.5〜22.5m3/min)
運転音:16〜44dB
リモコン:なし
首振り:上下90度(手動)

山善 サーキュレーター

山善 サーキュレーター [YAS-KW15]  参考価格:2,980円(税込)

直進性の強い風でより遠くまで風が届き、空気の循環を促して温度のムラを解消。春秋は部屋の換気に、夏冬は冷暖房の効率化に役立ちます。梅雨時期には、部屋干しでも素早く洗濯物を乾かします。

主な機能・スペック
モーター:ACモーター
適用畳数:10畳
風量:3段階調節(最大風量12.8m3/min)
運転音:24dB(最低)
リモコン:なし
首振り:上下90度、左右50度(手動)

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