賃貸住宅に住み続けるのか、住宅を購入したほうがよいのか。人生の中でも大きな決断のひとつであるだけに、迷う方が多いでしょう。賃貸と購入それぞれのメリット・デメリットや、コスト面での比較など判断材料となる情報をご紹介します。

賃貸vs購入、メリットとデメリット

「賃貸」のメリット
・ライフスタイルの変化に対応しやすい
・地震などの災害で自宅が損害を受けた場合、賃貸ならば転居もスムーズ

いつ何があってもすぐに動けるのが、賃貸の良いところです。

「賃貸」のデメリット
・住空間に傷をつけるようなことができない
・一生、家賃を払い続けていくこと

自分の想定よりも長生きした場合、月々の家賃負担は不安材料になってくるでしょう。

「購入」のメリット
・家が自分の持ち物であること
・リフォームやDIYも自由
・更新料を払う必要がない

何かあった時に自宅を売却することでまとまったお金を手に入れることも可能です。

「購入」のデメリット
・住宅ローンの金利、固定資産税など、賃貸では必要のない費用が発生
・将来の大規模な修繕への備えが必要
・収入の有無にかかわらず、毎月ローンを返し続けなければいけないプレッシャー

自分ではずっと住むつもりでも、病気で長期入院、子世帯と同居など、住み続けられなくなる可能性もあります。持ち家がリスクになる場合もあることは理解しておきましょう。

詳しく読む:賃貸と持ち家、どっちがいい? メリット・デメリットまとめ

支払金額はどっちがお得?

同じ場所に長く住み続けることを前提とするなら、住宅を購入したほうが賃貸物件に住み続けるよりも最終的にはお得になります。住居にできるだけお金をかけずに節約したい人や、老後もストレスを抱えることなく同じ場所に住み続けたいと考える人には、とりわけ住宅の購入がおすすめです。

詳しいシミュレーションはこちら:賃貸物件と住宅購入! 結局本当にお得なのはどっち?

とはいえ、コストパフォーマンスの高さだけで判断するのは早計。どちらが自分のライフスタイルに合っているのか、しっかり考えて検討することが重要です。

マンション購入と賃貸、住居費総額で比較

総支払額を比較すると、39年目までは賃貸・購入ともに差がほとんどありません。しかし、長く住み続けるごとに、家賃を支払う必要がない購入派が有利となることが分かります。住宅ローンを完済してしまえば住宅にかかるコストを大幅に減らせますし、住宅ローンを払い終えた分譲マンションは資産として残るというのもポイントです。

詳しく読む:【賃貸or購入】住居費の生涯コスト、メリット・デメリットを徹底比較!

もし買うなら、新築と中古はどちらがいい?

マンションの購入にあたっては、新築マンションと中古マンション、2つの選択肢があります。それぞれのメリットを見てみましょう。

<新築マンションを買うメリット>
・すべての面で最新
・最新の耐震構造で自然災害などもある程度の安心感
・そのマンションを購入する人全員が新たに住み始める人たちであること

<中古マンションを買うメリット>
・既に建物が存在していることに由来する選択肢の多さ
・同じ間取りの新築マンションより何割も安い金額で購入できる
・すでに建物があるため、実際に自分の目で確認してから購入を決められる

詳しく読む:マンションは買う方がお得って本当? 賃貸の場合と徹底比較

賃貸か購入か、FPのアドバイスは?

ファイナンシャルプランナーによれば、「賃貸か?マイホームか?」の判断は、かかる金額以上に、住宅に関する自分たちの基本的な考え方や、自分や家族の仕事の関係、子どもの教育の関係、実家の親との関係、老後にリタイアしたあとの過ごし方など、さまざまな視点から包括的に検討した上で行う必要がある、ということ。
また、マイホームの購入を選択する方が注意すべき事項は、「住宅ローンの返済終了が老後にかからないようにすること」ともアドバイスしています。

詳しく読む:「賃貸か?マイホームか?」FPが教える、“住居費”比較のポイントとは

独身者も住宅購入に積極的

「独身者の住宅購入に関しての意識調査」(株式会社エイチーム)において、「現在、住宅の購入を検討されていますか」と尋ねたところ、約4割の方が住宅購入に関して意欲的であることがわかりました。

住宅購入に関心を持ったきっかけは、27.3%の方が「賃貸の家賃を払い続けるのがもったいないから」と回答。次いで21.6%の方が「老後のため」と答えています。支払い続けなければならない家賃負担、老後を考えて将来へ備えたいという現実的な理由がきっかけとなる場合もあるようです。

詳しく読む:独身の4割が住宅を購入または検討中、検討ポイントは「賃貸家賃」と「老後の備え」

まとめ

コスト面で比較してしまいがちかもしれませんが、快適な住まいで幸せな人生を過ごすことが一番大切なこと。自分自身のライフスタイル・ライフステージをしっかりと見つめ直し、適した住まいを選択しましょう。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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