2021年1月以降、年収850万円以上の人を対象とした住民税の引き上げや、火災・地震保険料、水道料金、銀行の手数料など、各種料金の値上げが決まっています。コロナ禍の影響によりただでさえ収入減となる家庭が多いなか、どのように家計をコントロールすればよいのでしょうか。

約9割のFPが、火災保険契約内容の確認・見直しを推奨

ソニー損害保険株式会社が、全国のファイナンシャルプランナー(以下「FP」)を対象に、家計支出や見直しに関する調査を実施。2021年に保険料の値上げが見込まれている「火災保険」について、家計への影響を問いました。「火災保険」は契約内容を見直すことで、場合によっては節約に繋がるケースもあります。FPの83%が、火災保険の値上げは一般家庭に対して「影響がある」と考えており、家計収入の減少や値上げに備え、実に88%ものFPが「火災保険の契約内容を確認・見直しすべき」だと回答しました。 

出典:ソニー損害保険株式会社「家計&火災保険の見直しに関するFP調査」

「建物・家財の補償範囲」「補償金額」「自然災害の補償」を見直し

さらに、火災保険の見直しにあたって重要なポイントを確認したところ、「建物・家財の補償範囲」が57.0%、「損害の補償金額」が53%、「自然災害による損害の補償」が51%と上位に挙がりました。

出典:ソニー損害保険株式会社「家計&火災保険の見直しに関するFP調査」

「建物・家財の補償範囲」については 「家財の補償について契約者が知らない場合が多い」「細分化されていないケースもある」といった声が多くあがりました。火災や自然災害の補償範囲は居住環境によって、家財に損害が出るリスクが異なる点を細かく見極める必要がありそうです。

また、「損害の補償金額」については「補償金額=保険料に直結する」「建物の評価額、家財の評価額をいくらにするかがポイント」「生活再建に必要な金額を見極めるべき」と、保険料に直結する項目として最新の生活状況と照らし合わせた定期的な見直しを推奨する声が多くなりました。

最後に「自然災害による損害の補償」については、「風災水災が非常に増えており、従来想定されない地域でも風水害を被ることが予想される」「水災などの内容が不十分な人が多い」と、増加する自然災害に対して補償が不足するケースを懸念する声があがりました。その一方で「自宅が川の近くに無い場合は水災のリスクが低くなり、見直すことでその分の保険料削減が見込める」と、補償の見直しによる保険料の削減を指摘する声もあり、過不足両面での見直しが重要になりそうです。

出典:ソニー損害保険株式会社「家計&火災保険の見直しに関するFP調査」

FPのアドバイスを集約、2020〜2021年の家計見直し10のポイント

本調査では、最後にFP200人から、新型コロナウイルス感染症による収入減やさまざまな家計支出の値上げに備え、家計を見直すポイントをヒアリング。これらのアドバイスをもとに、節約アドバイザーとして活躍中のFPである丸山晴美さんに、2020年〜2021年にかけての家計の見直しチェックポイントをまとめていただいています。

1.内食増加の今だからこそ! 下味冷凍で食費と外食費を節約
肉や魚に下味をつけてからジップ式の袋に入れて冷凍するだけの簡単ミールキットを準備しておけば、冷蔵庫で解凍をして焼いたり揚げたりするだけで、立派なおかずに。惣菜の購入や外食を減らして自炊がしやすい環境を作れば、自然と食費を節約できます。

2.ついつい増えがち「消えもの出費」の見直し
たばこやお菓子、ジュース、お酒といった、食べたり飲んだりすると消えてしまう「消えもの出費」は習慣的な消費となっており、お金を使った感覚が薄れてしまいがち。年々これら消えものアイテムは値段も高くなってきているので、早めに見直しをしましょう。

3.通信費を家単位でまとめて見直す
大手キャリアのスマートフォンから格安SIMに家族乗り換えれば、家族4人分の通信費を月8,000円台にすることも可能です。また、スマートフォンのプランと光回線を併せて契約をすると割引になるプランもあるので、家単位で通信費を見直してもいいですね。

4.サブスクリプション契約や定期購入の見直し
自粛生活で動画や音楽が使い放題となるサブスクリプション契約も、数がまとまると年間の出費も増えがちです。サプリメントの定期購入も、毎月は高額でなくても年間で考えると大きな出費になるため、どちらも不要なら早めに解約をしましょう。

5.キャッシュレス決済を徹底活用でポイ活
普通預金に100万円を1年間預けても、もらえる利息は約9円。ポイ活をすれば1%還元の場合、900円分のお買い物でもらえるポイントと同じです。キャッシュレス決済やポイントカードの利用で効率的にポイントを貯めましょう。

6.レジャーをお得に、「GoToトラベル」を活用
旅行代金が割引になる「GoToトラベル」を活用し、感染症対策を徹底したうえで旅行や外食などのレジャーをお得に楽しみましょう。(国や自治体の要請・指示に従って行動しましょう)

7.自由化を活用。電力会社の乗り換え
電力自由化によって電力会社を選ぶことができるようになりました。各社それぞれ特徴がありますが、大手電力会社よりも○%割引になるものや、ガソリン代が安くなるプランなど、ライフスタイルによって選びましょう。

8.聖域と言われる教育費も必要に応じて見直し
教育費は聖域と言われ、見直しができないものとされていましたが、状況に応じて習い事を減らすなど子どもと相談して退会の検討を。ネットでプリント教材や動画を無料で利用すれば教育費も節約できます。

9.副業をして収入を増やす
収入が減ったら、家計を見直して節約するだけではなく、不要品をフリマアプリなどで売ったり、短時間のアルバイトをしたり、特技を生かしてスキルマーケットで仕事を請け負って収入を増やす方法も検討しましょう。

10.W値上げに対応。火災保険・地震保険の契約内容の見直し
自然災害による甚大な被害が相次ぎ、火災保険料の値上げが続いています。値上げ前に見直しを検討しましょう。また、補償内容の見直しでムダを省きながら、必要な補償をしっかり確保しておきましょう。

出典:ソニー損害保険株式会社「家計&火災保険の見直しに関するFP調査」

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などの影響を受け、家計の見直しを迫られている家庭は多いでしょう。今回の調査結果やFPによる10のアドバイスを参考に、家計の改善を目指してみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「家計&火災保険の見直しに関するFP調査」
調査対象: ファイナンシャルプランナーの資格を有する200名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年10月24日〜26日
実施機関:ソニー損害保険株式会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ソニー損害保険株式会社

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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