【11月22日はいい夫婦の日】貯金管理は「妻」主導が最も多い結果に! 夫婦のマネー事情を調査

結婚をした夫婦であれば、財布を同一とするのか、各自で管理するのか、預貯金はどの程度するのかなど、一度は家計管理に関する相談をしたことがあるでしょう。夫婦の数だけ「家庭のマネールール」があります。また、2020年はコロナ禍により、住まいに関する意識が変化した人も多いのではないでしょうか。

半数以上の夫婦が貯金管理は「妻が主導」。預貯金額の平均は734万円

スパークス・アセット・マネジメント株式会社が「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」を実施。夫婦の貯金の管理はどちらが主導で行っているか聞いたところ、「妻が主導で行っている」は52.8%、「夫が主導で行っている」は25.4%、「夫婦別々に管理している」は21.8%となりました。

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

夫婦の預貯金の残高を聞いたところ、「100万円未満」が18.6%、「100万円~300万円未満」が18.9%、「500万円~1,000万円未満」が13.5%、「1,000万円~2,000万円未満」が15.4%と、回答が分かれました。また、「0円」と回答した人が13.1%にのぼることもポイント。1,000万円以上あると回答した人は合わせて27.9%で、平均は734万円でした。

昨年の調査結果と比較すると、夫婦の預貯金の残高の平均は2019年の758万円から2020年の734万円へ、24万円の減少となりました。年代別にみると、50代では2019年の1,036万円から2020年の741万円と295万円の減少、60代以上では2019年の1,612万円から2020年の1,533万円と79万円も減少しています。

毎月のおこづかい平均は約2.8万円。45%の人が「満足している」

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

毎月のおこづかい額(=ひと月に自由に使えるお金)がどのくらいか聞いたところ、「1万円~3万円未満」(36.4%)に最も多くの回答が集まり、平均は2万7,998円でした。
昨年の調査結果と比較すると、おこづかい額の平均は、2019年の2万9,133円から2020年には2万7,998円と、1,135円の減少となりました。男女・年代別にみると、男女とも40代で大幅な減少傾向がみられ、40代男性は5,350円の減少、40代女性は7,804円の減少となりました。

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

また、現在のおこづかい額に満足しているか聞いたところ、「満足している」が44.9%、「満足していない」が26.6%、「どちらともいえない」が28.5%となりました。
男女・年代別にみると、現在のおこづかい額に満足している人の割合が最も高くなったのは60代以上女性で60%、最も低くなったのは20代女性で36%でした。

半数の妻が「へそくりがある」。平均額は妻が197万円、夫が137万円

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

全回答者に、パートナー(夫・妻)に隠して蓄えているお金(へそくり)があるか聞いたところ、へそくりをしている人の割合は、全体では47.3%と約半数を占めました。男性が43.2%、女性が51.4%と、女性の方がややへそくりをする傾向にあるようです。
昨年の調査結果と比較すると、へそくりをしている人の割合は2019年の41.6%から2020年は47.3%と5.7%増加。男女別にみると、女性が2019年の41.8%から2020年には51.4%と、9.6%の上昇となりました。

へそくりをしている人にへそくり額を聞いたところ、平均は169万円で、男女別では男性が137万円、女性が197万円と、女性のほうが60万円ほど高くなりました。
昨年の調査結果と比較すると、へそくり額の平均は、2019年の193万円から2020年には169万円と、24万円の減額となりました。

夫婦の3組に1組が「年に1回はお金が原因の夫婦喧嘩をしている」

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

全回答者に、お金が原因の夫婦喧嘩を1年間でどのくらいしているか聞いたところ「0回」が66.9%を占めた一方、お金が原因の夫婦喧嘩をしている夫婦が33.1%いるという結果に。夫婦喧嘩の平均回数は2.2回でした。

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがこれまでに何回くらいあるか聞いたところ、「0回」が82%と大半を占めました。一方、お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある夫婦が18%存在し、離婚の危機を迎えた平均回数は0.9回でした。また、お金のことで喧嘩をする夫婦のうち「お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある夫婦」の割合を調べると、48%にのぼりました。

夫婦間のマネールール1位は「勝手に高額な買い物をしない」

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

全回答者に、夫婦にどのようなマネールールがあるか聞いたところ、「勝手に高額な買い物をしない」が36.5%と最も高くなりました。以降、「おこづかいの使いみちには口を出さない」が22.5%、「毎月一定額は貯蓄に回す」が20.9%、「お金のことで不満があったら伝える」が20.5%、「ライフプラン・マネープランは二人で決める」が16%と続きました。

コロナ禍による郊外志向や戸建てに対する期待感は?

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

全回答者に、コロナ禍において、住まいに関する意識がどのように変化したか聞きました。コロナ禍で都市部より郊外に住みたくなった人は26%、コロナ禍で集合住宅より戸建てに住みたくなった人は40%、コロナ禍で今よりも広い家に住みたくなった人は24.3%という結果でした。

住宅ローン利用者の21%が「コロナ禍により返済が苦しくなった」

住まいが持ち家でない人に、コロナ禍で住宅の購入意欲が高まったか聞いたところ、14.4%の人が「高まった」と回答。そのうち、コロナ禍で住宅ローンを組むことに慎重になった人が67.3%を占めました。

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」

また、現在、住宅ローンを返済中の人に、コロナ禍によって住宅ローンの返済が苦しくなったか聞いたところ、「苦しくなった」は20.5%、「苦しくなっていない」は79.5%となりました。

まとめ

お金に関する認識の相違は、夫婦といえども深刻な状況に陥る可能性があります。パートナーがどのような意識をもっているのか、預貯金は十分にできているのかなど認識できていない人は、これを機に夫婦で家計管理について考えてみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」
調査対象:全国の20歳以上の既婚(配偶者がいる)男女1,000名
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2020年10月16日~10月17日
実施機関:スパークス・アセット・マネジメント株式会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:スパークス・アセット・マネジメント株式会社

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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