夫婦で力を合わせて家計を支える、共働き家庭。収入は多いに越したことがありませんが、どのくらいの年収があれば満足のいく暮らしを送ることができるのでしょうか。仕事と家庭の両立を希望する働く主婦たちが、現在の世帯年収についてどのように捉えているのか探りました。

現在の世帯年収に満足している人は、半数弱の48.3%

しゅふJOB総研が「世帯年収への満足度」をテーマに、働く主婦層にアンケート調査を実施。現在の世帯年収に満足しているか問うと「大いに満足」が7.1%、「やや満足」が41.2%で、合わせて48.3%と半数近い人が満足している結果に。「やや不満」が25.5%、「大いに不満」が14.8%と、不満な人は40.3%でした。

出典:しゅふJOB総研「世帯年収への満足度に関する調査」

現在の世帯年収に満足している理由とは?

世帯年収に「大いに満足」「やや満足」と回答した 48.3%の人は、どのような理由で満足しているのでしょうか。

世帯年収900万円以上の家庭は満足度が高い傾向にあるようで、

・子どもが2人いるが、2人とも中学~大学まで私立でも不安なく家計を回せる。経済的事情で断念はさせたくないため、子どもがやりたいことは何でもやらせられるくらいの金額があればいい(30代/900万以上)

・現在は夫婦で管理職として勤務しているので収入は十分あるが、収入が減っても今後はもう少しゆとりを持って働きたい(40代)

・家賃が15%に収まるような年収を望んでいる(40代)

など、仕事とプライベートのバランスがとれ、家計的にも安定感のある暮らしを実現している様子がうかがえます。一方、

・中途半端に世帯年収が多いので、高校無償化や私立高校の学費補助などが一切対象外。税金は多く収めているのに恩恵は受けられず腹立たしい。910万を下回っている方が望ましいのかもしれないとすら思う(40代)

・我が家はあわせて約1,500万円だが2,000万円は欲しい(50代)

など、より多くの年収を望む声も挙がりました。また、年収700~900万円未満の家庭からは

・大型家電の故障や治療費など、突然10万円以上の出費が発生しても困らない(40代)

年収300~500万円未満の家庭からは

・ちょっと旅行や買い物で贅沢ができるなど、日々収入について悩まなくていい状態がちょうど良いのではないかと思う(30代)

という意見もありました。

現在の世帯年収が「大いに不満」「やや不満」な理由とは?

世帯年収に「大いに不満」「やや不満」と回答した人の多くが、世帯年収500万円未満でした。年収100~300万円未満の家庭からは

・物価、子どもの習い事の月謝、税金など支出は年々上がっているのに年収は変わらないので、行楽に使うお金がどんどん減っている(50代)

・年金生活で最低限の生活はできるが、不足している。働けるうちに少しでも働いきたい(60代)

など、支出に対して収入が心もとないと感じている声が目立ちました。年収300~500万円未満の家庭からは、

・コロナでボーナスが出ない。せめて通常の年収は欲しい(50代)

・コロナで世帯収入が減っているのに、子どもを預けるのにお金がかかるようになってしまった。やむを得ずWワークを探している。学校も塾に行かないと、大学まで行けない状況(お金がかかる)(30代)

・現状でも何とか子どもの教育費は賄えそうだけど、年金が全くあてにならない以上、老後費用やマイホームの購入等の理想を形にするには、私の手取りを増やさないとどうしようもないと感じている(30代)

など、新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化や働く環境の変化にとまどう声や、老後に向けての不安が浮き彫りになりました。年収700~900万円未満の家庭からは

・子どもがどんな進路を選択したとしても諦めなくて良い年収が希望(30代)

など、子どもによりよい教育を受けさせるためにはより収入を偉いという声が。年収900万円以上の家庭からは

・収入が少なくはないが、家族の人数が多く出費が多いので、なかなかゆとりのある暮らしにならない(40代)

・我が家の主人の年収は1,000万だが、子どもが三人だと全く余裕がない。持っていかれる税金も半端ないのに、児童手当は年収制限で1人5,000円の特別支給のみ(40代)

と、一定の年収があっても子どもの人数や税金の関係でお金の余裕がないと感じている様子が伺えました。

現在の世帯年収に、満足でも不満でもない理由は?

世帯年収に満足しているか質問した結果、14.8%の人は「どちらとも言えない」と回答しました。その理由を問うと、

・子どもの成長とともにかかるお金も増えるので、給料ももっと上がっていってほしいが、社会情勢に左右されていてなかなか難しい(40代/300万以上-500万未満)

・睡眠時間を削って仕事をしなければ人並みに生活出来ない世の中はどうなのかと思ってしまう。奨学金を使わなくても子ども達が大学に通えるぐらいの世帯年収が稼げる様になりたい(50代/500万以上-700万未満)

・子どもが4人いて学費や習い事など他の家庭ではもっと色々な事をしてあげているので、多ければ多いほど良い(40代/700万以上-900万未満)

・子どもがやりたいと思うことも含めて、十分な教育を受けれる金額が理想(30代/700万以上-900万未満)

など、年収を問わず子育てを意識した回答が相次ぎました。

まとめ

世帯年収に対する満足度を既婚女性に質問した今回の調査では、世帯年収額が高くなるにつれ、満足度が上昇する傾向が顕著に現れました。しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎氏によると、世帯年収500万円未満で「満足」と回答した人がわずか22.9%なのに対し、世帯年収900万円以上で「満足」と回答した人は76.2%と、満足度に3倍以上の開きが出ているとのこと。

世帯年収額が満足感を左右する大きな要素であることは間違いなく、思い描いた生活を叶えるためには収入を増やす努力が必要となりそうです。

「世帯年収への満足度に関する調査」
調査対象: ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト「しゅふJOBパート」登録の既婚女性607名
調査方法:インターネットリサーチ(無記名式)
実施期間:2020年9月16日~2020年9月23日
実施機関:しゅふJOB総研

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:しゅふJOB総研

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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