「アクセントウォール」でおしゃれな部屋に。人気の素材・カラーを紹介

部屋の雰囲気を、気軽にチェンジできるのが「アクセントウォール」。壁の一部分だけを違う素材や色にして、空間に程よいアクセントを取り入れる手法です。ほんの少し冒険だと思えるような色や柄も、壁面の一部にだけならトライしやすいもの。アクセントウォールは専門業者に依頼するだけでなく、DIYできるものもあるので、気軽にプチリフォームが楽しめますよ。今回は、アクセントウォールの魅力や種類、取り入れ方などを紹介します。

アクセントウォールとは?

「アクセントウォール」とは、その言葉の通り、部屋の中で「アクセントとなる壁」のことを指します。 最近では、注文設計住宅だけでなく、建売住宅やマンションなどの集合住宅、さらにはリノベーション済中古住宅などでも人気の内装です。 インテリア上級者たちのSNSなどでも多く見られるアクセントウォールは、分譲・賃貸問わず人気に火をつけ、近年ではおしゃれな部屋をつくるうえで欠かせないアイデアとなっています。

アクセントウォールにはどんなメリットがある?

アクセントウォールは、部屋の中でも目線を集める「フォーカスポイント」。合わせる家具・照明・アートなどによって、素敵なインテリアショップやギャラリーのように印象的なインテリアに仕上がります。
種類を大きく分けると、ウッドパネル・ストーンパネル・タイル・クロスなどがあり、目指すテイストや好みによって使い分けることが可能。気軽に取り入れやすいのに、がらりと雰囲気が変わるので、部屋の印象をチェンジしたいときにぴったりです。
またLDKなどのオープンな空間でも、ワークスペースやキッズスペースなど役割の違う場所の雰囲気を少し変えたいときにも便利。アクセントになるだけでなく、ブルーは集中力が上がる、グリーンは心が癒やされるなど、色使いによってさまざまな心理的効果も期待できるなどメリットがたくさんあります。

アクセントウォールを取り入れる時の注意点
アクセントウォールに使われるパネルやクロスなどは、カタログやWebサイトの画像で選ぶことが多いのではないでしょうか。紙面や画面上と実際に見るのとでは、若干色調や風合いに違いが出る場合もあります。できれば、大きめのサンプルを取り寄せて実物を確認すると良いでしょう。最近では、DIYでも楽しめるシールタイプのクロスも多数展開されています。部屋に合わせて、好みのデザインや機能性(防汚性、防カビ性など)にこだわって選んでみましょう。

素材によって表情が変わる! アクセントウォールの種類

優しい木の温もりが魅力の「ウッドパネル」
ウッドパネルとは、木製のパネルのこと。ナチュラル感のあるインテリアが好きな人におすすめです。フラットな表面のタイプはすっきりとしたシンプルなインテリアに、凹凸のあるタイプは陰影がもたらす演出効果で、リゾートホテルのような重厚感を演出できます。レトロなカフェ風を目指すなら、深みのあるブラウン系のウッドパネルを選ぶのも良いですね。
色の濃淡や木目の表情など、豊かな個性がある木の素材を気軽に取り入れられるのがウッドパネル。リビングの一角やキッチンカウンターの周辺など、温かみをプラスしたい、やさしい雰囲気にしたい場所に取り入れてみてはいかがでしょうか。

取り入れたい場所:リビング・キッチンなど


空間に高級感をもたらす「ストーンパネル」

ストーンパネルがもたらす高級感は格別

石は高級感や重厚感を演出し、ワンランク上のおしゃれな空間をつくります。ラグジュアリーホテルの一室のような雰囲気をもたらす石は、さりげなく存在感を発揮します。
そんな石材の質感を気軽に取り入れられるのが「ストーンパネル」。天然石をスレート材にしたものやシート状にしたものなど、家庭でもDIYできるアイテムもあります。大理石などのラグジュアリーな石材はクールなモダンインテリアに、グレイッシュでマットな質感の石材はシャビーシックなインテリアが好きな人におすすめです。

取り入れたい場所:リビング・玄関など

 

小さく取り入れても華やかに仕上がる「タイル」

タイルが部屋にアクセントを与えます

色彩の豊かさと温かみのある風合いで、華やかな雰囲気をもたらすのがタイル。インテリアのアクセントとして、バリエーション豊富な色や柄を気軽に取り入れやすいのが魅力です。
一般的に耐候性、防水性に優れているタイルは、水回りなどの汚れやすい場所に部分使いするのがおすすめです。モダンな雰囲気に仕上げるならモノトーンタイルを、明るく楽しい雰囲気にするならモロッカン風のタイルやモザイクタイルなどはいかがでしょう。キッチンカウンターの周辺やガスコンロ周り、洗面台の周りだけなど、アクセントとして小さく取り入れるのも素敵です。

取り入れたい場所:キッチン、洗面所など


壁紙の色を変える(アクセントクロス)

グレーのアクセントクロスが空間に奥行きをもたらします

壁紙の色や柄を変える、アクセントウォールのなかでも特に手軽なタイプが「アクセントクロス」です。シールタイプのクロスなら、初心者でも比較的簡単に貼ることができます。また、貼ってはがせるタイプのものならば賃貸住宅でも使用できるところがうれしいですね 。選ぶ色によってイメージがガラリと変わるので、以下の人気カラーのポイントを踏まえて慎重に選びたいところ。

・グレー
インテリアを選ばず取り入れやすいのがグレー。ダークになり過ぎず、洗練されたスタイリッシュなインテリアに導きます。

・ダークブルー
壁面をキャンバスのように使ってアートを飾るのにぴったりなのがダークブルー。濃い色合いが空間を引き締め、クールな印象に仕上げます。

・グリーン
ナチュラルなインテリアになじむ、穏やかな雰囲気が魅力のグリーン。目にもやさしい色なので、リラックスしたいお部屋に取り入れたい色です。ライトグリーンなら明るい雰囲気に、青みがかったグリーンならスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。

・イエロー
心が明るくなるイエローは、家族だんらんの時間を過ごすダイニングなどにぴったりの色。濃いイエローを使いすぎると落ち着かない雰囲気になってしまうことも。クリームイエローなど淡い色合いなら、周りのインテリアにもなじむことでしょう。

まとめ

アクセントウォールは、アクセントとして空間をぐっと引き締めてくれます。リビングなどの広い空間でトライするのに躊躇してしまうなら、まずは洗面所やキッチンなど小さな空間から取り入れてみるのも良いですね。あなたもぜひ、アクセントウォールで自分らしい理想の空間をつくってみてはいかがでしょうか。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア