夏休みは帰省断念も「心の距離」を大切にしたい人が増? どういうこと?

新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの日常生活はイレギュラーな事態となっています。夏休みに関しても、学生は夏休み期間が短縮となり、社会人は在宅勤務を継続、移動にも未だ制限があり、過去に経験のない日々を過ごすことになるでしょう。例年は多くの人が里帰りをする夏休みですが、今年はどのような過ごし方を予定しているのでしょうか。

今年の夏休みは帰省よりも「近場のお出かけ」「お墓参り」へ

株式会社日本香堂が、「『コロナ自粛による生活者意識の変化』に関する調査」を実施。2020年の夏休みの過ごし方を聞いたところ、ショッピングや外食など「近場に出かける」が最も多く%69.4%、「お墓参り」が51.2%で、お盆の代名詞ともいえる「帰省」はわずか37.3%という結果に。移動条件と緩和したと感じる回答もあれば、外出を自粛しようと思っている人や迷っている人といった「慎重派」も多い結果となりました。

出典:株式会社 日本香堂「『コロナ自粛による生活者意識の変化』に関する調査」

帰省を自粛しつつも家族とコミュニケーションをとるには?

例年の夏休みは帰省をしている人も、今年は控える人が多いことが予想されますが、帰省する代わりに、人々は何をするのでしょうか。「電話やメールでいつもより頻繁にコミュニケーションする」が最多で51%、「画像や動画を用いていつもより頻繁にコミュニケーションする」が38.5%、「帰省土産の代わりに名次ストやお盆の供え物を贈る」が34.8%、「帰省を迎えてもてなす代わりに郷里の特産品や土産物を送る」が32.8%、「帰省自粛により会えない子どもや孫に『お盆玉』(小遣いやギフト)を送る」が21.3%と続き、帰省を控えて物理的距離を近づけることができなくなっても、会えない家族との「心の距離」を近づけたいと考える様子が伺えます。

出典:株式会社 日本香堂「『コロナ自粛による生活者意識の変化』に関する調査」

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため「社会的距離(ソーシャルディスタンス)」をとることが求められています。今年の夏休みは、そのために行動を制限されることが多いかもしれません。しかし、今回の調査結果により、心の距離(エモーショナルディスタンス)」は離れないように努力しようと考えている人々の心が伺えました。みなさんも、この夏は家族とのコミュニケーションをどのように育むか、考えてみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「『コロナ自粛による生活者意識の変化』に関する調査」
調査対象:全国の成人男女1,036名
実施期間:2020年6月23~24日
実施機関:株式会社 日本香堂

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社 日本香堂

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