コロナで増えた支出1位は「食費」、 安い食材を買うより実践している皆の節約法

新型コロナウイルス感染症の拡大は経済に大きな打撃を与え、世帯収入にも影響を及ぼしています。それに伴い、「支出における食費」はより広く、大きな問題へと発展しています。これにより、生活者の食費に対する意識はどのように変化したのでしょうか。

外出自粛により半数以上の人の「食費」が増え、家計を見直し

レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely株式会社が「食費に関する意識調査」を実施。今後減らしたい支出について問うと、1位が「食費」で71.4%、2位が「光熱費」で63.6%という結果に。在宅時間が増えたことが影響し、これまでよりも金銭的負担が増したと考えられます。

出典:dely株式会社「食費に関する意識調査」

新型コロナウイルスによる外出自粛の影響により、食費が変化した人はどのくらいいるのでしょうか。「食費が増えた」と回答した人は57.2%と半数を超え、新型コロナウイルス問題が食費を見直すきっかけになったか聞くと、「そう思う」が34.8%「どちらかというとそう思う」が48.3%で、合わせて83.1%にものぼりました。

出典:dely株式会社「食費に関する意識調査」

食材の使い切りやアレンジにより、食費を削減

家にいる時間が長くなったことで増えた食費を節約するためには、何をしたらいいのでしょうか。回答者が節約のために行ったこととして最も多く挙がったのが、「食材の使い切りやアレンジを意識するようになった」こと。「安価な食材を買う」よりも、食材を余らせず、賢くやりくりすることが求められています。

出典:dely株式会社「食費に関する意識調査」

食事づくりで「節約できていない」と感じるときはどんなときか聞くと、ここでも「食材を余らせてしまった時」という回答が最も多く集まり、ここでも「食材の使い切り」が課題である事実が浮き彫りになりました。

出典:dely株式会社「食費に関する意識調査」

食費による支出を減らすため、お菓子を買い控え

食費の中で支出を減らしたいジャンルを問うと「お菓子類」の支出を節約したいと答えた人が圧倒的に多く、77.7%にのぼりました。
新型コロナウイルス感染症が拡大してから、レシピ動画サービス「クラシル」内の、お菓子レシピの検索数が急増したとのこと。このことからも、既製品を買い控え、安価な手作りに移行する人が増えたことがうかがえます。

出典:dely株式会社「食費に関する意識調査」

節約したい食費の月額は単身で8,549円、2人暮らしで1万1,268円

具体的に、食費をどの程度節約したいと考えている人が多いのでしょうか。同居の人数に応じた毎月の平均的な食費と、節約したい金額を調べました。その結果1ヶ月あたりの節約したい食費は単身世帯で平均8,549円、2人暮らし世帯で平均1万1,268円となりました。

出典:dely株式会社「食費に関する意識調査」

まとめ

今回の調査結果からは、「節約したい金額」をはじめとする生活者の食費に対する意識の変化や実際の節約手段など、さまざまな動きが見えてきました。食費を節約するには、毎日の買い物や献立、調理に気を配るしかありません。食材は使いきれる分だけの購入を心がけ、節約レシピで賢く食費を削減したいものですね。

【調査概要】
「食費に関する意識調査」
調査対象:4,589名
実施期間:2020年6月2日
実施機関:dely株式会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:dely株式会社

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