消費税増税に合わせ、2019年10月から実施されたキャッシュレス・ポイント制度。高いポイント還元が魅力でスマートフォンを利用したQRコード決済を始めたという人も多いのではないでしょうか。経済産業省は2025年までにキャッシュレス決済の比率を40%に高めることを目標としていますが、その意外な追い風として、新型コロナウイルスの影響があることが判明しました。

新型コロナ流行前と比較し、7割が「外出が減った」と回答

Visaブランドのプリペイドカード「バンドルカード」を提供する株式会社カンムは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動の変化を明らかにすることを目的として、同カードの利用者1,229人を対象に「お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査」を実施。新型コロナウイルス流行前の2020年1月と比較して回答を募りました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、外出が減ったかを尋ねた質問では、74%が「外出が減った」と回答しました。

出典:キャッシュレス決済の『(株)カンム』調べ「お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査」

次に、「外出が減った」と回答した人に対し、外の店舗や施設でお金を使う頻度の変化について尋ねたところ、「週に4-5回」は31%から11%に減少した一方で、「週に1-0回」は11%から41%と、4倍近く増加したことが分かりました。緊急事態宣言発令による外出自粛の要請を受けて、お金を使う機会がぐっと減ったと考えられます。

変わる衛生意識。ATM操作や現金を触る際に衛生面が気になる人も

前の質問で「外出が減った」と回答した人に対し、衛生管理が向上したかを尋ねたところ、95%が「向上した」と回答しました。

出典:キャッシュレス決済の『(株)カンム』調べ「お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査」

また、お金の取り扱いについての意識は57%が「変わった」と回答しており、新型コロナウイルスの影響が現れていることが分かります。

お金の取り扱い意識が「変わった」と答えた人に対し、具体的にどんな場面でお金の衛生管理が気になるかを尋ねた質問では、以下のような結果になりました。

出典:キャッシュレス決済の『(株)カンム』調べ「お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査」

「硬貨を触るとき」が58%でトップ、次いで「ATMを操作するとき」56%、「紙幣を触るとき」52%、「レジの人と手指が触れ合うとき」49%、「スマートフォンを操作するとき」34%と続きます。やはり、不特定多数が触れている現金やATMを扱う場合に気になる人が多いようです。また、「自分自身がレジ打ちをしているので、紙幣を舐めて出されるのが嫌(30代)」、「セルフレジが増えてキャッシュレス払いするときでもタッチパネルが気になる(20代)」といった声も聞かれました。

新型コロナをきっかけに、キャッシュレス化が加速?

お金の取り扱い意識が「変わった」と回答した人に対し、どのように行動が変化したかを尋ねた質問では、以下のような結果になりました。

出典:キャッシュレス決済の『(株)カンム』調べ「お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査」

73%が「手をよく洗っている・消毒している」と回答。2位の「キャッシュレス支払いを選ぶようにしている」(45%)からは、現金に触れる機会を減らそうとする意識が感じられます。また、3位には「実店舗からネットショッピングに切り替えている」(27%)がランクイン。感染防止のために人との接触も控えようとする人が一定数いることが分かります。

また、全回答者を対象に、普段の生活で使うお金の割合について尋ねたところ、「現金とキャッシュレスが半々」28%と「半分以上がキャッシュレス残りが現金」23%、「ほぼすべてキャッシュレス」10%を合わせた61%が、半分またはそれ以上をキャッシュレスにしていることが判明しました。増税前の2019年6月に(株)カンムが実施した意識調査ではわずか4%だった「ほぼすべてキャッシュレス」と回答した人も、今回の調査では10%と大きく増加しています。

出典:キャッシュレス決済の『(株)カンム』調べ「お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査」

まとめ

政府は、感染拡大の状況が改善しない場合、緊急事態宣言の期間延長も視野に入れており、新型コロナウイルスの問題は長期戦となることが予想されます。本調査で、この事態が収拾した後も現在のようなお金の取り扱いへの行動が定着すると思うか尋ねたところ、76%が「思う」と回答していることが分かりました。今までは便利なため利用されてきたキャッシュレス決済ですが、今回の新型コロナウイルス感染拡大に伴う衛生意識の向上をきっかけに、私たちの生活に定着することになりそうですね。

【調査概要】
お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査
期間:2020年4月9日 ~ 2020年4月10日
方法:インターネット調査
対象:「バンドルカード」ユーザー 1,229 サンプル

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社カンム

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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