日本の中央部分に位置する愛知県は、古くから陸・空・海路の交通の要衝として栄え、戦国時代には織田信長と豊臣秀吉、徳川家康など三英傑をはじめ多くの武将を輩出した歴史ある地域です。

三大工業地帯の一つである中京工業地帯の中心である愛知県は、トヨタ自動車をはじめとする自動車関連企業が数多く存在し、瀬戸焼や織物等の伝統産業、航空宇宙などの先端産業に至るまで世界に誇れる優れたモノづくりの街として発展してきました。

また、美しい海と山に恵まれた自然豊かな地域で、名古屋城や清洲城、熱田神宮、東山動植物園、つぶて浦など観光スポットがいっぱいです。

今回は、そんな愛知県にある3つの難読地名をピックアップしました。皆さんは一体いくつ読めますか?

千種区(名古屋市)

千種区は、名古屋市の北東部に位置する地域です。

誰もが楽しめる市民の憩いの場「東山動植物園」

↓その答えは?

読み「ちくさく」

繁華街として知られる千種区の西部は、オフィスやビジネスマン向けの飲食店が立ち並んでいる商業・ビジネスの街です。ライブハウスや「千種文化小劇場」や「名古屋シネマテーク」といった演劇や映画を楽しめる施設も充実しており多くの人々で賑わっています。

自然豊かな丘陵地にある千種区の中央部には、閑静な住宅街が広がっており、名古屋大学をはじめとした学校や予備校が多い文教地区で、学生街としておしゃれなカフェなどもあり若い学生やファミリーが多く住んでいます。

また、東部は東山公園と平和公園の「なごや東山の森」が広がり、四季折々の自然を感じることもできます。

交通アクセスも便利で「東山動植物園」「日泰寺」「水の歴史資料館」などの観光名所や病院、図書館。区役所などの公共施設も揃っており名古屋市の中でも住みやすいと人気です。

知立市

知立市は、愛知県の中央に位置する自然豊かな地域です。交通の便がよく、名古屋市や岡崎市のベッドタウンとして発展しています。

今もかつての面影を残す「知立の松並木」

↓その答えは?

読み「ちりゅうし」

江戸時代には、東海道39番目の宿場町「池鯉鮒宿(ちりゅうしゅく、ちりゅうじゅく)」として栄えた馬市や木綿市の市場町でした。絵師の歌川広重が描いた「江戸時代の知立の風景」が残っており、当時の様子をうかがい知ることができます。

歴史ある観光名所が多く風情のある「東海道松並木」や約3万本のかきつばたが咲く無量寿寺の「八橋かきつばた園」などが有名で多くの歌人の歌に詠まれています。

また、知立市といえば知立神社の祭礼(知立まつり)で上演される「山車文楽」や「からくり」が有名です。山車文楽とは、山車の上で操られる人形芝居で国指定重要無形民俗文化財となっており、他では見られない珍しいものです。

地名の由来は、知立神社を建てた伊知理生命(いちりゅう)にちなむという説があります。

常滑市

伊勢湾に面した常滑市は、愛知県西部、知多半島の中央部分に位置しています。

土管と焼酎瓶が左右の壁面を覆う「土管坂」

↓その答えは?

読み「とこなめし」

「東海地方の空の玄関口」であるセントレア(中部国際空港)があり交通の便がよくベッドタウンとして発展。その一方で、常滑市は古くから窯業が盛んな街で、陶芸の街として伝統ある文化を育んできました。

常滑で生産されている常滑焼は日本六古窯(常滑焼、瀬戸焼、越前焼、信楽焼、備前焼、丹波焼)の一つに数えられており、「登り窯」や「黒板塀」「土管坂」などの風情ある景色が見られ、「やきもの散歩道」といわれる観光スポットとして人気です。

また、常滑には「大野海岸」や「坂井海岸」「りんくうビーチ」などの美しい海水浴場があり、シーズンには家族連れなどで賑わっています。

市名は、土壌に由来するとされ「常」は「床」(地盤のこと)、「滑」は「滑らか」という意味です。古くからこの地は粘土層の露出が多く、その性質が滑らかなため「とこなめ」と呼び、地名として定着していったと考えられています。

「難読地名」愛知県編、いかがでしたか?

日本にはまだまだ魅力ある場所がいっぱいあります。地名の由来、歴史、特徴などを知ることでその街のことをよりよく理解することができますよ。

(最終更新日:2020.07.21)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア

おすすめ記事