【新型コロナ】8割の親が子どもの「運動不足」に不安を感じる

4月7日、安倍首相が1都6府県を対象に緊急事態宣言を出すなど、新型コロナウイルスの感染拡大は私たちの生活に大きな影響を与えています。一部地域では3月に続き4月も臨時休校が決定し、特に子どもたちの生活は大きく変わったといえそうです。こうした子どもの生活への影響について、親はどのような不安を感じているのでしょうか。

8割の親が、子どもの「運動不足」に不安を感じると回答

子ども向けイベント「アクティブキッズフェスタ」を主催する一般社団法人bb projectは、子育て中の親105人を対象に「新型コロナウイルス感染症によるお子様の『生活面の変化』についてのアンケート」を実施しました。子どもの生活面における変化についての悩みごとを尋ねたところ、「運動不足」が80.9%でトップになり、次いで「友人とのコミュニケーション不足」72.3%、「勉強不足」21.9%という結果になりました。

出典:一般社団法人bb project「新型コロナウイルス感染症によるお子様の『生活面の変化』についてのアンケート」

また、「その他」と回答した人からは、以下のような声が寄せられています。

・おじいちゃん、おばあちゃんに会えないこと
・上の子も下の子も行動が制限されるので、ストレスが溜まってイライラ&ヒステリックになって大変です。
・外出できないストレス
・喘息で、外に出ると咳をします。広場でランバイクに乗ってる時に、咳をしたらその場にいた女性に何の咳か、うつさないかとかを言われました。それからは、喘息マークを身に付けたりしていますが、本人がショックを受け、人がいなくなる夕方に出たり、顔を真っ赤にして咳を我慢します。思いっきり、遊べなくなりました。
・子供たちの区切りの時期だったのに、イベントごとが中止になり、子供たちのメンタルのサポートが大変だった

出典:一般社団法人bb project「新型コロナウイルス感染症によるお子様の『生活面の変化』についてのアンケート」

外出の自粛や、行動が制限されることによる子どもへの負担を心配する声が多く挙げられました。

外出自粛の理由、どう説明している?

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、春休みに予定していたおでかけやイベントをキャンセルした人も多かったのではないでしょうか。こうしたお出かけができないことを子どもにどのように説明しているか尋ねた質問では、以下のような意見が挙がりました。

・7歳小1の子はコロナウィルスと理解しております。4歳の子はよくわかってないので病気にかからないようにするためあまり外では遊べないと説明している(7歳と4歳のお子様の親御さん)
・みんな我慢しておうちにいる時間なんだよ。と。(4歳と2歳のお子様の親御さん)
・何も隠さず伏せずハッキリと怖い事とつたえます(5歳と2歳のお子様の親御さん)
・万が一感染したら、パパ、ママ、お友達誰とも会えずに、一人病院で過ごすことになるよ。と説明。(5歳、3歳、2歳のお子様の親御さん)
・近くに祖父母が住んでいるため、祖父母の安全のためにと説明。(2歳、4歳、8歳、10歳のお子様の親御さん)

出典:一般社団法人bb project「新型コロナウイルス感染症によるお子様の『生活面の変化』についてのアンケート」

また、新型コロナウイルス感染症の終息後に子どもにさせたいことを尋ねた質問では、アミューズメント施設や旅行に出掛けたい、お友だちと遊ばせたいなど、今の生活で制限されていることを思いっきりさせてやりたいと回答する人が多く見られました。

まとめ

今回の調査では、多くの親が家の中で過ごす時間が増えることによる子どもの運動不足を心配していることが分かりました。日本スポーツ協会は、簡単なストレッチや体操を行うことで心と体を健やかに保つことができ、感染予防につながるとしています。ホームページでは家の中でできる運動遊びが紹介されているので、こうした情報をヒントにして、家庭で楽しみながら体を動かしてみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
調査期間:3月31日~4月4日
調査方法:過去のイベント参加者に向けたインターネット集計
回答者:105名

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:一般社団法人bb project

~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア