国内の道路を走行する自動車に必ず付いているのがナンバープレートです。普段から当たり前のように目にしていますが、改めて注目してみると知らなかったことが多くあることに驚きます。例えば数字の前に表記されているひらがなにも意味があることを知っていますか? また、実はナンバープレートには「へ」が使われていないのですが、そこにも意外な理由があるのです。今回はナンバープレートにまつわる豆知識をご紹介します。

知ってた? 車のナンバーに「へ」がない理由

自家用車を所有している人はご自身のナンバーを思い出してください。ナンバープレートは、地名の横の分類番号、その下にあるひらがなと数字4文字で構成されています。

普通車のひらがな部分 
「さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ」の29文字

軽自動車のひらがな部分

「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・よ・ら・る・ろ・を」の39文字

一方、ナンバーに使用されていないひらがなも存在します。まず1つ目は「へ」です。そういわれてみたら見たことがないなと思い当たる人もいるでしょう。これにはれっきとした理由があります。それは「へ」=「屁」を連想させイメージが良くないからというあまりにもストレートなもの。確かにせっかく大金を払って購入した車のナンバーが「へ」だったらショックかもしれません。

50音全部がナンバープレートに使用されているわけではありません

ほかにも使用されていないひらがなの意外な理由

「へ」以外にも使用されていないひらがながあります。それは「お」「し」「ん」の3文字。それぞれの使用されない理由を見てみましょう。

「お」…「あ」「す」「む」と見間違える可能性があることに加え、「を」と発音が同じであるため。
「し」…「死」を連想させ、縁起が悪いからという理由。
「ん」…発音しにくいことから使われていません。

見間違える可能性があることや発音しづらいなどは理由としても納得ですが、縁起が悪い、イメージが悪いという理由で使用されていないというのは、車が命に関わる乗り物だからでしょうか。ちなみに、4文字の数字も下2桁が「42」「49」のものは希望番号制度で指定された場合を除き、「死」を連想し、縁起が悪いということで使用されないそうです。

知らないと恥をかく? レンタカーには「わ」「れ」

レンタカーには「わ」を使用(軽自動車は「わ」)しています。最近では沖縄などの観光地を中心に、レンタカーの車両数が増えすぎたことが原因で普通車にも「れ」が使われるようになっています。ピッカピカの高級車に乗って、ドヤ顔でデートの待ち合わせに登場してもナンバーから「レンタカー」とバレてしまい、恥ずかしい思いをするかもしれないのでご注意を。

「わ」が使用されているのはレンタカー

事業用や駐留軍人車両用もひと目でわかる!

事業用として使用するために登録した車のナンバーは、普通車では「あ」「い」「う」「え」「か」「き」「く」け」「こ」「を」が使用されます。また軽自動車は「り」「れ」が使用されています。

ちなみに「E」「H」「K」「M」「T」「Y」は日本に駐留しているアメリカの軍関係者が使用(軽自動車は「A」「B」)されています。「よ」は日本で退役または除隊をした軍人の自動車に使用されています。珍しいアルファベットのナンバーは現役の軍人やアメリカ国内や在外基地から持ち込まれていることが多い特殊ナンバーなので、地域によっては見かけることがあるかもしれません。

まとめ

自分のラッキーナンバーや好きな数字、記念日のナンバーにしたいという場合は希望番号制度を利用します。対象となる車両は、自動車(自家用・事業用)と、軽自動車(自家用)です。希望ナンバーには「抽選対象希望番号」と「一般希望番号」の2種があります。

「抽選対象希望番号」に分類されるのは11-11や77-77など集中が予想される人気の番号です。これら特定の番号に関しては毎週抽選が行われます。「一般希望番号」とは抽選対象番号に指定されていない番号で、抽選することなく取得することができます。希望番号の取得はインターネットの希望番号申込サービスから24時間申し込みが可能ですが、販売店でも有料で代行してもらえる場合があります。

このほか、地域ごとに特徴あるデザインの「ご当地ナンバープレート」にも注目。ナンバープレートの枠の色は軽自動車が黄色、登録自動車の事業用車は緑色になります。図柄入りナンバーを交付してもらうには交付手数料と寄付金が必要です。交付手数料は軽自動車・普通自動車で7,000~9,000円程度。寄付金は払わないという選択もできますが、寄付金を支払わない場合はイラストの色がモノクロになります。

このように車のナンバーに関する豆知識を知っておくと、たとえ渋滞に巻き込まれてもナンバーを見ながらあれこれおしゃべりが楽しめるかもしれませんね。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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