進学や就職などの新生活に向けて引越しシーズンとなる3~4月。2018年ごろから、引越し価格の高騰や、引越し業者の予約がいっぱいで引越しができない、いわゆる引越し難民が社会問題化しています。そこで国土交通省は昨年より、経済団体を通じて引越し時期の分散の呼びかけを行っています。さらに今年は、経済団体へ民間企業の異動時期分散化の検討要請、国土交通省職員の人事異動時期の分散に向けた試行的な取り組みを実施するなど、新たな取り組みを実施する予定です。しかし、引越し難民の原因は、慢性的な人手不足によるところが大きく、すぐに解決することが難しいことから、今年も引越し難民が発生することが予想されます。そこで注目されているのが、業者を使わない自力引越しです。梱包材の製造・販売を手がける株式会社アースダンボールが、引越し経験がある全国の20代~40代男女を対象に行った「引越し」に関する調査から、自力引越しの実態や魅力について見えてきました。

2割強の人がが自力引越しの経験あり

引越し手段を決める際に、事前に調べたことを尋ねた質問では、「料金比較」が63.5%と最も多く、「業者の良し悪し」11.0%、「梱包方法・運搬方法」7.2%、「口コミ」5.8%、「当日の運搬時間」5.3%と続きました。引越しの際には、引越し費用に加え、新居の敷金・礼金、家具家電の買い替えなど、なにかと物入りなことから、費用面を重視する人が多いようです。

出典:株式会社アースダンボール 「引越し」に関する調査

また、今まで経験した引越し方法について尋ねた質問では、「引越し専門業者」61.0%の次に「自力」22.0%となっており、5人に1人は自力引越しを経験していることが分かりました。自力引越しを選んだ理由としては、以下の意見が寄せられました。

・「出来るだけ出費を抑えるため」(20代/女性/パート・アルバイト)
・「業者に依頼するほどの荷物の量ではなかったから」(20代/男性/学生)
・「なるべくお金をかけたくなかったから」(20代/女性/パート・アルバイト)
・「少しずつ好きな時間に片付けながら運べるから」(30代/女性/パート・アルバイト)

やはり費用面が大きな理由といえそうですが、自分流の自由なスタイルで引越しが可能なことも理由として挙げられました。

業者引越しとの差は2~4万円。費用面が魅力の自力引越し

荷物を運ぶ際の費用を抑えられることが魅力のひとつとして挙げられる自力引越し。業者に頼んだ場合と自力で引越しした場合の費用について尋ねた質問では、以下のような結果になりました。

出典:株式会社アースダンボール 「引越し」に関する調査

引越し専門業者を利用した引越しでは、「3万円~5万円」が26.2%と最も多く、「10万円以上」22.0%、「7万円~10万円」18.3%、「1万円~3万円」15.2%」「5万円~7万円」14.7%、「~1万円」3.6%となりました。一方、自力引越しでは「~1万円」69.3%がトップで、「1万円~3万円」19.7%、「3万円~5万円」7.1%、「5万円~7万円」1.7%、「10万円以上」1.3%、「7万円~10万円」0.8%と続きました。このことから、両者の差は約2~4万円で、自力引越しの方がリーズナブルなことが分かります。

他にも、費用を抑える方法として、以下のような声が寄せられました。

・「要らないものは捨ててなるべく自分で運ぶ」(20代/女性/会社員)
・「軽トラを借りて往復するのが一番お得」(30代/男性/会社員)
・「梱包も運搬も自力!大きくて運べない物は便利屋に手伝ってもらう!」(30代/女性/パート・アルバイト)
・「荷物が多い場合はトラックをレンタルし知人に応援を頼む!」(40代/男性/パート・アルバイト)

労力をかけることをいとわなければ、費用をしっかり抑えて引越しをすることができそうですね。

まとめ

回答者全体の約2割と、意外にも多かった自力引越し経験者。自力引越しをした際に困ったこととして、家具家電の運搬の問題が多く挙げられました。また、梱包材の手配や割れ物の梱包など、梱包関係の悩みもあるようで、薬局やスーパーなどでもらったり、ためておいたものを使用したりと、段ボールを再利用する人が約4割いることが分かりました。しかし、梱包の際に使う段ボールは、使い古しのものだと耐久性の問題や害虫が付いてしまう可能性があったり、ちょうどよいサイズを見つけるのが難しかったりします。最近は、自力引越し用の段ボールセットの販売サービスが登場しており、直接自宅に届くため買いに行く手間が省けるという利点があるようです。この春自力引越しに挑戦するなら、お金も時間も節約して、賢い引越しをしたいですね。

【調査概要】
「引越し」に関する調査
調査期間:2020年1月30日(木)~ 2020年1月31日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,087人
調査対象:全国20代~40代男女
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社アースダンボール

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