秋の深まり~春先にかけて欠かせない「暖房」。首都圏では、石油ストーブや石油ファンヒーターが使えないことが多く、暖房はエアコン頼みとなる家庭も多いのではないでしょうか。したがって、寒くてエアコンを使い始めると、それに伴って電気の使用量もアップします。一体どのくらい使用量が変わるのでしょうか。気温と電気の使用量の関係性についてまとめました。

気温と電気使用量の関係

まず、東京の月別平均気温と1世帯当たりの電気使用量の一覧をチェックしてみましょう。

出典:(東京の平均気温)気象庁、(1世帯当たり電気使用量)総務省統計局

記載されている電気使用量は、利用月ではなく料金の支払い月のものであることをふまえると、11月から3月の4ヶ月間の電気使用量が高くなっていることが分かります。

なぜ冬のほうが電気使用量が多いのか?

暖房を使い始める時期、使い終わる時期は?

電気の約4割は冷蔵庫、照明、テレビ、エアコンの4種類の家電製品に使われています。そのうち、使用頻度が季節によって大きく変わるのはエアコンだけ。

エアコンは、主に冷房が必要な夏と暖房が必要な冬に使いますが、冬は夏よりも室温と暖房の設定温度の差が大きいため、消費電力が高くなります。したがって、冷房を使う夏場に比べ、暖房を使う冬場のほうが、エアコンの電気使用量は多くなります。

暖房はいつから、いつまで使われるのか

上記の表によると、11月から12月にかけて電気使用量が増えているので、この間にエアコン(暖房)が使い始められていると考えてよいでしょう。

11月の東京の平均気温はおおむね10~15度。中旬以降は最低気温が10度を下回る日もあります。朝晩を中心に冷え込むようになり、暖房を使い始める人も多いのではないでしょうか。12月は平均気温が10度を下回り、最低気温が0度台となることも。朝晩だけではなく、日中も暖房が欠かせなくなります。1月もほぼ同様の傾向で、終日暖房が必要となるでしょう。

2月の平均気温は5度を上回る程度ですが、下旬になると日中の最高気温が15度を超える日も。しかし朝晩を中心に、まだまだ暖房は欠かせません。3月になると、平均気温も10度を超えます。日中の最高気温も20度以上となる日が目立つようになり、朝晩を除けば暖房が不要になる日が増えてくるでしょう。

4月は日によって最低気温が10度を下回る日もありますが、下旬になると最高気温20度を超える日が増え、最低気温も10度を下回ることがなくなるので、暖房を使う機会が大幅に減ります。

冬場の電気料金を節約するには?

暖房時の室温を20℃で快適に過ごすライフスタイルがウォームビズ(WARMBIZ)

環境省は、地球温暖化対策のため、暖房時の室温を20度で快適に過ごすライフスタイル、ウォームビズ(WARMBIZ)を提唱しています。20度という設定温度は低く感じますが、夏と違って服装での温度調整がしやすいため、意外と快適に過ごせます。

冬は夏に比べ、室温とエアコンの暖房の設定温度の差が大きいため、電気を多く使うもの。冬の暖房時の温度設定を1度低くすると、約10%の消費電力の削減につながります。冬場の電気料金を抑えたい場合は、推奨される室温20度を目安にしつつ、無理なく快適に過ごしたいですね。

また、空気清浄機を使って空気を循環させたり、厚手のカーテンや断熱シートを使用したりして暖房の熱を逃がさないようにすることも電気料金の節約につながります。首や手首、足首といった、体の中で冷えやすい部位を温めるのも効果的でしょう。防寒グッズを身につけるのもおすすめですよ。

暖房の使い始めや使い終わりに注意すること

電気料金が高くなることを意識しすぎないように注意

暖房でエアコンを使うと、電気料金が高くなることを意識するあまり、暖房の使い始めが遅くなったり、使い終わりが早まったりしがちですが、この点は注意が必要です。

優先すべきは自分や家族の体調。朝晩の冷え込みが強い時期などは、我慢せずに暖房を使用することをおすすめします。体温を調節する機能が低い小さな子どもや高齢者がいる家庭は、特に気をつけましょう。

まとめ

電気使用量から見て取れる暖房を使う時期は、おおむね11月から3月。エアコンでの暖房は消費電力も多いため、電気料金も高くなりがちです。必要なときだけ使う、服装で調整するなどの工夫で電気料金を節約したいですね。

ただし、電気料金の節約を意識しすぎるのは禁物。寒さを我慢するあまり、体調を崩すといった話は少なくありません。自分や家族の体調等を考慮しながら柔軟に対応しましょう。

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