もっと手軽に対策したい…9割のママが子供に花粉症対策も満足度低く

日本気象協会の「2020年 春の花粉飛散予報(第3報)」によると、2月上旬に九州、四国、東海、関東の一部から花粉シーズンがスタートし、3月から4月にかけてピークを迎えると予測されています。東京都では2月3日に都内でスギ花粉の飛散が確認されており、早くも花粉シーズンが到来しそうです。特に子どもの花粉症は年々増加しているといわれており、子どもの花粉症対策に頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。花王株式会社が花粉症・花粉症の疑いのある3才以上小学生以下の子どもをもつ女性を対象に行った「子供の花粉対策に関する意識・実態調査」から、子どもの花粉対策について考えました。

子どもの花粉対策を約9割のママが実施。一方で対策への満足度は30%と低迷

花粉症や花粉症の疑いのある子どもを持つ女性に、子どものために花粉対策をしているか尋ねた質問では、86%が対策をしていると回答しており、ほとんどのママがなんらかの対策をしていることが分かります。具体的に子どものためにしている・させている対策を尋ねた質問では、以下のような結果になりました。

花王株式会社調べ「子供の花粉対策に関する意識・実態調査」

最も多かったのは「マスク」の54%で、「内服薬」42%、「点眼薬/点鼻薬」39%、「空気清浄機」33%、「衣類を外に干さない」28%と続きます。薬の服用はもちろん、外出時の対策や室内の空気、身に着けるものなど、様々な方法で花粉対策を行っていることが分かります。

その一方で、子どもの花粉対策についての満足度を尋ねた質問では、「満足している」(「とても満足している」7%「やや満足している」23%)と回答した人は30%にとどまっています。

花王株式会社調べ「子供の花粉対策に関する意識・実態調査」

「満足していない」と回答した人の理由としては、「子どもが嫌がる」や「もっと簡単に対策したい」といった声が挙げられました。子どもがマスクや薬を嫌がる、洗濯物を部屋干しした際の花粉対策をしなければならないなど、ママの悩みは尽きないようです。

子どもに負担なく手軽な方法で対策をしたいママが多数

子どもの花粉対策について、子供に負担がかからない方法で対策をしたいか尋ねた質問では、「そう思う」(「そう思う」59%、「ややそう思う」34%)が93%、手軽にできるものはなんでも取り入れたいか尋ねた質問では「そう思う」(「そう思う」46%、「ややそう思う」37%)が83%と、非常に高い数値となったことから、多くのママが、子どもに負担なく手軽な方法で花粉対策をしたいと考えていることが分かります。

花王株式会社調べ「子供の花粉対策に関する意識・実態調査」

花粉症は免疫機能の異常により発生するため、腸内環境を整えて体の免疫機能を高めることで、アレルギー反応を抑えることが期待できます。腸内環境を整えるためには、普段から乳酸菌や食物繊維を多く含む食事を摂ることが大切です。乳酸菌を多く含むヨーグルトやチーズ、食物繊維の多いさつまいもやみかんなどは、おやつとしても取り入れることができるため、子どもでも簡単に摂取できそうですね。

まとめ

お天気アプリ「ウェザーニュース」が、北海道と沖縄県を除く全国を対象に実施した調査によると、58%が花粉症の自覚があると回答しており、花粉症はもはや日本人の国民病ともいわれています。また、花粉症は一度発症すると完治しないため、様々な対策を講じて症状を軽くすることや、悪化させないことが大切です。最近では、髪に花粉をつきにくくするシャンプーなどのアイテムも登場しているため、子どものいる家庭でも手軽に対策がとれそうですね。

【調査概要】
「子供の花粉対策に関する意識・実態調査」
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年12月20日~2019年12月21日
調査地域:全国
調査対象: 20~40代の既婚女性3,530名
<本調査>:スクリーニング対象者のうち「花粉症・花粉症の疑いのある3歳以上小学生以下の子あり」と
回答している人300名に実施
※データは小数点以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:花王株式会社

(最終更新日:2021.02.03)
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