マンションのリノベーション物件は新築と比べて何が魅力?

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春の新生活を機に、新しい物件への引越しを検討する人も多いのではないだろうか。物件選びにあたって知っておきたいのが、センスアップされた住空間などを理由に近年人気を集めている「リノベーション物件」だ。リノベーションによって部屋の設備や壁、床などが一新された中古物件は、新築に劣らない機能性を備えているものも多い。

ここでは、マンションのリノベーション物件の魅力やデメリットについて、新築物件と比較しながら見ていこう。

リノベーション物件の魅力とは?

リノベーション物件ならではのメリットは、家賃や新築同様の機能性の高さにある。

新築物件よりもリーズナブル

リノベーション物件は、都心など人気のエリアに多いが、家賃面では、同じような立地や間取りの新築物件よりもリーズナブルな物件がほとんどだ。
もちろん、同じ条件の中古物件よりはリノベーション物件のほうが高くなるが、新築に劣らない居住設備を持つため、魅力的なポイントといえるだろう。

新築同様の設備が導入されている

リノベーション物件は、改装にあたってより現代のライフスタイルに適した間取りに変えられたり、最新の設備が導入されたりしているため、新築同様の居住設備が備わっている。
中古物件でトラブルが発生しやすい水回りや電気系設備に関する不安もなく、快適に新生活をスタートできるというメリットが得られるだろう。

近隣住民やコミュニティ状況を事前に確認できる

新築物件のデメリットとして、集合住宅の懸念点であるほかの住民やコミュニティの状況を事前に把握できないことが挙げられる。
その点、リノベーション物件はそもそもある住宅の一室をリノベーションして貸し出し、もしくは販売しているため、あらかじめ確認できることが多く、引越し後の不安も少なくて済むだろう。

騒音や採光率などを現地で確認しておけば、住み始めてから後悔することも防げるはずだ。

リノベーション物件で注意したいポイントは?

リノベーション物件を選ぶにあたって注意しておきたいことは、共用部分はリノベーション対象ではないことと、立地についてのことが挙げられる。

共用エリアは新築よりも状態が古い

マンションのリノベーション物件の改装対象は専有エリアのみで、集合住宅の共用エリアについては改装することができない。外観や共用の廊下、エレベーターなどはリノベーションされておらず、古い状態のままであるケースも珍しくないのだ。

そのため、内見の際は共用エリアにきちんと清掃が行き届いているか、定期的に修繕が行われているかといった管理状況を確認することが大切だ。

希望する立地に好みのリノベーション物件があるとは限らない

リノベーション物件は増加傾向にあるが、物件数の状況は常に流動的であるため、すぐに希望に即した物件が見つかるわけではない。希望するエリアに好みの間取りや設備を備えたリノベーション物件が必ずあるとは限らないということは、頭に入れておいたほうがいいだろう。

新築の魅力とは?

新築物件の魅力としては、やはり未使用の物件ならではの新しさと、共用部分にも備えられた最新設備による利便性の高さが挙げられる。

誰も使っていない物件ならではの新しさ

新築物件の最大の魅力は、「誰も使用していない部屋である」こと。まっさらで新しい部屋に住むことはとても気持ちが良く、それだけでも価値があると感じる人もいるだろう。

最新設備が導入されている

もちろん、グレードによって差はあるため、すべての物件に該当するわけではないが、新築物件には最新設備が導入されていることが多い。共用エリアのセキュリティ性も高く、エントランスに2重のオートロックや防犯カメラなどを備えた物件も少なくない。特に、女性の一人暮らしには心強い設備といえるだろう。

新築物件で注意したいポイントは?

新築物件はリノベーション物件よりも価格が高く、物件のあるエリアも限られてくることがデメリットとして挙げられる。

家賃が高い

新築物件の場合は、未リノベーションの中古物件やリノベーション物件よりも家賃が高くなることは把握しておこう。

エリアがある程度限られる

新築物件となると、中古物件である未リノベーション物件やリノベーション物件よりも、物件のあるエリアが限られてくる。新築物件は都心部や、都市近郊の駅周辺など、利便性の高い場所に多く、エリアによってはほとんど見つからないというケースも珍しくない。

リノベーション物件と新築物件、どちらがいいの?

未使用の物件や共用部分の設備にそこまでこだわらないのであれば、新築物件よりもリノベーション物件のほうがメリットは多い。ここでは、リノベーション物件がおすすめである3つの理由を見ていこう。

リノベーション物件のほうが新築よりも家賃が安い

やはり新築物件と中古物件となると、価格に大きな差が出てくる。「新築至上主義」でなければ、部屋の設備も新築に劣らないリノベーション物件のほうが、快適に暮らしながら家計の節約にもなるだろう。

自分の好きな間取りにできる物件も

すでにリノベーションされている中古物件がある一方で、自分でリノベーションできる物件もある。その場合は、住み始めてからリフォームやリノベーションを施し、自分だけのこだわりの間取りや内装の部屋にできるという魅力がある。

ハイセンスな内装の物件でほかと差をつけられる

冒頭でも述べたように、リノベーション物件が人気である理由のひとつとして、洗練された住空間の物件が多いということが挙げられる。ハイセンスで斬新な内装の物件も少なくないため、一般的な物件と差をつけられる。

資金やライフスタイルに適した物件選びを

物件選びは、最終的には予算やライフスタイル、立地などを考慮して、その人なりの答えを出していくことになる。
迷ったときは、新築物件であればモデルルーム見学、リノベーション物件であれば内見などを活用して、比較・検討してみてほしい。

(この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています)

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