おでん「つゆ」は家で自作派、西は「厚揚げ」「牛すじ」割合高く(調査)

寒い日の定番料理ともいえる「おでん」。クックパッドが提供する検索データ分析サービス「たべみる」によると、クックパッドの「おでん」の検索頻度のピークは朝晩が冷え込み始める11月となっています。簡単に調理できるため、夕飯の献立に困った時のメニューとして重宝するという家庭もあるのではないでしょうか。

伊藤忠グループのリサーチ会社であるマイボイスコム株式会社が行った第2回「『おでん』に関するインターネット調査」から、おでんの楽しみ方についての実態を紹介します。

おでんの「つゆ」は自作が最多

おでんを食べる季節についての質問では、「冬」が68.1%、「秋」が23.9%という結果に。冒頭に紹介した「たべみる」の分析結果と同様に、肌寒くなる秋から寒い冬にかけておでんを食べる人が大半のようです。

また、自宅で食べるおでんは、「具材を購入し、つゆ・スープは自宅で作る」「具材と市販のおでんの素を購入し、自宅で作る」がおでんを食べる人の各4割弱。「コンビニエンスストアの店頭で調理されているおでんを購入する」は25.9%、10~30代では4割弱~5割弱となっています。

マイボイスコム株式会社プレスリリースより

次に自宅でおでんを食べる人に、どのような時におでんを食べるか尋ねた質問では、「温まりたい」が59.3%、「いろいろな食材を食べたい」が36.2%、「家族がそろう」が24.5%、「お酒のつまみ、お酒にあわせて」「お腹いっぱい食べたい」が各2割弱となりました。

一度にたくさん作ることのできるおでんは、家族団らんの際の料理としても活用されているようです。また、女性の回答者には「調理や片づけを簡単に済ませたい」という声も多く、料理を作る側にも歓迎されるメニューであることがうかがえます。

自宅で食べるおでんの内容やこだわりを紹介

自宅でおでんを食べる際、人気や定番の具はあるのでしょうか。好きなおでんの具を複数回答で尋ねた質問では、「大根」「たまご」がおでんを食べる人の7~8割、「こんにゃく」が5割弱、「厚揚げ」「もち入りきんちゃく」「牛すじ」などが各30%台となりました。また、「厚揚げ」「牛すじ」は、西日本で比率が高くなっており、地域によって少しずつ傾向が分かれるようです。

次に、自宅でおでんを食べる時の楽しみ方やこだわりについて尋ねた質問では、以下のような回答が寄せられています。

・たくさんの具材は入れずに好きなものを絞る。(男性29歳)
・からしと味噌だれの二つを使って味の変化をつける。(男性33歳)
・残りのつゆにご飯を入れて雑炊風にして食べる。(男性49歳)
・油揚げにひき肉+白滝を入れたものを追加することで、コストを抑えながらボリュームと味を引き上げる。(男性65歳)
・しっかり大根に火が通るように長時間煮込む。(女性28歳)
・翌日に具材を細かく切って、おでんの出汁で炊き込みご飯にする。(女性35歳)
・最後に煮崩れしないようにじゃがいもを入れます。(女性55歳)
・卓上コンロで温めながらのんびりとお酒をいただく。(女性72歳)

おでんは素朴な味わいでありながら、アレンジや工夫次第で何通りにも楽しめるのが魅力のようです。それぞれの家庭で受け継ぐ伝統のレシピがあるという人もいるかもしれませんね。

まとめ

おでんはメインのおかずとしてお腹がいっぱいになるだけでなく、お酒と好相性なのもうれしい料理です。冷え込む日につい食べたくなる味ではないでしょうか。煮込むほどに味が具材にしみこむため、複数日に分けて食べる人や、カレーや炊き込みご飯などに作り直して楽しむ人もいるようです。素朴でありながら様々にアレンジできるおでん、寒い冬にぜひ食べてみてくださいね。

【調査概要】
調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター
調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
調査時期:2019年12月01日~12月05日
回答者数:10,135名
調査機関:マイボイスコム株式会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:マイボイスコム株式会社

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