ポイントは「余白」と「ゾーニング」、映えるお部屋アレンジとは⁉

「楽しみながら生活を豊かに」をコンセプトのウェブマガジン『REISM STYLE』より、生活の中のさりげないワンシーンやアイテムを通して自己表現できる、とっておきの楽しみ方をご紹介いたします。

リズム株式会社リノベーション事業部主任・田原未弥子が、リズムの物件の入居者たちによるハイセンスなインテリアアレンジ実例を紹介する連載。第2回は、棚上ディスプレイのインテリアについてです。

お部屋が映える!インテリアアレンジ術 vol.1 壁面装飾

「棚」には生活に必要な物を置くという機能的な役割があるだけに、見た目はあまり気にしない…という方もいるかもしれません。しかし、ただ物を置くだけの場所を「ディスプレイ」する空間に変えるのも、インテリアのテクニックのひとつです。さっそくその実例を見ていきましょう。

まるでショップみたいなアクセサリー置き場

アクセサリーをはじめとする身だしなみ品をチェストの上に置いているのですが、まるでショップのディスプレイのように凝った陳列になっています。ただ整えて置くだけでなく、アクセサリーを広げて面で置いたり、それを置くトレイを設けてトレイ自体の色味をそろえたりしているところがポイントですね。

そして、何気にすごく効いているなと思うのがアートの額縁。これによって平面的だった空間が上に広がるだけでなく、一気に「ここは鑑賞するための空間です」という感じが出ていると思います。

余白と「ゾーニング」でさりげなくシックに

同じくチェスト上の空間ですが、こちらはあえて物でびっしり埋めず、余白を作ることでさりげなさや余裕を感じさせるディスプレイにしています。日々の生活で実際に使う物がポンと置かれているのですが、トレイを複数置いていて、「ここはこれを置く場所」と、それぞれゾーニング(区分け)されているんです。それが、見た目のすっきりさと実用性を高めていますね。

実用的な空間なのに、ミニマルで整っている

こちらも、日々の生活に必要な物が置かれた棚なのですが、とても整っていてクリーンな印象。どこか、仕立屋さんのような雰囲気もあります。置く物の数を抑えて置き方もきちんとそろえられているので、すっきりしているのかなと。

また、こちらはリズムの「壁塗装OK」の物件で、壁をご自分でアイボリーホワイトに塗り、棚色と合わせてクリーンな空間を作っている点も注目です。ミニマルですが、ミニマルアート的に尖った感じではなく、温もりを感じさせるところが素敵です。

日常感を排し、ホテルのような雰囲気に

ボックスの外観が黒で統一されていたり、ボトルがミニマルなデザインでそろえられたりしています。そういった「統一感」を持たせることで、実用的な物を置くスペースでありながら、日常感やごちゃごちゃ感を出さず、ホテルのようなシックな雰囲気にまとめています。

おもしろいのが、棚に時計が2つと砂時計が1つ置かれていること。すべて、「時間」に関連した物なんです!そんな風に、テーマ性のある物を等間隔に並べると、アートの展示物のようにも見えてきますよね。

細かな物がたくさん並んでいるのに、美しい!

ごちゃごちゃしがちな食器類の棚なのに、すごくきれいにまとまっていますね。その秘訣は、全体の色合いを統一しているところにあると思います。濃い色やビビッドな色は極力入れず、棚や壁の色も含めて淡い色合いを基調にしているところがポイント。無機質になりすぎないよう、程良く木の食器やカゴを入れているところも絶妙だと思います。

また、食材を瓶に移し替えたり、商品ラベルをはがしたりして、元の商品パッケージを徹底的に排除している点も、すっきり美しく見える要因です。

テーマをしぼり、自分の「偏愛」をディスプレイ

さまざまな物が陳列されていますが、よく見るとすべて「馬」をモチーフとしたアイテムなんです。こんな風に、自分の「偏愛」コレクションをディスプレイするのに、改めて棚というのはもってこいだなと思いました。

この方がなぜ馬が好きなのかまではわからないのですが、個人的にも馬は愛おしいフォルムだなと思います(笑)。

段ごとに世界観を統一してコレクション的に

お酒や小瓶、マスキングテープと、段ごとに統一したテーマ性が感じられる棚です。そのため、まとめるとごちゃっとしがちなアイテムでも、「意志を持って集めたコレクション」という感じが伝わってきます。

個人的には、上から2段目のマスキングテープを置いた棚が、外国のお菓子工場のようなポップさが出ていて、すごくおもしろいなと思いました。

棚上ディスプレイの4つのコツ

棚上をおしゃれにディスプレイしている人には、下記のような共通点がありました。

・色味やデザインを統一する
・余白を持たせる
・商品のパッケージやラベルを見せない
・ただ置くのではなく「陳列」されている

そして、「棚」という目につく場所だけに、どの方の棚上ディスプレイからも、置く物のデザインには徹底的にこだわるという気概が、ひしひしと伝わってきますね。
日常的な空間を非日常的に飾る棚上ディスプレイ、ぜひチャレンジしてください!

リズムの空間で心地よく暮らす。入居者さんのレポートはこちら
REISMなHito

(この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています)

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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