眠る場所としてカーシェアリング? 利用実態は意外とさまざま

最近は街中を走る車体によく見かけるようになったカーシェアリングのマーク。いったいどれくらい普及しているのか、11月にソニー損害保険株式会社が発表したカーライフの調査の中から見てみたいと思います。

自家用車を所有し、 月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女に対し カーシェアリングの利用経験を聞いたところ、1,000名の解凍のうち 「利用したことがある」は8.6%、 「利用したことはない」は91.4%と、利用経験者1割未満といいう結果となりました。

もちろん自家用車を保有している人々ですので、普段からカーシェアリングを利用することは少ないはずです。

そんな中でも1割未満の人たちはどうして「カーシェアリング」を使うのか、その理由に妙に興味がわきます。

「仕事場の代わりとして」や「休憩・仮眠の場所として」といった回答も

出典:ソニー損害保険株式会社

カーシェアリングを利用したことがある方86名に、 カーシェアリングを利用した理由を聞いたところ、 [自家用車保有前]の理由では「運転に慣れておきたかった」(40.7%)が多く、 自家用車を保有する前に、 運転に慣れるための練習としてカーシェアが利用されているようです。

[自家用車保有後]の理由では「自家用車とは違う車を運転したくなった」が多く、 36.0%となりました。 [自家用車保有前後共通]では、 最も多い理由は「乗ってみたい車があった」(30.2%)でした。 購入を検討している車や憧れの車を、 カーシェアを利用して運転してみたかったという方が少なくないようです。 そのほか、 「電話ボックスの代わりとして」(12.8%)や「仕事場の代わりとして」(11.6%)、 「休憩・仮眠の場所として」(10.5%)といった回答が1割を超えており、 移動目的以外の用途でもカーシェアが利用されている実態も明らかとなりました。

集合住宅設置例も、家計負担にもつながる

近年ではマンションなどの集合住宅の駐車場にあらかじめカーシェアリングの拠点を設置するケースも増えてきました。このような場所に住まいを構える場合、家計節約策としてカーシェアリングを利用するのも手です。

通勤や仕事で使っている人は別ですが、案外、自家用車は使っていない時間が長いものです。たまの外出や買い物のときに車を利用する程度や子どもが大きくなって使う頻度が減ったといった「ちょい乗りドライバー」の場合には、カーシェアを使うことで、車両代だけでなく、車検、税金、駐車場代、ガソリン代、保険料、整備費用などの維持費を抑える効果が期待できるのです。

たとえば、週に2回、1回1時間、土日にちょっと出かける、あとは子どもの送り迎えや買い物に使う程度の場合、月当たりコストで比較すると、なんとその差は月額約6.5万円。

・カーシェア利用:月額7,360円(※1)
・車(コンパクトカー)を買った場合:月額72,500円(※2)
(車両代 33,000円、駐車場代21,000円、保険・税金等17,600円、ガソリン代900円)

※1:A会社のプラン「スタンダードクラス、月額料金、距離、時間料金、サービス料金込み」の金額、月に8回(8時間)、1回あたりの走行時間1時間程度、月間走行距離60km

※2:コンパクトカー(デミオ2WD/AT 120万円相当)を3年間所有し、保険料10,000円/月、税金等7,600円/月、8時間/月、月間走行距離60kmで試算した場合

自家用車保有のカーシェアリング利用はさすがに少数派として続きそうではありますが、「住まい」や「家計」を考えるとカーシェアリング自体は身近になってきています。家計の収入を増やしたり、支出を減らしたりする効果も期待できる手段として計画のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

(以上、ARUHIマガジン「シェアリングエコノミーのすすめ。カーシェアを使って家計のスリム化を」より一部抜粋)

出典:PR TIMES

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア