【まとめ】世帯年収1,000万のレベル（家賃・生活費）と損得感

世帯年収1,000万円、結局損なの？ 得なの？

夫の年収を700万円とし、妻が専業主婦の場合と、妻が会社員で年収300万円・世帯年収1,000万円の場合で比較してみましょう。

まず、手取り金額の年収（額面）に対する率を比べてみると、世帯年収700万円の場合は約76％、世帯年収1,000万円の場合は約77％と、大きな違いはなく、どちらが効率的ということはありません（ただし、一人の年収で1,000万円だと税率が高くなり手取り金額の率は少なくなります）。

手取り額を比較すると、年収1,000万円の世帯のほうが毎月20万円ほど多くなり、使う金額も5万円多くなっています。支出の金額のうち、特に食費、教育費、教養娯楽費などで違いが表れています。

収入が多くなれば、その分、税金や社会保険料も多く収めなくてはなりませんから、損するのではないかと感じることもあるでしょう。しかし、使えるお金が増えるのはやはり魅力です。好きなことに、より多くのお金を使うこともできますし、使い道を増やすこともできます。選択肢が増えるのは、その分生活の豊かさにつながるといえるのではないでしょうか。