定期的に掃除していても、散らかりがちな子ども部屋。おもちゃや洋服に、学校の教科書などのモノで溢れる上に、外から持ち込んだ泥や砂汚れ、クレヨンやペンに、謎の汚れ…。あっという間に部屋が荒れた状態になってしまいます。
子ども自身で掃除をしてもらいたいけれども、なかなかうまくいかないですよね。今回は子ども部屋の片付けと掃除のポイントをチェックしていきましょう。

「片付け」と「掃除」の違いを教える

「片付け」と「掃除」の違いについて子どもと確認を

「片付け」と「掃除」という言葉を同じように使っていませんか? 「片付け」は散らかっているものを整理整頓すること。対して「掃除」は汚れを除去することです。この2つを混同していると、なかなか空間がきれいになりません。よほどの汚れがない限り、毎日掃除をしなくても問題ありませんが、片付けは道具やおもちゃを使ったら、必ず発生します。まずはこの2つの違いを親が理解し、子どもにも説明できるようにしておきましょう。

最初のうちは子どもと一緒に片付けを

子どもが実践しやすい片付けを行うことで習慣化していきます

なかなか子どもひとりで片付けられるようにはなりません。「使ったら元の場所に戻す」ということを根気よく教えていく必要があります。まずは子どもと一緒に片付けるようにしましょう。

ルールを決める

「おもちゃはこの箱にしまう」「絵本は本棚へ」というルールを確認しながら、一緒に片付けるようにしましょう。小さいうちは大人が片付けた方が早いので、ついつい自分でやってしまいがちですが、声をかけながら子どもと一緒にやることが大切です。収納する場所を決め、遊び感覚で片付けられると身につきやすくなります。棚やボックスにしまうモノのイラストを描いたラベルを貼るのもいいですね。

気をつけたいのはそれぞれのモノを使用する頻度。毎日使うようであれば、手の届きやすいところへ。使用頻度が低いモノであれば、クローゼットの中やスペースが空いている別の部屋に置いてもいいでしょう。

片付けの手間を減らす

クローゼットの戸を開け、ボックスを取り出して中にしまう。これだけで、片付けまでに3ステップかかります。片付けた方が良いことはわかっていても、その手間が面倒で放棄してしまう危険も。その場合はクローゼットの中ではなく、ふたのないボックスなどに投げ入れられるようにしたり、ハンガーラックに掛けられるようにしたりと、手間のかからない収納方法を選択するようにしましょう。

収納はエリアを分けるのがポイント

「学校の道具」と「おもちゃ」は分ける

学校の教科書や道具類、幼稚園・保育園で使うモノは、単独のスペースを確保するようにしましょう。おもちゃの中に紛れ込むと探す時間もかかりますし、途中で遊び始めてしてしまう可能性もあります。スペースが確保してあれば探しやすく、忘れ物も少なく済みますよ。

短時間で片付けられる仕組みを

1日中遊んだ後、夜にまとめて片付けようとすると大がかりになりがち。食事の前や就寝前など、生活の場面に応じて片付けるタイミングを作り、声をかけながらこまめに・短時間で取り組むようにしましょう。学校の掃除時間のように「片付けの音楽」を流すのもひとつの手かも。

それでも散らかる場合は、そもそものモノが多すぎると考えられます。子ども部屋に収納できる量は決まっています。モノが多い場合は、子どもに確認をして、1軍のおもちゃ・道具を子ども部屋で保管し、2~3軍は違う場所で保管を。時々入れ替えたり、処分していいおもちゃを選んだりしましょう。

掃除は週に1回の習慣を

毎日掃除しなくてもOK。汚れたときにだけすぐに対処を

空気の入れ替えは毎日すること

ある程度片付いていれば、意外と毎日掃除する必要はありません。窓を開けて換気したり、空気清浄機をつけたりして、空気の入れ替えはしておきましょう。

においが気になる前にゴミ出しを

気がつくと溜まってしまうゴミ箱のゴミ。お菓子の袋などが入っていると、においや虫害が心配になります。週に数回、ゴミの回収の前日にまとめるというルールを作りましょう。そもそも食べ物を子ども部屋に持ち込まないと決めてしまうのも良いですね。

週イチで棚のほこり取りと掃除機かけを

週に1回は棚の上に溜まったほこりを取り、掃除機をかけるようにしましょう。子どもがまだ小さくても、ほこりを取る掃除は専用ワイパーなどで簡単にできます。掃除機も自分でかけたがったら、とりあえず任せてみるのがおすすめ。掃除する意欲を大切にすることが肝心です。子ども自身がきちんと掃除機を動かせる年齢になったら、改めてやり方を教えましょう。集合住宅などは掃除機をかける時間にマナーがあることも併せて教えたいですね。

掃除が終わったら褒めることを忘れずに

子どもが掃除した後は、必ず確認を。できていないところを指摘するのではなく、まずはきれいに掃除できたことを褒めましょう。この先の人生、片付け・掃除とは切っても切れないもの。子どものやる気をアップさせて習慣づけることが生活力を身につけることにつながります。掃除リストを作って、できたことにシールを貼ったり、うまくいかなかった部分はどうしたらうまくいくのか、一緒に考えたりすると、子どもが嫌にならずに続けることができますよ。

汚れたらすぐに掃除する

クレヨンやペンの汚れが床や壁についている場合は早めの対処が肝心です。発見次第、掃除するようにしましょう。汚したことを怒ってしまいがちですが、そうすると子どもは汚れを隠すようになります。一息おいて、冷静に掃除の仕方を教え、「次からは汚れたときにはすぐ掃除すること」を伝えましょう。
また、子どもが泥だらけで帰ってきた場合は、子ども部屋に行く前に浴室に行くように促し、汚れを持ち込ませないようにするのが掃除の回数を少なくするコツです。

リビングが散らかってないか注意を

リビングはなるべく片づけておくこと

ソファの上に上着が放置されていたり、テーブルにいつまでも同じ雑誌が置いてあったり…リビングに片付いていない場所はありませんか? 子どもは意外とよく見ています。「ここは散らかっているのに、自分の部屋はなぜ片付けないといけないのか」という疑問を持ってしまうと、片付け・掃除に対するモチベーションが下がります。

日々の生活で、完璧な状態を維持するのはなかなか難しいもの。子どもの滞在時間が長いリビングだけでも、大人も生活習慣を見直して、使い終わったものは片づけるようにしましょう。

頭ごなしに「やりなさい」と言っても身につかないどころか、片付けや掃除に対してネガティブなイメージを持ってしまう恐れも。そうならないよう、片付けと掃除を行う時間を子どもとのコミュニケーションと捉えて、親子で楽しめるようになると良いですね。

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