「冬物衣料」を家庭で洗濯する人は8割! 一方で失敗談も

冬物の衣類は、ウールやカシミヤ、ダウンなど、家庭では洗濯しにくい素材のもののほか、コートやセーターといった、型崩れが心配なアイテムも多くなるのが一般的です。しかし使用頻度の高いアイテムをその都度クリーニングに出すとなると、お金も手間もかかってしまうもの。では、夏物に比べ高額になりがちな冬物衣類をどのようにお手入れするのが理想的なのでしょうか。宅配クリーニングの「せんたく便」が行った『「冬物の洗濯」に関するアンケート調査』から、冬物衣類の洗濯事情と賢い冬物のお手入れ方法について考えました。

冬物のお手入れどうしてる? 8割以上が家庭で洗濯

かさばるアウターやニット素材のアイテムが多くなる冬物衣類。同調査で行った、冬物衣類を家庭で洗濯しているかという質問に対し、83.9%が「はい」と回答していることから、圧倒的に家庭で洗濯をする人が多いことがわかります。では、具体的にどんなアイテムを家庭で洗っているのでしょうか。

出典:「冬物の洗濯」に関するアンケート調査

1位「ニット」40.9%、2位「セーター」37.9%、3位「ジャケット」9.8%となっています。最近はウォッシャブル加工の衣類やおしゃれ着用洗剤など、家庭でのお手入れがしやすいアイテムが増えていることも事実です。ただし、ネットに入れる、洗濯機を手洗いコースに設定するといった注意事項を守らないと、大切な衣類が傷んでしまう場合も。

実際に、次のような冬物の洗濯での失敗談が届いています。

「セーターやニットを干すときにハンガーの型が残ってしまったことがある」(兵庫県/20代/女性)
「ダウンジャケットを洗ったら、中綿が偏った」(愛知県/30代/女性)
「ファー付きのニットがモップのように固くなってしまい、柔らかなファーには戻らなかった…」(福島県/40代/女性)
「ふんわりしていたジャケットが薄くなってしまったことがあります」(静岡県/50代/女性)

せっかくのお気に入りの衣類も、素材感が損なわれたり型崩れを起こしたりしては、最悪の場合着られなくなってしまいます。ではなぜ、クリーニングではなく家庭で洗濯をする人が多いのでしょうか。

クリーニングに出さなかった理由として一番に挙げられたのは価格面の問題でした。

出典:「冬物の洗濯」に関するアンケート調査

「高い」が38.9%と最も多く、「持って行くのがめんどくさい」29.5%、「クリーニング店に出さなくても着られる」22.2%と続きます。1点ずつであれば軽い衣類も、まとめてクリーニング店に持って行くとなると重労働です。また、家庭でも洗濯可能な衣類の場合、わざわざお金を払うことをためらう人も多いようです。

大切な衣類を守るために、宅配クリーニングという選択肢も

同調査でのお気に入りの冬服があるかどうかの質問に対し、63.8%が「はい」と回答しています。冬物は夏物に比べデザイン性が高いものが豊富なことや、アウター類を中心に高額になる場合が多いことから、しっかりと吟味してお気に入りの一着を購入する人が多いのではないでしょうか。

続いて、冬服を長く着るかどうかの質問に対しては、95.7%が「長く着る」と答えました。

出典:「冬物の洗濯」に関するアンケート調査

冬物衣類は、お気に入りのアイテムを長く着たいと考える人が多いようです。そのためにはやはり、正しいお手入れが必須といえるでしょう。

もちろん家庭でもお手入れは可能ですが、シミや汗など自分では処理できない場合もあります。「かといって、忙しかったり、かさばったりして気軽にクリーニング店に持ち込むことができない」という人にぜひ知っておいてもらいたいのが、宅配クリーニングです。

宅配クリーニングとは、利用者が店舗に持ち込むのではなく、店側が利用者の自宅や会社などにクリーニング品の集配や配達をするサービスを指します。重い衣類をクリーニング店に持って行く手間が省けるだけでなく、クリーニング店よりも安い料金体系である場合が多いことから、急成長しているサービスです。現在は、ブランド品に特化している会社やリーズナブルなパックプランを用意している会社など、様々な特色を持つ会社が登場しています。自分の目的に合った会社を選んで賢く利用したいですね。

まとめ

厚生労働省の「クリーニング業の実態と経営改善の方策」という報告書では、クリーニング店やクリーニング取次所が減少する中、店舗を持たずに電話で受注し、車両で巡回して集配する無店舗取次所は年々増加し、2015年には1,869件になったとされています。宅配クリーニングもこの無店舗取次所に該当することから、需要が増加していることがうかがえます。長く愛用したい冬物のクリーニングには、自宅にいながらにして高いクオリティーで衣類のお手入れができる宅配クリーニングという方法を一度活用してみるのも、ありなのかもしれません。

【調査概要】
「冬物の洗濯」に関するアンケート調査
調査期間:2019年11月14日(木)〜2019年11月16日(土)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,117人
調査対象:全国20代以上の男女
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

ニュース参照元:PRTIMES
ニュース提供元:せんたく便

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