家飲みが好きな方なら「自宅にバーカウンターがあれば…」、そんな夢を一度は描いたことがあるのではないでしょうか。実は、賃貸物件でも簡単に憧れのバーカウンターが手に入ることができるんです。
以前、SNSで話題になったのが、設置日数1日で仕上がるバーカウンターの「BOXキット」。今回は製作を手掛けている洋画家の亀山さんに自宅用のバーカウンターについてお話をうかがってみました。

製作したきっかけは“男の浪漫”を実現するため

1日でバーカウンターの設置が可能に

存在感がありながら、インテリアに溶け込むウッディでおしゃれなバーカウンター。手掛けたのは、洋画家の亀山さん。自身の経験で培ったデザイン能力と短時間で限られたスペースに建て込むノウハウを「他のジャンルに活かせないか」と考えて誕生したのがこのBOXキットです。

亀山さんがこのキットを手掛けたきっかけは、“男の浪漫”を叶えるため。最初は、首都圏の賃貸物件などスペースが比較的狭めの住宅に住んでいるお父さんたちの居場所作りをしたかったそう。「秘密基地のようなイメージで、極狭だけど何時間でもいられるような趣味のスペースを作れないか…と思ってデザインしました」

最初に製作した「DARRELL I(ダレル1)」は無骨なテイスト
明るく柔らかい雰囲気に変化した「DARRELL Ⅱ(ダレル2)」

製作当初は、無骨なインダストリアル系のガレージなどをイメージしていたため、“趣味やこだわりのある男性”に需要があると想定していた亀山さん。

実際、最初に手掛けた「DARRELL I(ダレル1)」というタイプはアメリカンヴィンテージ&インダストリアルファニチャーというコンセプトで製作しました。しかし、2回目に製作した「DARRELL Ⅱ(ダレル2)」ではより広さを持たせ、サンプル作品の色味の印象からカフェのようなイメージを持たれたことから、女性のリアクションも多くあったのだとか。

ちなみに、色味はお好みに合わせて自由に選択できるそうですよ。

木の風合いを生かしたカウンター。サイズ変更も自由に可能

設置中のようす

1.素材について

木の風合いが好きだという亀山さん。壁面などの大部分に木目が特徴的な「針葉樹合板」(ラーチ材)を使用しています。カウンターなどは、それよりも硬い材質(米松など)の木材を使用。また、柱や足を置く部分には無垢材を使用しているため、重量感と木材本来の温もりがあり、一点物ならではの風合いを出しています。このように、部分ごとに材質を使い分けることで、強度や経年劣化による美しさにも繋がるそうです。

さらなる工夫としては、木の部分にはバーナーで焼き目を入れて木目を出してから、コンビステインというアルコール系の染料で染め、油性のクリヤー(ニス)で仕上げていること。また、鉄の部分はスチールやステンレスを加工したものにエイジング(意図的な汚し)をかけて、コーティングを施しています。

部屋内の壁は、DIYやガレージの内装等でよく用いられる「OSB合板」をコンビステインで青緑色に染色。さらに仕上げとして、全体にもエイジング(馴染ませるような汚し)をかけることで自然なヴィンテージ感を作り出しています。なお、過去の施工ではロフトの床材を畳に変更したこともあるのだとか。

自宅ながら、一気に雰囲気が出る

2.寸法について

大きさは、1,575ミリ×2,530ミリ×高さ2,700ミリ。ただし、設置する場所に合わせて自由に変更可能だそうです。また、カウンターだけの発注や、「ドアの勝手を逆にしたい」「ロフトを収納のみの機能にしたい」「スイングドアやカウンターを跳ね上げて中に入る仕様にしたい」など、要望に合わせて施工してくれます。

気になる機能性・収納力は?

内側にはハシゴが。上にのぼれるようになっている

1.機能について

さて、カウンターの内側はどうなっているのでしょうか? 外側にあるドアを開けるとハシゴがあり、そこから上にのぼることができるようになっています。上の部分はロフトになっていて、円窓からは周りの景色も眺望可能。子どもの遊び場にできるほどのスペースがあります。

バーカウンターの内装

円窓や通気口、マリンライトを配して船内をイメージした内装。ロフト下の奥の部分はデスクになっているので、隠れ家のような雰囲気を演出しています。大人ひとりがギリギリ動ける程度の広さですが、角を丸くして面を取り、人が通りやすいデザインに工夫されているそう。

また、カウンターの内側には一段低いところにもう一つカウンターが。ここで料理をしたり、作業をしたりと、人が中に入って本格的にカウンターとして使用することができます。

2.収納について

気になる収納についてもうかがいました。ロフトの部分はまるまる収納に使うことができるようで、さらには外側の右下の扉を開いた部分が収納になったり、デスクの上にも棚があったりと、見た目よりも収納スペースは多そうです。
また、既製品ではなくオーダーメイドのキットだからこそ、使う人のニーズに合わせて棚や収納スペースを自由に変更することができるのもポイントです。

お客様とのエピソードとカウンター製作への想い

実際にBOXキットをイベントで展示した際、亀山さんがお客さんからよく聞いたのは「同じぐらいのリノベーションをするとたくさんの業者が必要になってしまい、最終的にかなりの予算になってしまう」という声。

“簡単にできるリノベーション”という感覚で、設置自体は1日程度で完了するほか、必要がなくなったり引っ越ししたりする際には、簡単に片づけられる手軽さがBOXキットの魅力です。住まい以外にも、イベント会場やライブハウス、会社の休憩所などに置く使い方もできるそう。

亀山さんは「“男の浪漫”を形にしたかったので、その気持ちがお客様に伝わってストレートな感謝の気持ちをいただいたときは感無量です。造形作家としての冥利にも尽きます」と語ります。

自宅のバーカウンターでワンランク上の毎日を!

お酒が好きな人にはもちろんのこと、“隠れ家”を自宅に設置できるのはインテリアや趣味にこだわる人にもぴったりです。

リノベーションを考えている方はぜひ、自宅用バーカウンターも検討してみてはいかがでしょうか。

自宅用バーカウンター

取材協力/亀山 裕昭

【施工工程】
・お客様との打合せと設置現場の採寸
・工場での製作(1~2週間程度)
・現場での設置作業(1日程度)
【参考価格】

DARRELL I(ダレル1):68万円、塗装なし25万円
DARRELLⅡ(ダレル2):150万円
※価格は本体価格(デザイン料、LED・間接照明込)。送料と税、設置工賃は別途。
※仕上げにより価格が変わるため、まずは見積もりをご請求ください。

問い合わせ・注文先/亀山 裕昭
latex_cult@yahoo.co.jp
Twitter:@latex_cult 

株式会社チトセアート(東京都江東区新木場2-9-8)
Tel:03-3521-4301
Mail:info@cts-art.co.jp(亀山宛)
HP:http://cts-art.com/

※株式会社チトセアートにメールか電話、もしくは亀山さんのアドレスかTwitterにDM。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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