【傷み直結も】6割がクリーニングせずに季節モノ保管(民間会社調査)

秋が深まり寒い日が増え、そろそろ冬物衣料を出そうと考えている人も多いのではないでしょうか。クローゼットや押入れにしまっている冬物衣料は、クリーニングした状態の場合もあれば、前のシーズンに着た状態のまま放置している場合も考えられます。いったいどちらのケースが多いのでしょうか。
宅配クリーニングの「せんたく便」などを展開する株式会社ヨシハラが、全国20代〜60代男女を対象に実施した「衣替え」に関するアンケート調査によると、シーズンオフの衣料をクリーニングせずに保管している人は6割を超えている様子が明らかになりました。

クリーニングは「面倒くさい」と利用を控える人が多い

株式会社ヨシハラが実施した調査によると、「シーズンオフを迎えた服を、クリーニングに出してから収納してますか?」という問いに対して「していない」と答えた人が61.7%と過半数を超えていました。
その理由としては、「面倒くさい」50.2%が最も多く、続く2位は「持っていく時間がない」17.0%、3位は「次のシーズンのときに出せばいい」15.5%でした。時間をかけてクリーニング店まで衣類を持っていくことを面倒に感じている人が多いようです。

出典:株式会社ヨシハラ「せんたく便」 「衣替え」に関するアンケート調査

“着る前洗い”は衣類が傷む可能性大!

今回の調査では、クリーニングに出さずに保管していた服を、次のシーズンに着る直前に洗う(クリーニングに出す)という“着る前洗い”を行った場合のデメリットも明らかになっています。
“着る前洗い”をしている人が「衣替えの際にがっかりしたこと」として最も多く挙げていたのは衣類の「黄ばみ」43.6%でした。汗や皮脂が付いたままの衣類を長期間放置していると、変色する危険性が高いようです。そのほか、「ニオイ」19.8%、「虫食い」16.4%、「カビが生えていた」8.4%となっています。

出典:株式会社ヨシハラ「せんたく便」 「衣替え」に関するアンケート調査

店舗に行かずにクリーニングが出せる「宅配クリーニング」が増加中

そんな衣類のトラブルを解消するためには、面倒でも衣類をクリーニングしてから保管する必要があります。そこで最近注目されているのが、手軽に利用できる「宅配クリーニング」です。このサービスは、クリーニングしたい衣類を自宅まで取りに来てくれ、終わった後も届けてくれるので、店舗へ出向く手間を解消することができます。
厚生労働省の「クリーニング業の実態と経営改善の方策」によると、店舗を構えるクリーニング店や取次店の市場が縮小している一方で、クリーニング店舗を開設しないで車両で巡回して集配を行う「無店舗取次所(宅配クリーニング)」は年々増加しているようです。

出典:株式会社ヨシハラ「せんたく便」 「衣替え」に関するアンケート調査

今回の調査では、このような「宅配クリーニングを利用したことがありますか?」という質問に「ある」と答えた人は23.0%だったため、まだまだ一般的に浸透しているとは言えそうにありませんが、1度利用した人はリピートする確率が高いという傾向はあるようです。しかし、「宅配クリーニングを利用して困ったことを教えてください」という質問では、「受け取りの日が不明確だった」31.6%、「衣類が破損されていた」19.4%、「紛失」14.3%という意見も挙がっています。このような被害にあわないためには、信頼の置ける業者を選ぶことが重要なようです。検討する際には、料金体系や保証内容をしっかりと確認したり、口コミ情報を集めたりすると良いのではないでしょうか。

【調査概要】
■調査期間:2019年10月18日(金)~10月20日(日)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1,143人
■調査対象:全国20代~60代の男女
■モニター提供元:ゼネラルリサーチ

ニュース提供元:PRTIMES

情報提供元:株式会社ヨシハラ

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