新車よりメリット多い!? 失敗しない中古車選びの極意とは

車を購入する際に、中古車に関して抵抗感がなくなった理由の1つとして、ネット上で手軽に希望する車種の中古車を検索し、比較することができるようになったことが挙げられます。また実際に現物を見て選びたいという場合にも、郊外に大型中古車専門店が数多くあり、多くの車の中から希望や予算に沿って選べるようになったことも理由といえそうです。ただし新車の購入とは違い、メーカーの担当者から詳しい説明を聞くことができないだけに、不安に思う人もいるでしょう。そこで今回は失敗しない中古車選びのヒントやチェックポイントなどをご紹介します。

中古車のメリットとは?

価格が安い

中古車の最大のメリットは、何といってもその価格でしょう。仮に人気車種であっても一度使用したというだけで価格は下がります。加えてあまり人気のない車種だと性能は新車並みであっても価格はぐっと安くなるということもあります。中古車であれば予算的に諦めていた車種やグレードの車にが買える場合もあるのです。

種類が豊富

中古車はこれまでに販売されてきた車種やグレード、カラーなど豊富な選択肢から選ぶことができます。希望する車種の過去に発売された限定色や、モデルチェンジ前の旧モデルも中古車市場に出回っている可能性があります。店頭に希望する車がない場合でも、中古車専門店のオークションや、大手の中古車販売店であれば全国の店舗に問い合わせるなどして、希望車種を探すこともできるでしょう。

ワンボックスカーは新車・中古車共にファミリー層に根強い人気

納期が早い

新車も中古車も車の登録手続きに要する期間は、10日前後と大きく変わりません。しかし新車の場合は契約後に製造する受注生産が基本となっているため、メーカーに在庫がある場合を除き、一般的には納車まで製造期間やオプション取り付け作業なども含め1ヵ月ほどかかるのが一般的です。特に人気のある車種の場合は納車まで3ヵ月待ちとなるケースもあります。それと比較すると、中古車の場合は契約完了から納車まで、特に修理の必要などがない場合には1~2週間で納車されます。できるだけ早く車が必要な場合も中古車市場なら早く入手することができるでしょう。

販売店は実績に加えアフターフォローが充実しているところを選ぶと安心

価格だけに惑わされない購入時のチェックポイント

お得な値段の車を選びたい、と考えるのは誰しも同じです。しかし、値段ばかりを重視して車を選ぶと、後悔する場合もあるので注意が必要です。

走行距離の目安は年式1年×1万km

車の値段も確かに重要ですが、同じ年式、同じ走行距離、同じボディカラーなのに極端に価格が安いという場合にはそれ相当の理由があると考えてよいでしょう。また新車価格の半額程度で売り出される車の場合、年式と走行距離にも注意したいものです。車の年式が古いと価値も下がるということは周知の事実です。走行距離については年式1年に対して1万kmを目安にするとよいでしょう。

価格だけにとらわれず、走行距離や年式もチェック

修理歴は必ずチェック

一見新車のように綺麗なのに格安で売り出されている車は、事故車の可能性も考えられます。故障や事故によって損傷した車を整備して売っているため、値段も比較的安く、外観は全く見分けがつかない状態になっている場合がほとんどです。修復歴の有無は整備記録やメンテナンスシートを確認することでチェックができますので、販売店で必ず確認するようにしましょう。良心的な販売店は把握している限りの事故歴、修理歴は提示してくれます。

買い換える可能性があるならボディカラーにも注意

中古車取扱店では、人気のないカラーやグレードの車種だと同じ車でも格安にすることがあります。中古車を購入する際に同じ車種やグレード、年式、走行距離であれば、あえて人気のないカラーを選ぶとお得に購入することができます。反対に購入後に手放す予定がある場合は人気のないカラーやグレードだと引き取り価格が安くなってしまうことになります。ちなみに車種、グレードを問わず人気のカラーはパールホワイトと黒といわれています。買い換える際にできるだけ高く売りたい、という場合には購入時の価格が少々高めでも、いずれかの色から選んでおくほうが得策です。

中古車を購入し、限定色と同じカラーに塗装する人も

できれば試乗がオススメ

購入の際に試乗が可能なら、必ず乗ってみるのがオススメでしょう。走行音や乗り心地など試乗してみて初めて分かることが多いものです。しかし車検が切れていると公道を走ることはできません。また車検があっても事故を懸念して試乗に対応していない販売店もあります。その場合には担当者の運転に同乗させてもらうなどの方法もあります。

ローンは返済スケジュールを考えて

新車に比べて中古車は、乗り換え時期もそれだけ早くなります。車を手放してもなおローンだけが残ってしまうというケースは避けたいものです。乗り換えのタイミングも念頭において、いくらなら何年で払い終えるのか考えてローン年数を設定するようにしましょう。

交渉次第ではオプションをサービスしてもらえることも

まとめ

欲しい車種の値段が高くて手が出ないという場合でも、中古車だと予算に届く人もいるでしょう。また最近では車にかかる予算を抑え、住宅ローンや教育費などに充てるために中古車を選ぶという人も増えているようです。中古車は使用状況による個体差が大きいため、新車購入時以上に販売店とのコミュニケーションが重要となってきます。ネットや雑誌である程度の情報を収集した上で、何軒かの販売店を巡って比較検討するとよいでしょう。

<取材協力>
ベストトータルオート
創業20年の新車・中古車販売店。国産車、輸入車、トラックなどの商業車、移動販売車輌製作、バイクなど幅広く取り扱う。取扱車は随時ホームページにて掲載中。希望車を全国ネットワークから探す注文販売、委託買い取りなどにも対応。
TEL:087-889-0080

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア