家計管理のために、家計簿で支出入をチェックしている方は多いはず。しかし、支出入の金額を記入していくだけでは貯蓄や節約にはなかなか直結しづらいですよね。今回は、「家計簿をつけているのに貯蓄できない」「毎月、ほんの少し赤字…」など、家計管理にお悩みを抱えている方が実践すべき改善のポイントをご紹介します。家計簿の正しいつけ方や支出入の黄金比率をマスターして、“不安のない家計管理”を始めましょう。

そもそも家計簿って、どんなもの?

日本で家計簿が一般家庭の家計管理手段として、本格的に普及し始めたのは明治時代に入ってから。限られている収入を各項目にいくらずつ割り当てるのかを明確にすることで、ムダな出費をなくして効率良く貯蓄するために利用されるようになりました。以前はノートや手帳への記入が主流でしたが、現在はスマホアプリやパソコンの表計算機能を利用したものも多く展開されています。

家計簿をつけても貯金ができない理由は?

支出入を把握しているのに、なかなか貯金に直結しない場合も

家計簿をつけるメリットは、お金の流れを可視化できること。支出入をしっかり把握することで、ムダ遣いに気づき、家計改善のヒントを得られます。では、なぜ家計簿をつけているのに貯金に直結しないケースがあるのでしょうか。以下の“うっかり赤字家計”の要因リストを確認してみましょう。

【うっかり赤字に繋がるNGな家計管理】

1.ローン返済でカツカツ家計
「支払いはとにかく分割で!」と、高価な家電や嗜好品までローン購入している方は要注意。ひとつの返済金額は少額に見えるかもしれませんが、積み重なると家計を圧迫する大きな要因になります。
分割手数料が発生することも多いので、不動産や自動車など一般的にローン返済が選択されるもの以外は基本的に一括購入を選ぶようにしましょう。現在ローン返済に追われている方は、“新しい買い物は全ての返済が終わってから”と決めて、計画的に返済を進めてくださいね。

2.毎月の目標貯蓄額が決まっていない
「貯金は月末に余った分だけしよう」と考えていても、なかなかまとまった金額を残すのは難しいもの。貯蓄に回せていない方は、毎月の目標貯蓄額を決めることから始めましょう。給与やボーナスから自動的に貯蓄分が天引きされる「財形(勤労者財産形成貯蓄制度)」や少額から始められる「積立定期預金」など、先取り貯蓄をするのも有効です。

3.クレジットカード払いの多用
キャッシュレス推進が進む中、これまで以上にクレジットカードの使用頻度の高まりが予想されます。クレジットカード払いはメリットの多いペイメントサービスですが、収入に見合っていない金額を決済してしまうのは絶対にNG。支払日に口座へ入金できずに、やむを得ず分割払いやリボルビング払いを選択してしまうとムダな手数料が加算されてしまいます。
カードの使いすぎを防止したい方は、口座に入金されている金額内で即時決済可能なデビットカードに切り替えるのもおすすめ! 基本的にクレジットカード決済加盟店であればデビットカード払いにも対応しているので、利用できるシーンも多い便利な決済サービスです。

家計管理のコツ

家計の改善点をチェックして、改めて支出入の見直しを

しっかり家計管理をするためには、見直すべき点を抑えなければなりません。現在の家計にどんな改善点があるのかを明確にするために、3つのポイントをチェックしていきましょう。

見直しポイント1.各項目の支出の理想比率を知る

家計改善のためには、各項目の支出理想比率を知ることが重要。収入に見合っていない出費がある場合や特定の項目だけ極端に支出が多い場合は、支出割合を見直しましょう。

【収入に対する支出の理想比率】
住居費(家賃や持ち家のローン返済額):25〜28%
食費(交際費以外の外食費を含む):15%
光熱費(電気・ガス・水道料金):5%
通信費(インターネット回線やスマホ料金):2〜3%

見直しポイント2.ライフスタイル別の「外せない支出ポイント」を把握

健全な家計を保つためには、ライフスタイルに応じて支出の優先順位をつける必要があります。ひとり暮らしの場合は趣味や自己投資費用が高くても問題ありませんが、結婚や出産を経てライフステージが変化すると「生命保険料」や「教育資金」などを確保しなければなりません。効率的に家計簿をつけたい方は、”絶対に外さない支出ポイント”を都度見直していきましょう。

見直しポイント3.知らぬ間に増える、ムダな支出をチェック

「思い当たる節がないのに、なぜか毎月赤字になる…」とお悩みの方は、隠れたムダ支出がないか要確認。レシートやクレジットカードの利用明細チェックは、赤字状態脱却のきっかけに繋がります。不要なスマホのオプションサービスやコンビニでの買い物など、家計簿に書き込めていない“小さな隠れ出費”を探してしっかりと削減していきましょう。

自分に合うのはどのタイプ? 家計簿のつけ方 基本の”き”

自分に合ったツールを使って、継続して家計管理を行いましょう

家計簿には手書きやアプリ記入など、さまざまなつけ方があります。継続して利用するために自分に合ったツールを使用することがポイントです。いくつか家計簿ツールの例をご紹介します。

自筆で書き込むから可視化しやすい「手書き家計簿」
手書きで記入するノートや手帳タイプの家計簿は自分で支出入の内訳を記入していくため、残金の把握や毎月の決まった出費が分かりやすい点が魅力。自分好みのデザインやサイズを選べるので、楽しみながら家計管理ができますよ。

自動計算で賢く収支チェックができる「エクセル家計簿」
テンプレートとなるシートを作成しておくと、何度でも複製利用できるエクセル家計簿。金額や集計を自動で算出してくれるので、計算のややこしい年間集計や月別の各項目の金額差も一目瞭然です。

初心者の入門に最適!便利な機能がついた「アプリ家計簿」
家計簿の記入に慣れていない方や細かく記入していくのが面倒な方は、スマホアプリを利用するのがおすすめ。円グラフでの支出入表示や前月との比較機能など、使いやすい便利機能が備わっているので初心者でも気軽に家計管理を始められます。インターネットバンキングやクレジットカードとの連動もできるので、支払予定額を把握しやすいのも魅力です。

最近では「レシート撮影による記録」や「AIによる家計分析機能がついたもの」など、多種多様なアプリがリリースされています。いくつか試用して、自分に合うものを探してみてくださいね。

家計簿をつけることは収支バランスの確認だけでなく、“お金との向き合い方”を考える第一歩にも繋がります。「支出入管理→家計改善のポイントを発見、家計改善」の流れを繰り返しながら、ムダのない健全な家計にアップデートしていきましょう!

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