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マンションから一軒家に引っ越すと光熱費が高くなるといわれることがあります。これにはさまざまな原因があります。そのいくつかは、避けられない環境の変化の場合もありますが、引っ越す前に知っておくことで光熱費をある程度抑えることも可能です。ここでは、一軒家に引っ越すことで光熱費を左右する5つのことに的を絞り、原因と対策について紹介します。

建物面積が増えれば冷暖房費が増える

マンションから一軒家に引っ越すと光熱費が上がる原因の1つに、建物面積の違いがあります。一般的に一軒家はマンションよりも部屋数が多かったり、間取りが広かったりと建物面積が広くなる傾向があります。不動産経済研究所の調べによると、東京23区内で2016年3月~2017年3月に販売された物件の平均床面積は、マンションの場合65.9平方メートル、一軒家の場合97.9平方メートルです。つまり、一軒家のほうが32平方メートルも建物面積が広いということになります。これは東京23区に限ったことではなく、一軒家の建物面積は東京都下では約25平方メートル、神奈川県、埼玉県、千葉県でも平均約28平方メートル、マンションよりも広いことが同調査で明らかになりました。

このように、マンションから一軒家に引っ越すと多くの場合建物面積が広くなります。すると冷暖房を使用する部屋の体積が増え、照明の数も多くなるため光熱費が増える傾向となります。また、マンションのような集合住宅では近隣の部屋同士が壁を挟んで隣り合っているため、冷暖房の効率が良いという特徴があります。一方、一軒家では壁の外は、夏は暑く、冬は寒い外気ですから、その分冷暖房の効率は悪くなりがちです。これらのことから、マンションから一軒家に引っ越すと冷暖房費が増えるのは当然といえるかもしれません。

各部屋で冷暖房すれば光熱費は増える

マンションと一軒家では間取りにも違いがみられます

マンションでは一般的には物件内に階段はありません。また、狭い空間を有効利用するため部屋の出入り口をリビングにつないだリビングイン設計で、廊下などのスペースを減らすなどの工夫がなされているところもあります。このような部屋同士が隣り合って扉などで仕切られている間取りの場合、扉を開けて空間をひと続きにすれば1ヶ所の冷暖房で複数の部屋を暖めたり、冷やしたりすることが可能です。一方、一軒家は平屋もありますが2階建ての場合が多く、各部屋が階段や廊下などで1つ1つ区切られている間取りが一般的といえるでしょう。

こうした場合、部屋ごとに冷暖房をしなければならない一軒家のほうが光熱費がかかる傾向があります。しかも、一軒家はマンションに比べて窓が多く、日当たりや風通しが良いという特徴があります。こうした環境は、住み心地はいいのですが、断熱という意味では外気の影響を受けやすく冷暖房の効率が悪いものです。これは、窓のほうが壁よりも熱の出入りが多いという特性によるものです。複層の窓ガラスにしたり、窓を小さくしたりするなどの対策もできますが、一般的には、マンションよりは一軒家のほうが冷暖房の効率が悪く、冷暖房費が高くなるでしょう。

契約アンペアが上がると基本料金も上がる

一軒家に引っ越すと電気の契約アンペアが上がることも多く、それが電気代の高くなる原因の1つになる可能性があります。電気の契約アンペアはどのくらいの電気を同時に使用できるかを表しています。夕方などはキッチンやリビングなどで電気の使用量が多くなりがちです。また、先ほど述べたように一軒家では部屋ごとに冷暖房を使用している場合が多いので、マンションに比べ一度に使用する電気の量が多くなる傾向にあります。例えば、マンションでは30アンペアで済んでいた基本料金が、一軒家に引っ越したことで40アンペアに上がると、電気の契約基本料金が数百円高くなる可能性があるでしょう。

電気の基本料金は電力会社によって異なります。基本料金は検針票に記載されているので、一軒家に引っ越したらマンションの頃の基本料金と比較してみましょう。電化製品を新たに購入していないのに契約アンペアが大きく設定されすぎている場合には、電力会社に電話して契約アンペア数を小さくしてもらうことも可能です。しかし、契約アンペア数が大きくなっても使用した電気量料金の単価は変わりません。つまり、部屋や廊下の電気をつけっぱなしにしない、ドア続きの部屋はドアを開けて1台の冷暖房機で済ませるなどの節約をすれば、必ずしもマンションに比べ電気代が高くなるとは限りません。

浴槽が大きくなれば光熱費が余分にかかる

一軒家に住みたいという人の中には、大きな浴槽で足を伸ばして入浴するのを楽しみにしている人もいるでしょう

一般的に、一軒家の浴室はマンションよりも広く、浴槽も大きい傾向にあります。しかし、浴槽のサイズが大きくなった場合、同じ深さまでお湯を入れようと思うと当然必要なお湯の量が多くなります。給湯システムは、ガスや電気など家によって異なりますが、必要なお湯の量が多くなれば光熱費が高くなることに変わりはありません。しかも、毎日お風呂を沸かしている家庭では、お風呂のお湯の量の差が1ヵ月の光熱費に与える影響は無視できないものになるでしょう。

つまり、一軒家に引っ越して浴槽が大きくなることで、光熱費が余分にかかる可能性があるということです。また、給湯器の種類によっても光熱費が左右されるので注意が必要です。給湯器には大きく分けて、ガス給湯器と電気給湯器の2種類があります。ガス給湯器の特徴は必要なときに必要なだけお湯を沸かせることです。一方、電気給湯器は電気代の安い夜などに沸かしたお湯をタンクにためておくため、使用する湯量を少なくすることができれば光熱費を抑えることができます。また、初期費用なども異なるため、家族の人数や生活スタイルに合わせた給湯器を選ぶことで光熱費を抑えることもできるでしょう。

都市ガスがLPガスになれば高くなる

引っ越しによって都市ガスからLPガスに変わることでガス料金が高くなることがあります。光熱費の中でもガスは、給湯、コンロ、暖房機器など大きな割合を占めるものです。しかし、都市ガスとLPガスとでは料金体系が異なり、都市ガスが規制料金なのに対し、LPガスは自由料金で会社ごとに自由に料金を設定できます。例えば、2019年4月、東京ガスで供給している都市ガスの料金は約3,724円です。一方、一般財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センターの調べによると、東京都における同時期のLPガス20立方メートルの料金は平均で1万2,170円です。

このことから、同じガス使用量でも、都市ガスかLPガスかによって3倍以上も料金が異なることがわかります。都市ガスはサービスエリアが決まっているため、都市ガスの供給を受けられるかどうかは引っ越し先の一軒家の立地に左右されます。都市ガスのサービスエリア外の一軒家に引っ越す場合にはLPガス会社との契約が必要です。本来、LPガスの契約先は自由に選べるものですが、実際には建築会社が提携しているLPガス会社と契約するケースが多いでしょう。そのため、マンションで都市ガスを利用していた家庭などでは、一軒家に引っ越してLPガスを利用するようになり大幅にガス料金が上がってしまう可能性があります。

条件が変わることに納得できるかどうかが問題

一軒家に引っ越すと光熱費が上がるといわれていますが、それはさまざまな条件の変化に伴うものです。光熱費を比較するならば、マンションと一軒家の条件の違いにも注目してみましょう。それぞれにメリット・デメリットはありますが、対策次第で条件が変わっても光熱費を安く抑えることも可能です。一軒家への引っ越しを考えるなら、光熱費だけでなくこうした条件の変化に納得できるかどうかも大切な判断基準かもしれません。

(最終更新日:2019.10.05)

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