この記事は、約6分で読めます

クレジットカード保有率の高いアメリカ合衆国やカナダ、ヨーロッパ内でのキャッシュレス推進率ナンバーワンのスウェーデンなど…。21世紀に入り、推進されてきたキャッシュレス決済はますます多様化しています。“現金主義”といわれてきた日本でも、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、より高いキャッシュレス決済比率の実現が宣言されました。(経済産業省公表「キャッシュレス・ビジョン」より)

今回は、多様化するキャッシュレス決済のひとつである「スマホ決済サービス」について解説します。

  • キャッシュレス決済の種別

  • キャッシュレス決済にはいくつかの種類があります
  • 一口にキャッシュレス決済といえども、決済時の流れや操作によって種類が異なります。まずは、代表的なキャッシュレス決済「クレジットカード」「デビットカード」「電子マネー」、そして近年サービスが拡大している「スマートフォン決済」の4つの特徴とメリット、デメリットをチェックしていきましょう。

  • 各社のサービスは支払い方法や還元率など違いがあります
  • クレジットカード

    クレジットカードは、キャッシュレス決済の中でも国内でもっとも利用率が高いもの。実際に、クレジットカード会社のJCBが発表した調査結果によると、「2018年度のクレジットカード保有率は84%、平均保有枚数は3.2枚」と、多くの人が複数のクレジットカードを保有していることが分かります。

    クレジットカード決済は後払い方式で、カード会社の規定日に月間の決済額がまとめて登録口座から引き落とされます。分割・ボーナス払いなど、支払い回数や金額を調整できるので決済時の自由度が高いのがメリットです。便利な反面、“自分が支払える金額”以上の決済をしてしまわないよう注意しなければなりません。

    デビットカード

    見た目はクレジットカードと似ていますが、後払いではなく即時決済であるのがデビットカードの特徴。決済時に紐づけしている登録口座から引き落とされるので、使いすぎの心配がありません。口座にお金が入っていないと決済エラーで処理されないので、利用前には残高の確認が欠かせません。

    電子マネー

    事前に現金をカードにチャージして決済する電子マネー。交通系ICカード「Suica」や「PASMO」、イオン銀行発行の「WAON」、セブン・カードサービス発行の「nanaco」などが代表例として挙げられます。クレジットカードやデビットカードのように審査・口座開設の手間もかからず、手軽に使用できるのが魅力です。

    スマホ決済

    近年各社の市場参入が著しく、サービスが拡大しているスマホ決済は「QRコード」と「スマホ認証」に分かれています。店頭に掲げられているマークやCMでも馴染みのある「PayPay」や「LINE Pay」などはQRコード決済に属し、iPhoneやApple Watchなどで利用できる「Apple Pay」はスマホ認証決済です。

    PayPayのサービス概要・特徴

    2018年に実施された還元キャンペーンで話題になった「PayPay」。2019年5月には登録ユーザー700万人、加盟店数60万店舗を超え、今後も拡大が予想されているスマホ決済サービスです。特定のサービス利用時に適用となる10~20%の高額還元が魅力のひとつ。

    • 支払い方法

    ・PayPay残高(銀行口座からのチャージ)
    ・Yahoo!マネー
    ・クレジットカード

    • 決済方法

    ・加盟店にあるQRコードをスマホで読み取り、金額を入力
    ・支払い時にバーコードを提示して、加盟店側が読み取り

    • サービス登録方法

    STEP1.PayPay専用アプリをダウンロード
    STEP2.ユーザー登録後にログインして、SMS(電話番号)認証
    STEP3.支払い情報を登録

    LINE Payのサービス概要・特徴

    LINEが展開している「LINE Pay」は、新しくアプリのダウンロードや登録が不要なのが大きなメリット。また、他のスマホ決済サービスよりも決済方法が豊富なので、クレジットカードを所有していない方でも手軽にキャッシュレス決済を利用できるのが特徴です。2019年春の登録ユーザーは3,200万人、加盟店は133万店舗となっています。

    • 支払い方法

    ・銀行口座(都市銀行・地方銀行・ネット銀行など)
    ・店頭レジでのチャージ
    ・コンビニでのチャージ
    ・オートチャージ

    • 決済方法

    ・プラスチックカードによる決済
    ・スマホで加盟店にあるQRコードを読み取り、金額を入力
    ・オンライン決済

    • サービス登録方法

    STEP1.LINEアプリのウォレット上部にある「LINE Payをはじめる」を選択
    STEP2.利用規約確認、同意
    STEP3.自動的にユーザー登録完了

    楽天Payのサービス概要・特徴

    「楽天Pay」はインターネットショッピング利用時のみでなく、専用アプリでの実店舗決済も可能。楽天スーパーポイントの活用やポイントを重複して貯められるのが大きなメリットです。すでに楽天会員で支払いカードを登録している場合は、すぐに利用開始できるのでお手軽ですよ。

    • 支払い方法

    ・クレジットカード
    ・楽天ポイント、楽天キャッシュ

    • 決済方法

    ・セルフ(支払い店舗を選択し、金額を入力)
    ・スマホで加盟店にあるQRコードを読み取り、金額を入力
    ・支払い時にバーコードを提示して、加盟店側が読み取り

    • サービス登録方法

    STEP1.楽天Payアプリをダウンロード
    STEP2.楽天IDを登録し、ログイン(登録済みの場合は新規での登録不要)
    STEP3.支払いに必要なクレジットカード情報を登録

    スマホ決済を“もっと”お得に使う一工夫

  • やり方次第で、もっとお得に使うことができます
  • 各社がさまざまなキャンペーンを実施している中、「自分にはどれが向いているのか分からない…」とお悩みの方も多いはず。自分に合ったスマホ決済サービスを見極めるためには、利用シーンや特典をしっかり把握しておくことが重要です。スマホ決済を“もっと”お得に利用するための一工夫をご紹介するので、サービスを選ぶ材料にしてくださいね。

    PayPay

    PayPayでは、決済時にPayPay残高・Yahoo!マネー・Yahoo!カードを選択していると「常時3%」のボーナスが付与されます。Yahoo!カード以外のクレジットカードを選択している場合の還元率は0.5%なので、その差は一目瞭然ですよね。また、毎月実施されている「ワクワクペイペイキャンペーン」では、対象サービス利用時にソフトバンクユーザー・ワイモバイルユーザー・Yahoo!プレミアム会員に最大20%のボーナスが付与されます。

    LINE Pay

    LINE Payでは、利用金額に応じた特典が用意されており、ランクがカラー別に表示されています。特典の最大額は「100,000円以上の支払いで、翌月2%の還元」と高水準。クレジットカードでのチャージに抵抗がある方は、現金チャージに対応しているLINE Payに決済をすべてまとめると簡単・お得に決済できますよ。

    楽天Pay

    楽天市場のみでなく、楽天モバイルや楽天カードを利用されている方は楽天Payでポイントをお得に貯めていくのがおすすめ。店舗によっては、楽天Pay+楽天カード+店舗のポイントカード+楽天チェックアプリの4重獲りで最大13倍のポイントを獲得できます。期間限定のキャンペーンも多いので、楽天ユーザーは利用必須ですよ。

    “キャッシュレス戦国時代”とも呼ばれる現在。ユーザーはサービスの特徴や個性をふまえた上で最適なものを選択しなければなりません。支払い方法や利用可能店舗などを確認し、ご自身のニーズに合ったキャッシュレスサービスはどれか判断してくださいね。キャッシュレス決済を上手に活用して、今よりもっとお得で便利な生活を構築していきましょう。

おすすめ記事