インテリアにこだわる人たちの間で輸入壁紙が人気を集めています。数多くある海外のメーカーが作る壁紙は多種多様。日本では見たことのないような大胆なデザインやめずらしい柄の壁紙は、室内をより魅力あふれる空間にしてくれます。輸入壁紙の販売、施工をはじめ、壁紙を使った小物、関連アイテムの販売、ワークショップなども行っている「+BIRD」(クロスバード)の代表・左達亜紀さんに輸入壁紙の魅力についてお話を聞きました。

国内メーカーの壁紙とどう違う? 海外製の壁紙の特徴とは

海外における壁紙の歴史は古く、16世紀からヨーロッパやアメリカで親しまれてきました。最も古いといわれている壁紙はイギリスで発見された1509年製のものといわれています。日本国内で壁紙が一般家庭に取り入れられたのは1960年代、高度成長期のこと。しかし、日本においての壁紙はインテリアではなく、住宅建材の一部としてとらえられたものでした。そのため、デザインが無難で低予算で貼ることのできる、白系のビニール製の壁紙が長い間主流となっていました。現在でもそのイメージは根強く、日本製の壁紙の8割以上は白やベージュ系の無地、または無地に近い淡い色合いのものです。また海外の壁紙がショップやカタログなどから誰もが購入できるのに対して、日本のメーカーの壁紙は消費者向けには販売されておらず、住宅メーカーなどを通じて購入するのが一般的です。

また、日本の壁紙が「汚れにくい」「無難」「飽きない」「部屋が広く見える」という観点から選ばれることが多いのに対し、海外の壁紙はより個性を出し、好みの空間にするための大切なインテリアの一部であると考えられています。さらにヨーロッパやアメリカでは個人で壁紙を張り替え、気軽に模様替えをすることがめずらしくありません。カーテンやカーペット、家具などを新しくするように壁紙も気軽に貼り変えるのが一般的です。

輸入壁紙の楽しみ方

海外の壁紙はほとんどに柄があり、無地でも美しい色彩や複雑なテキスタイルを表現しているもので趣向が凝らされています。輸入壁紙を暮らしの中に取り入れてみたいな、と思っても「コーディネートが難しそう」「大きな柄は部屋が狭く見えるのでは」と不安を持つ人もいるかもしれません。輸入壁紙初心者の方におすすめなのがトイレなど狭いスペースの一面だけに壁紙を貼る「アクセントウォール」です。たった一面壁紙を変えるだけで全く違った印象になることにきっと驚くでしょう。自分で貼りたいという場合はあらかじめ取扱店などのワークショップで貼り方を教えてもらう方と安心ですね。ちなみに国内メーカーの壁紙の幅はほとんどが90センチメートルであるのに対し、輸入壁紙の幅は1人でも貼りやすい50~60センチメートルが一般的。このことからも海外では壁紙を使ったDIYが広く一般に普及していることがわかります。

専門店では実際に見て選ぶこともできます

大胆なデザインも意外としっくり

壁紙は空間に色やデザイン、テキスタイル感やアクセントを加えることで、部屋づくりをより楽しむことができる効果的なアイテムといえます。壁面は部屋の中でも最も大きな面積を占めているものなので、選ぶ壁紙によって部屋のイメージをガラリと変えることができます。「狭い部屋に大きな柄は余計に窮屈に見えるのでは?」という意見もありますが、輸入壁紙は部屋を広く見せることより、デザインを楽しむことができるという点が魅力のひとつ。大きな柄であっても色や柄により、全く違うイメージに仕上がります。また「壁面全体」「一面だけ」「一部分だけ」など、壁紙を貼るスペースによってもさまざまな表情が楽しめます。しかも、全ての部屋を同じテイストにする必要はなく、部屋ごとにモダン、クラシックなど好みによって自由に楽しむことができるのです。貼り替えも比較的簡単なので気軽に模様替えにチャレンジできるでしょう。

カタログからお気に入りを探してみてください
「これが壁紙?」と驚くような素材感のものも輸入壁紙ならでは

壁に貼る以外にもこんな楽しみが

「いきなり壁面に貼るのは不安だけど、輸入壁紙の雰囲気を楽しみたい」という人におすすめなのがパネルなどに貼って壁面に飾る方法。大きなサイズのパネルに貼ってインパクトのあるインテリアにするもよし、小さなパネルをいくつか飾ってニュアンスを楽しむのも素敵です。また空き箱などに貼ればおしゃれなボックスに大変身。不織布素材のものを選べば、初心者でも手軽に貼ることができます。

ボックスに貼ってお部屋のアクセントにしても
パネルに好みの壁紙を貼ってインテリアのアクセントに

まとめ

豊富なデザインが魅力の輸入壁紙。ソファーやテーブル、カーペットを選ぶようにインテリアの一部として輸入壁紙を取り入れてみませんか。専門店では実際に目で見て選べる商品のほか、カタログなども豊富に揃います。初めて訪れる人はきっとその種類の多さに驚くはず。暮らしの中に輸入壁紙を取り入れて、より心地よい空間づくりを目指してみましよう。

<取材協力>
左達亜紀(さだちあき)さん
+BIRD代表。壁紙のサンプルやアレンジのほか、照明器具、アクセサリーなど雑貨まで揃うショップ+BIRDにて輸入壁紙販売、リフォームに携わる。また輸入壁紙を使ったボックス作りのワークショップなども好評。
https://crossbird.stores.jp/
Instagram:@crossbird2013

(最終更新日:2019.10.05)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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