アルヒ主催「本当に住みやすい街大賞2019 in 東海」授賞式レポート/パンサー向井慧さん、北原里英さんが登壇!

2017年より、アルヒ株式会社が実施している「本当に住みやすい街大賞」。実際にその地域で居住している方の声を集め「住環境」「交通の利便性」「教育・文化環境」「コストパフォーマンス」「発展性」の5つの基準でランキングを選定してきました。

今回はリニア中央新幹線開業に伴い、再開発が進む名古屋にて実施。2019年8月7日、KITTE 名古屋 アトリウムイベントスペースにて開催された「本当に住みやすい街大賞2019 in 東海」の授賞式で、東海エリアの“本当に住みやすい街”ランキングTOP10が発表されました。

“憧れ”よりも“住みやすさ”を基準にランキングを決定

まずは、今回のイベントである「本当に住みやすい街大賞」選定委員長の櫻井幸雄さんと、審査員を務める不動産鑑定士のミッドポイント不動産鑑定株式会社の堀田直紀さんのお二人が登場しました。

櫻井さん(左)と堀田さん(右)

続いて、櫻井さんより大賞の選定基準についての説明が行われました。

今回のランキングは、これまで首都圏・関西・福岡で実施した際と同じく、アルヒの住宅ローン利用者の膨大なデータをもとに、「憧れ」よりも等身大の「本当に住みやすい街」を選定しています。

また「本当に住みやすい街大賞」では、より住民の声をランキングに反映させるために5つの審査基準を設けています。

まず、インフラ整備や衣食環境を中心とした「住環境」。そして、「働く」という視点において、名古屋・栄エリアなど主要駅へのアクセスが便利かどうかを図る「交通の利便性」。自治体の制度や安全・安心に暮らせる環境、自治体の「教育」に対する制度の充実度のみでなく、子どもたちにとって安全・安心に暮らしていける環境が整っているかなど「教育・文化環境」。総合的な視点から将来性を見据えた「発展性」。最後に、家賃や分譲価格、物価の相場などから判断した「コストパフォーマンス」。以上の5つの基準です。

いずれの基準も、住民の声を参考にしているため、よりリアルな住みやすさが判定可能に。さらにランキングは、アルヒの住宅ローンを利用しており、実際に住んでいる人が多い街の中からTOP10を選出しています。

ゲストのパンサー向井慧さん、北原里英さんが登場!

続いて、今回のプレゼンターを務める人気お笑い芸人のパンサー向井慧さんと、元AKB48で女優として活躍中の北原里英さんが登壇。

愛知県出身のお二人。司会者の「名古屋の魅力とはどんなところですか?」との問いに、向井さんは「名古屋の良いところを聞かれたときに、名古屋城以外にそんなにおすすめするところが実はないんですけど…。でも、住むにはちょうどいいんです」と県民の視点で回答。「でも、名古屋ってめちゃめちゃ都会だし、そういうところってほかにあまりないじゃないですか? “適度な栄え感”が名古屋の好きなところなんです」と続けました。

地元の話に顔がほころぶ向井さんと北原さん

さらに、司会者より「住む場所を選ぶときに、決め手になるポイントはありますか?」との質問が。

北原さんは「毎日のことなので、お買い物に便利なスーパーが近くにあってほしいなと思います。あとは、やっぱり交通の利便性は大事になりますね。女性なので、治安も気になります」とコメント。

向井さんは「住みやすい街というと、いろいろなものがありすぎるとゴチャゴチャしてしまうので、人の集まりやすい観光名所が近くにありすぎないほうがいいかなと思います」とのこと。

続いて、「東海地方の魅力は?」と聞かれると、北原さんは「名古屋は日本の真ん中なので、東京や大阪へもアクセスがいいのはいいなと思います。どちらも日帰りで行ける距離なのでいいですね」と、にこやかに語りました。

会場が盛り上がったところで、それぞれの出身地の話題へ。

愛知県一宮市出身の北原さんは、一宮近くの上小田井について「地元の友達が上小田井に住んでいて、近くに商業施設mozo(ワンダーシティ)もあって暮らしやすい街であると思います」と、友人が住んでいるエリアの魅力をアピール。また、愛知県近隣の「伊勢神宮や鳥羽水族館のある三重県や、郡上八幡や白川郷のある岐阜エリアも好きです」とのことでした。

一方、名古屋市熱田区出身である向井さんは「僕は神宮前駅に住んでいたので、ランクインしているとうれしいです。熱田神宮の近くの小学校に通っていたのですが、住環境が本当にいいんです」と回答。お二人から強い地元愛が感じられました。

気になるランキング結果は?

そして、いよいよ「本当に住みやすい街大賞」の発表へ。まずは6位から10位まで一挙に紹介されました。それでは、どんな街がランクインしたのか見ていきましょう。

まずは10位から6位まで発表!

10位:吹上(名古屋市交通局 桜通線)

吹上について、櫻井さんより「歴史もあり、名古屋や栄へのアクセスもよく利便性が高いエリアです」とのコメント。利便性の高さが決め手となって、ランクインしました。

名古屋や栄などに行きやすく、静かな住環境が整っている人気のエリア。リニア中央新幹線開業に向けてますます利便性が高まり、今後も安定的な需要が見込まれることになりそうです。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第10位 吹上(愛知県名古屋市):人気の千種区の中では狙い目。買い物やレジャーに便利な成熟した街

9位:中津川(JR 中央本線)

「自然もあって、2027年開業のリニア中央新幹線が隣の美乃坂本駅に接続するかたちで設置される予定があるため、今後は周辺環境が変わってくるかと。比較的、コスパがいいのも人気の理由かと思います」と堀田さん。コストパフォーマンスの良さや将来性が評価につながったようです。

向井さんも、「名古屋の子どもなら、校外学習で一度は絶対に行くエリア。本当にいいところです」とニッコリ。

今後、中津川はリニア開業によって首都圏や名古屋駅への通勤が現実的になると言われています。駅周辺も大きく変わることが予想され、これから住宅需要が出てくるのではないかと注目が集まります。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第9位 中津川(岐阜県中津川市):宿場町の街並みと緑豊かな住環境。リニア開通で今後の発展が期待される街

8位:日進(名鉄 豊田線)

続いて、8位にランクインしたのが日進。

「昔から人気のある閑静な住宅地。豊田への通勤も便利なので住環境として人気があります」(堀田さん)と、豊田方面へのアクセスや落ち着いた住環境が評価されたようです。

近年、日進の近隣には大型複合商業施設「プライムツリー赤池」が誕生し、静かな環境ながら今後の発展が予想されています。さらに2020年秋には「(仮称)ららぽーと愛知東郷町」が誕生する予定もあり、さらなる利便性の向上が期待されるエリアです。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第8位 日進(愛知県日進市):大型SC開業で利便性アップ。電車通勤も快適な自然あふれる街

7位:西春(名鉄 犬山線)

堀田さんより、「上小田井にあるmozoや、名古屋空港近くのエアポートウォークにも近いのがポイントだと思います」と説明。商業施設が近隣に充実している点が評価されました。

さらに、西春は直通で「名鉄名古屋」駅まで約12分(急行利用)、「伏見」駅まで約15分(地下鉄鶴舞線乗り入れ)と都心へのアクセスが良く、利便性に優れています。名古屋市内よりも地価が下がるので、コストパフォーマンスも良いようです。

北原さんも「地元の一宮が近く、友達も西春の高校に通っていたので、なじみがあります」と、懐かしそうな笑みを浮かべていました。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第7位 西春(愛知県北名古屋市):名古屋駅や空港へ直通アクセス! 高い人気を誇るベッドタウン

6位:茶屋ヶ坂(名古屋市交通局 桜通線)

櫻井さんより、「名古屋や栄など中心地に行きやすく、バスも使いやすくて便利なエリアです」とのコメントがありました。

駅近くには、約550戸の分譲マンションが竣工。新たにマンション建設計画もあるため、今後ますますの発展が予想されるエリアです。

以上、ここまでランキングが評価されると、「本当に意外な街ばかりで、まさに住むためのランキングですよね」と向井さんも驚いていました。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第6位 茶屋ヶ坂(愛知県名古屋市):名古屋中心部へアクセス良好。大型再開発が進み、ますます発展する街

イベントはいよいよ佳境へ。ここからは、5位から1位の発表です。

5位:多治見(JR 太多線)

「4~50年前は名古屋まで1時間かかっていたのですが、今なら35分程度で行けるので充分通勤圏内かなと思います。利便性と住環境が整っており、子育てもしやすいエリアということで評価されました」(櫻井さん)。

多治見は瀬戸物工場を中心にものづくりの街ではあるものの、最近では公園など緑も多くあり、良好な住環境が形成されています。北原さんも、「多治見には本当にほどよい自然があって、あったかい暮らしができる街かなと思います」とコメント。

さらに多治見駅の南側は2022年の完成を目指して再開発が進行しており、スーパーやオフィス、高層住宅棟も併設される予定で、今後の発展が予想されています。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第5位 多治見(岐阜県多治見市):再開発が進むホットな街。暮らしやすさも注目

4位:一社(名古屋市交通局 東山線)

「人気の東山線沿線エリアで、さらに隣がオシャレな街として有名な星ヶ丘。一社からは星ヶ丘まで歩いて行けるところも魅力の一つです。さらに、駅周辺にドラッグストアやスーパーがあって非常に便利」と堀田さん。

櫻井さんも、一社の魅力について「覚王山など東山線の東側エリアは坂道が険しいが、一社は坂も比較的緩やか。高齢化も進みますし、足腰に優しいのはいいですよね」と語りました。

名古屋市内の主要路線である地下鉄東山線の東部エリアの中でも、地価や賃料水準が比較的抑えられているため、サラリーマン世帯にも人気のあるエリアです。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第4位 一社(愛知県名古屋市):転勤族も注目。教育レベルも高い新興住宅街

3位:徳重(名古屋市交通局 桜通線)

続いて、3位にランクインしたのが桜通線始発駅の徳重。

「新興住宅地ですが、道路や歩道が広くつくってあって暮らしやすい。高速の入り口も近いです。始発駅は電車で座りやすいので、電車通勤の人にも人気があります。さらにヒルズウォークという、駅直結スーパーがあるので雨の日も便利です」と、堀田さん。

「始発駅・大型商業施設がある郊外のニューフェイス」との呼び名が高い徳重は、閑静な住宅街としてファミリー世帯に人気があり、今後もますます人が増えることが予想されます。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第3位 徳重(愛知県名古屋市):憧れの始発駅がある郊外のニューフェイス。子育てしやすい環境も充実

2位:藤が丘(名古屋市交通局 東山線)

藤が丘は、地下鉄東山線沿線のおしゃれな街として人気の星ヶ丘、多くの商業施設が集う栄、セレブが住む町として有名な覚王山へのアクセスも便利なエリアです。

堀田さんは、藤が丘の人気の理由について「始発駅なので、電車通勤のサラリーマンにも人気です。駅周辺にもスーパーがそろっており、暮らしやすいのが魅力です。さらに2022年秋には、近隣の長久手エリアにある“愛・地球博記念公園”に“ジブリパーク”が開業予定と発表されており、今後ますます注目される場所ともいえます」と語りました。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第2位 藤が丘(愛知県名古屋市):豊かな自然と新しい街並みが共存する、家族に優しい街

1位:高岳(名古屋市交通局 桜通線)

映えある1位に輝いたのは、「栄地区の歴史的居住エリア」との呼び声が高い高岳。高岳という名前が出た途端、「渋い!」と驚く向井さん。

1位は高岳!
北原さんからトロフィーを受け取る安藤さん(右)

高岳が選ばれたことで、東桜学区連絡協議会長の安藤喜治さんが登壇され、北原さんよりトロフィーが贈呈されました。

安藤さんは「驚いています。古い住民と新しい住民が仲良くやっていけるというエリアなので、選んでいただけて本当にうれしいです」と、笑顔で語りました。

ここで選定委員の櫻井さんより、高岳が選ばれた理由について「栄に近いものの、江戸時代から続く歴史のあるエリア。また、最近地価が高騰している栄エリアより価格も抑えられていて、コストパフォーマンスも申し分ない」との説明が。

名古屋駅周辺が注目を集めている中、高岳はまだコスパも良く、まさに穴場と言えるでしょう。さらに、歴史的建造物が集積する白壁・橦木・主税エリアが近くにある高岳は、落ち着いた住環境が整っており、今後も更なる注目を集めていきそうです。

>この街の魅力をチェック:【本当に住みやすい街大賞2019in東海】第1位 高岳(愛知県名古屋市):共働き世帯に人気の閑静な住宅街。県内屈指の進学校も集う

まとめ

登壇者全員で記念撮影

すべてのランキングが発表され、北原さんは「どの街も、名古屋や栄への利便性が良いので、納得のランクインだなと感じました」と話しました。

向井さんは「星ヶ丘ではなく、星ヶ丘の隣が選ばれるというのも『住みやすい街』のランキングならではと感じました。ただ、高岳のモニター画面だけ桜が満開なのが気になりました(笑)」と話すと、堀田さんより「高岳には名古屋で1番早く桜が咲くところがあるんですよ」と説明。
向井さんは「名古屋に住んでいてもそんなところがあるなんて、知らなかったです!」と驚いていました。桜の名所があるところも、1位に選ばれた高岳の魅力の一つかもしれません。

これまでの「本当に住みやすい街大賞」に続き、今回も予想外の街がいくつかランクインしました。東海エリアは、今後もリニア開業に向けて更なる発展を遂げ、地価もますます上昇すると予想されています。

東海エリアに住んでいる人・これから住みたいと思っている人は、今のうちからコストパフォーマンスに優れたエリアでマイホームを探してみてはいかがでしょうか?

(最終更新日:2019.10.05)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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