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ニーズや好みに合わせて細やかに作ることができるDIY。選択肢が多く、費用も抑えられるのも良いところです。今回はガラッと部屋の雰囲気を変えることができる壁紙に注目。DIY初心者でも壁紙を貼り替えるための方法を紹介します。

壁紙の種類

 

デザインはもちろん、素材や国産・輸入などさまざまな種類があります

(1)素材の違い

さまざまなデザインがある壁紙ですが、壁紙の素材にも布(クロス)、ビニール、紙などがあります。壁紙のことを「クロス」と呼ぶこともあるように、元々壁紙は布でできていました。丈夫で高級感のある風合いですが、貼るには技術が必要なので初心者向けではありません。

一般的なビニール素材は比較的扱いやすくなっているので、初心者はこちらを選びましょう。消臭や抗菌、汚れや傷に強いなどの効果がある場合もありますが、効果が高くなるほど値段も上がっていきます。トイレは消臭、キッチンは抗菌、子どもやペットがいる部屋は汚れや傷に強くするなど……部屋の用途を合わせていくようにするといいかもしれませんね。

(2)国産と輸入の違い

国産壁紙と輸入壁紙でも違いがあります。国産壁紙は幅が約90cmで統一されていて、1m単位で販売されていることが多いので、小ロットで購入でき、糊の有無や機能性など、選択肢も広いのが魅力です。

輸入壁紙は国によって異なりますが、幅が50cm程度からと狭くなっています。10m程度の1ロール単位で、糊なしタイプが販売されていることが多くなっています。ただ、輸入壁紙の魅力はメリハリのあるカラーや柄。海外のセンスを取り入れた部屋をすぐに作ることができます。また、幅が狭いと何回も貼る手間はかかりますが、張り替えが簡単というメリットも。どちらがいいのか、店舗で実際に比較してみてくださいね。

(3)接着タイプの違い

壁紙は張り替えの手順が重要。作業に関わってくる部分ですので、よく確認して購入するようにしましょう。

初心者ならば、貼って剥がせるタイプが一番扱いやすいでしょう

(A)糊なしタイプ

プロが使うことの多い壁紙です。壁紙の裏に糊がついていないので、自分で糊を貼る必要があります。糊の劣化に左右されないので、糊つきタイプより長期保存できるのだとか。糊にも生糊や粉糊、専用両面テープなどが販売されています。それぞれ手間と価格は異なるので、購入時にチェックしてみましょう。

(B)糊つきタイプ

剥離紙を剥がせば貼れるタイプです。糊なしタイプより価格が高くなりますが、糊を塗る手間がなくなる上に、こぼしたり、塗れていなかったりといったトラブルは少なくなります。

(C)貼って剥がせるタイプ

糊つきタイプにプラスした機能として、貼った後に剥がすことができる壁紙も。賃貸物件や頻繁に壁紙の張り替えをしたい方にはおすすめです。失敗してもリカバリしやすいというメリットも。

用意する道具

きれいに貼るために、道具もこだわりたいところですね

(1)メジャー

壁の高さや長さを測る必要があります。その際、コンベックスと呼ばれるメジャーを使うのがおすすめ。金属製のテープで、自立するので高いところを測るのに便利です。

(2)ジョイントローラー

ジョイントローラーは、壁紙を壁に圧着させる用途で使います。端やつなぎ目をきれいに仕上げる効果があります。

(3)地ベラ

金属製が一般的で幅広なヘラです。細かい部分にあてて印をつけたり、カッターで切る際にガイドしたりします。

(4)カッター

壁紙はカッターで切っていきます。ヘラでつけた印の跡を切ると美しく仕上がります。こまめに刃を折って、切れ味を保つようにしましょう。

ここまでの4点が最低限の道具になります。以下は、必要に応じて用意するようにしましょう。

(5)撫でバケ

撫でバケはブラシのような刷毛のこと。壁紙を貼った後、空気を抜いて密着させるのに使います。

(6)ヘラ(竹、プラスチック)

角を仕上げるときに便利な細めのヘラです。地ベラでも代用できますが、使うことできれいに仕上がります。

(7)糊用の道具

糊なし壁紙を使うのであれば、糊を入れるバケツや塗るローラー、刷毛、糊がはみ出た部分を拭き取るスポンジなどが必要になります。

(8)脚立

天井付近を作業するのに、足場が必要になります。椅子でも代用可能ですが、高さが足りなかったり、ひっくり返ったりするので、脚立があると安心です。

下準備

すぐに貼ろうとするのではなく、最初の下準備が肝心です

(1)必要な壁紙の大きさを計算する

メジャーを駆使して必要な壁紙の量を計算します。壁紙は縦に貼っていくこと、柄がある場合は重ねて張る必要があることを考えましょう。そのため、多めに買っておくと安心ですね。

(2)下の壁紙を剥がす

下の壁紙を剥がすかどうかの判断が必要になります。原状復帰が必要な場合や、短期的に貼りたいだけならば、あえて剥がす必要はありません。ただ、糊がつきにくい壁紙の場合は、上から貼った壁紙が剥がれやすくなってしまいます。また、でこぼこが大きい壁紙だと仕上がりに影響が出てしまう恐れも。

(3)不要なものを外す

さて、壁紙を貼っていくために、壁に飾っている絵や写真はもちろん、コンセントカバーも外します。横からマイナスドライバーを差し込むと簡単に外れますよ。また、壁についている棚も外した方がきれいな仕上がりになります。

基本的な貼り方

貼り方は壁紙の種類によっても若干異なります

(1)糊なしの場合

ビニール製の場合は壁に糊を塗り、長めに切った壁紙を貼って、ローラーや撫でバケなどで密着させます。端の部分はヘラをあてて印をつけ、カッターで切り取っていきます。糊がはみ出たらスポンジで拭き取りましょう。

(2)糊ありの場合

長めに切った壁紙を、剥離紙を剥がしながら貼っていきます。ローラーや撫でバケなどで密着させ、端をカッターで切り取る手順は糊なしと同じです。糊を拭き取る必要はありませんが、時間が経つと糊がくっつかなくなってしまうことがあるので、購入後は早めに施工する必要があります。

(3)2枚目以降の手順

1枚目は端から貼っていけばOKですが、2枚目以降は1枚目の柄を繋げていく必要があります。また、両端に無地の“ミミ”がついている場合も。そうした場合は柄をぴったり重ねて貼ります。その後、重なっている部分に金属ベラや定規などを当てて、2枚同時に切っていきます。そうすると不要部分を切り取ることができ、柄が連続しているように見えます。境目はジョイントローラーで密着すると目立たなくなりますよ。

(4)障害物の処理

コンセントや棚受けのついていた部分は、穴やネジ部分を覆うように貼ってから、穴を露出させます。コンセントカバーや棚受けをつけ直せば、境目が見えず、きれいに仕上がりますよ。

うまく仕上げるコツ

壁紙を替える場所を選ぶことが上手に仕上げるコツ。最初はトイレや洗面所など狭いスペースから取り組むのがおすすめです。一度やってみて、自分にとって難しい作業を把握しておくと、居室など広い面積の壁紙を替える際にも、スムーズに行うことができます。

また、初めての場合は複数人で作業した方がやりやすいでしょう。脚立の上り下りでも体力を消耗しますので、道具を取ってくれたり、水平かどうかをチェックしてくれたりする人がいるととても助かりますよ。

大がかりで大変そうな印象の壁紙の張り替え。しかし、やり始めてしまえば、同じ作業を繰り返していくだけなので、慣れると楽なもの。どんな壁紙を貼るのか考えるのもわくわくしますよね。いろいろなショップを巡って、自分好みの壁紙を見つけてください。

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