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近年「IoT」という言葉をよく耳にするようになりましたが、皆さんはどういう意味か知っていますか? 「IoT」とは、「Internet of Things」の略で、さまざまなモノがインターネットにつながることを意味し、スマートフォンやスピーカーを使って操作・制御することができます。CMなどで、スピーカーに話しかけて電気を消したり、外出先からスマートフォンを使ってエアコンをつけたりするシーンを見たことがある人も多いのではないでしょうか。そのように、インターネットを介して便利に機器を操作することが可能になるのです。

今回は、住まいを構成するさまざま建材・設備機器を展開する株式会社LIXILの酒井亮介さんに、同社が開発したIoTホームLink「Life Assist(ライフアシスト)」について伺いました。

IoTホームLinkLife Assist(ライフアシスト)」とは

酒井さん:

ライフアシストは、住宅のさまざまな設備や建材をIoT技術でトータルにリンクできる、住まいのリンクシステムです。このシステムを構成する主な製品は、「ホームコントローラ」と「リンクコントローラ」、「専用ルータ」です。「ホームコントローラ」は、住宅設備や家電の遠隔操作を行うほか、住まい全体のエネルギー状況を“見える化”します。このホームコントローラとインターネット環境があれば、エネルギー管理や家電の操作、建材の操作が可能になります。(※)

(※接続できない無線LANルータもあります)

酒井さん:

しかし、ホームコントローラだけでは、センサーやスピーカーを活用した自動操作ができません。そこで必要になるのが、「リンクコントローラ」(月額利用料が必要)です。このリンクコントローラによってセンサーやスピーカーを連携(リンク)させることで、「玄関ドアの電子錠を開けるとエアコンや照明がつく」いうふうに、一つのきっかけによって複数の動作を自動で起こすことが可能になります(アシストルール機能)。この両者を一括連携しているのが、「専用ルータ」です。

「ライフアシスト 」の仕組み(株式会社LIXILホームページより)
  • IoT導入で生活はどう変わった?

住まいにIoTを導入すると、どのような点が便利になるのでしょうか。ここで、ライフアシストを実際に導入した人の感想をご紹介します。

今回利用を始めたのは30代の共働き家庭のご夫婦。家事の負担を減らしたいと、LIXIL IoTホームLink「Life Assist」おうち自動化パッケージを導入しました。

【感想1】外出中の安心感がアップした

導入した感想として、まず挙げられたのが外出中に余計な心配をしなくてよくなり、安心感が増したこと。

「スマートフォンのアプリを使えば、外出先からでも玄関ドアの施錠確認ができます。万が一、鍵をかけ忘れてしまった時にもアプリから遠隔操作して施錠できるので安心です」と戸締りの不安が解消したそうです。

【感想2】家中をまとめて操作できる便利さ

「出かける準備で慌ただしい時も、エアコンや照明の電源スイッチを切ったり、シャッターを閉めたりといった操作をワンタッチで行えます」。

家中をひとまとめにして操作できるのもIoTのメリット。IoTホームLinkに対応している家中の対応機器を一括管理することができ、さらに自分の生活リズムに合わせて何をいつ動かすのかを選べます。

たとえば、冬場の早朝出勤などで、寒くて薄暗い時間に起きなくてはいけない場合、自分が起きる時間に合わせて、寝室とリビングといった離れた部屋のエアコンの温度やタイマーなどをまとめて設定することが可能です。

【感想3】操作性が良い

家中をまとめて操作できる便利さもさることながら、一連の操作性も好感触だったようです。

ライフアシストには、センサーやスマートスピーカーの感知をトリガーに設備機器を自動で動かすアシストルール機能があります。たとえば、玄関のドアを開けるとセンサーが感知して自動で照明やエアコンの電源が入ったり、スマートスピーカーに「いってきます」と声をかけると照明が消えて窓のシャッターが閉まったりするなど、生活シーンに合わせた設定ができます。

  • これから導入する際に注目すべきポイント

費用はどのくらい? 今の家電はどうすればいいの?

家を建てる前と建てた後、導入するならどっち?

酒井さん: ライフアシストは、現時点では新築向けの商品です。しかし、将来的には既存住宅のリフォームに対応した商品も展開する予定です。 また、今後は新しい建材のリンク操作も実現していきたいと考えています。例えば、トイレなどの住宅設備や、宅配ボックスなどのエクステリアも一括操作ができるようになれば、ますます便利になるはずです。

家電はすべて買い換えるべき?

酒井さん: IoTを導入する際に、必ずすべての家電を買い換えなければいけないというわけではありません。ライフアシストの場合は、ホームコントローラが「ECHONET Lite規格」という通信規格に対応しているため、ECHONET Lite規格対応品の家電であれば操作できます。現段階では他の規格の家電は買い換えが必要ですが、今後は赤外線式リモコンの製品にも対応していく予定です。

費用はどのくらい必要?

酒井さん: ライフアシストの「ホームコントローラ」と「リンクコントローラ」、「専用ルータ」がセットになった『おうち自動化パッケージ(スタンダードプラン)』の価格は11万3,800円(税別)で、別途リンクコントローラのサービス利用料金(月額1,980円・税別)が必要になります。さらに、センサーや屋内カメラなどを設置する場合には、内容に合わせて価格もアップします。 このほかに、搬入・設置工事が必要になります。施工業者によって異なるため、詳細は業者に確認ください。

  • まとめ

家族の起床時間や帰宅時間に合わせて、部屋のコンディションを自動的に整えることができるのは、とても便利ですよね。住まいにIoTを導入すると、生活環境をより快適にカスタマイズできるようになって、時間をもっと有効に使えるようになりそうです。

<取材協力>
株式会社LIXIL 広報部 酒井 亮介さん

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