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年に数回、季節ごとの衣替え、それも家族分すべてとなると大変な負担ですね。でも収納を工夫することで面倒な衣替えから卒業できるとしたらどうでしょう? 整理収納の第一人者である収納カウンセラーの飯田久恵さんに師事し、自らも情報紙等に連載を持つ岸上奈美先生に衣替えの必要のない収納方法についてレクチャーしていただきました。

衣替えから卒業できる“ワンアクション収納”って?

「つるす」「畳んで棚に置く」「引き出しに並べる」という3通りの収納方法はすべてワンアクションで完結できます。この方法なら片づけるのが苦にならないばかりか、どこに何があるのかすぐに分かるため衣類が散らかることがありません。しかも季節ごとの衣類は収納する位置を手の届きやすい場所に移動するだけでOK。大がかりな衣替えの必要はありません。

つるす

衣類をハンガーに掛けてつるす、フックにつるす。最も楽な収納方法はつるすこと。理由は簡単、畳まなくても良いからです。

2段にして可能な限りハンガーパイプの幅を最大限確保

<ポイント>

スーツの上下やコート、スカートやスラックス、ブラウスやカッターシャツなどは、つるすスペースがある限り、ハンガーに掛けてつるしましょう。ただし型崩れしやすいニットなどはつるす収納は避け畳む収納にしましょう。丈の長い衣類を掛けておくスペース以外は上下2段に分けて収納できるようにすると便利です。つるすスペースを最大限に確保したら、そこに掛けられる以上の衣類は持たないことを目指します。

サイズも機能もそろった一見衣類収納と分からないように組み合わせたシステム収納家具

たたんで棚に置く

つるす収納に適さない衣類は畳んで収納します。この時、たたんでたんすの引き出しに収めるのではなく、たたんで“棚に重ねておく”ことがポイントです。引き出しに収納してしまうと何段目にどんな衣類が入っているのかわかりにくく、場合によっては何度も開け閉めして着たい洋服を探す羽目になることも。棚に畳んで重ねておくと衣類が一目瞭然になり着たい衣類もすぐに見つかります。

棚収納は衣類が一目瞭然

<ポイント>

洋服が溜まるのは着つくせていないことも原因。棚収納にすれば選びやすく、衣類全体の量も把握しやすくムダに増えすぎることを防ぎます。なお棚収納用の家具は棚板の高さを自由に変えられるタイプのものがおすすめ。棚の上部にはバッグや季節外れの衣類を並べ、季節に合わせて手の届きやすい場所に衣類を移動させるだけでOKです。洗濯して棚に戻す時には上から重ねていきます。こうしておくとあまり着ない衣類は下になるので処分するときは下から確認していけば簡単です。

引き出しに並べる

しわが気にならない下着や並べておいた方が選びやすいランジェリーなどは浅めの引き出しに仕切りを入れて収納します。下着や靴下などは洋服に比べ場所をとらないためさほど多くの引き出しは必要ないでしょう。

下着や靴下は小さな引き出しで収納可能

<ポイント>

引き出しの縦方向に同じ種類のものを入れて仕切ると、少し引き出しを引くだけで必要なものが取り出せます。また靴下とハンカチなど一緒に使用したいものは同じ引き出しに収めておくと1アクションで取り出すことができます。ここで大切なのは畳んで輪になったほうを必ず上に向けて入れるようにすること。1枚1枚が判別できて便利です。

節約効果も期待大!

ワンアクションでスムーズに出し入れできると、部屋が散らかりにくく、ストレスもたまりません。衣類を選びやすく、たくさん収納できれば衣替えは不要になります。使用頻度の少ない衣類の見極めもしやすいので、必要でないものはその都度処分することができ、衣類が増えすぎてしまうことも防げます。無駄な出費も押さえられるため、一石二鳥の効果が期待できます。

<取材協力> 岸上奈美 (きしがみなみ)
収納カウンセラー1級 整理収納の第一人者といわれる収納カウンセラー飯田久恵氏から直接、リバウンドがない「飯田久恵式収納理論」を学び2012年に中四国初の「収納カウンセラー」として資格を取得。
『収納カウンセリング』では、見た目が一時的にキレイになるようなその場限りの収納術ではなく、収納でお悩みの方一人ひとりのライフスタイルや収納の悩み、住まいの状況や持ち物など収納に関する要素を総合的に考えそれぞれに合った収納コンサルティングを行う。個人・法人向け収納コンサルティング、収納セミナー、生活情報誌・法人HPブログにて連載中。
S-Life<エスライフ> 

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