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引っ越し費用は繁忙期である2~4月と、それ以外の時期で金額が大きく違います。繁忙期は就職や転勤などが集中し引っ越しをする人が多いので、トラックや人員が取り合いになって売り手市場となり、料金が高くなります。避けたいところですが、就職や転勤など自分で時期を決めることのできない事情で引っ越すケースになるので、こればかりは仕方がないことです。なので、繁忙期かそうでないかに限らず、引っ越し費用を少しでも安く上げるコツについて、筆者自身の体験も交えてお話ししようと思います。

コツ1:引っ越しを「大安」以外の日にする

繁忙期以外の時期でも、「大安」や「友引」などの日は引っ越しが集中しがちで、タイミングによっては繁忙期に似たような状況となります。

基本的に3社以上の複数業者で見積もりをとって交渉をするのがベターですが、トラックと人繰りがタイトになると、値引き交渉も難しくなりますよね。まったく縁起の良い日を気にしないという人であれば、「仏滅」の日を指定して複数に見積もりを出すことをおすすめします。

とはいっても、「信じていなくても、やっぱりちょっと気になる」という人もいると思います。私はちょうどそのくらいの感じです。そこで、大安の日に一部の荷物を自分で運んで、新居で引っ越しソバも食べて、全力で大安に引っ越しをした体にしました。

コツ2:エアコンを持って行かない

引越し費用の要素は主にトラック運賃と人件費であり、距離と荷物量が費用を決める要素になります。距離はどうしようもないですが、荷物を減らすということがまず手っ取り早く引っ越し費用を減らす方法なのです。あまり着ない洋服を売ったりすることは、断捨離としては悪くないと思いますが、引っ越し費用の削減としては大した効果はないといえるでしょう。

荷物の中で最も費用削減効果が高いのは、実はエアコンなのです。電気工事を伴いますので、通常の荷物とは別計算での見積もりとなります。概ね、1台あたり1万円前後が相場です。

たとえば、3LDKで各部屋にエアコンがあったら、4台で約4万円が引っ越し費用にオンされるということになります。買ったばかりのエアコンならあきらめきれない気持ちもわかりますが、5年以上使ったなら新しいエアコンを買うほうがおトクなケースが多いように感じます。

新品でも配管の取り付けが悪いと不具合が起こることがありますし、それが時間差で発生することがあります。もし新品なら、保証期間内なら買ったお店に言えばまず確実に直してくれますが、5年以上使った中古のエアコンだと、そうはいかないこともあります。

筆者のエアコンは10年選手でしたので、私の家を購入した人に「サービスとしてお譲りする」という方法でエアコンの移設を回避しました。

寿命に近いエアコンをもらってもらう方法 ~カーテンとの抱き合わせ

カーテンと一緒にエアコンを譲ることで、エアコンの移設費用(もしくは廃棄費用)を節約できるのです

とはいえ、10年も前のエアコンです。「いりません」と言われてしまうかもしれません。本当にいらないと言われたら、持って行くか処分するしかないのですが、もらってもらうためのコツはあります。

それが「カーテンとの抱き合わせ」。カーテンって意外と高いですよね。特にハイサッシで既製品が合わないようなベランダの掃き出し窓だとオーダーメイドとなります。ちょっとおしゃれな感じにしようとすると、掃き出し窓一つで15万円ほど。ワイドバルコニーで窓が2連となるとリビングだけで約30万円です。

なので、不動産屋さんを通じてこのように言っておくのです。

「もしお邪魔でなければ、カーテンもお付けします。新しいものを購入するまでの、当座のものとしてお使いください」

デキる営業マンならカーテンの相場も合わせて説明するでしょう。ならば、まず30万のカーテンを断る人は少ないです。そして、そこで好感触なら、売買契約のときに「もしお邪魔でなければエアコンも…」と追加するのです。

カーテンをもらうということを喜んでOKしていると、「エアコンの方はいらないです」と面と向かっては言いづらくなるのが人情。こちらとしては、オーダーのカーテンは次の家では使えないものですから「いらない」と言われたとしても、もともと捨てるしかないものです。タダであげても損はありません。それにエアコンを抱き合わせることで、エアコンの移設費用(もしくは廃棄費用)を節約できるのです。

そして、先方としてもウン十万円のカーテン代が浮くのですから、トータルで考えるとお釣りがくるほどおトクになります。お互いうれしい取引ということになりますよね。

コツ3:ネット広告を出していない地元業者にも注目

一括見積とは違う方面から引っ越し業者にアプローチする方法もあります

インターネットで引っ越し費用を安く上げる方法を調べると、大抵は「複数業者へ一括見積を出そう」ということが書いてあって、記事の一番下に「一括見積はコチラ」というボタンがあります。

これは間に入っている一括見積業者に紹介料が入る仕組みで、一括見積で依頼した引越し費用には、その紹介料がオンされているぶん、少々高めとなっています。一括見積をすべて否定するわけではないですが、一括見積とは違う方面から引っ越し業者にアプローチする方法もあります。

一括見積業者が取り扱っていない業者を探し、直接電話をして依頼するのです。大手業者は大抵一括見積に入っていますので、地元エリアのみで展開している業者を探す、ということになります。

筆者の場合は、ダントツでネットの一括見積に出ていない地元業者が安かったです。一括見積も出している大手業者がだいたい15万前後のところ、ネットの一括見積に出していない地元の業者は10万円でした。

もちろん、引っ越しというのは、安ければいいというものではありません。中には安かろう悪かろうの業者もありますので、注意が必要です。もちろん、一括見積サイトの中にもそうした業者が紛れ込んでいることがあります。

安さだけでなく「引越安心マーク」の優良事業者を選ぼう

全日本トラック協会が認定する引越優良事業者をチェックして依頼を

運送業界に詳しくない一般の人が業者の良し悪しを判断するのは難しいでしょう。そこで、オススメするのが「引越安心マーク」の優良事業者かを確認することです。

「引越安心マーク」は、国土交通省が定める「標準引越運送約款」を守る事業者であることのしるし。全日本トラック協会が安全・安心な引越サービスを提供すると認めた引越事業者を「引越優良事業者」として認定するもので、該当事業者にはその証として「引越安心マーク」が交付されます。

全日本トラック協会では都道府県別の引越優良事業者を公開するなどしています。こうした業者から選ぶ、また、これから見積もりを依頼しようとする業者がここに載っているか確認することなどで、ある程度のリスクは回避できるでしょう。

引っ越しは、新しい生活のスタートです。ここで悪徳業者に当たってしまい、引っ越し早々にイヤな思いをするのは避けたいものです。安さだけでなく、国の定めた引っ越しルールを守る良い業者を選び、安心で納得のいく引っ越しをしてください。

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