パパも子どもも楽しめる! モビリティテーマパークが家族向けに進化中

子どもがいるファミリーにとって、週末や長期休暇のお出かけスポット探しは重要事項。実は今、モータースポーツ観戦などが楽しめるモビリティテーマパークがファミリーのレジャースポットとして注目が高まっているんです。今回は東西の2大モビリティテーマパーク、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎを取り上げながら、ファミリー層から支持を集めている理由を探ります。

国際的にもトップレベルのレースを間近で観戦できる!
鈴鹿サーキット

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース。ルールやレースの詳細が分からなくても、目の前を走る超スピードのレーシングカーを観るだけで大興奮!

鈴鹿サーキットは、三重県鈴鹿市にある日本初の国際公認サーキット。F1日本グランプリ、鈴鹿8耐、スーパーフォーミュラなどトップレベルのレースがたくさん開催されています。モータースポーツ観戦といえば男性のレジャーと思われがちですが、女性ファンはもちろん、車好きの男の子がいるファミリーなどさまざまな人から支持を集めています。

(左)筆者も鈴鹿サーキットに子連れで訪れた経験あり。NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースという国内最高峰のレース開催日で、会場は超満員でした
(右)かなりの客席数で、観戦エリアも広め。どの席からもレースの様子がしっかり見えます。ほとんどが自由席ですが、場所にこだわらなければ席取りで並んだりする必要がないので子連れでもハードルが低めです

スポーツを生で観戦する臨場感、会場の一体感を味わうことは、子どもにとってかなり貴重な経験になりそうです。小学生の子どもとは、レーシングカーの仕組みやドライバーの国籍などで話を広げることができそう。未就学の子どもには「次は何色の車が来るかな〜?」と当てっこゲームをしても。

レーシングカーが通り過ぎるときの轟音(ごうおん)でそのスピードを体感し、さらにテンションアップ!

レーシングコースのグランドスタンドは飲食施設が充実していて、お祭りやフェス気分でレースを楽しめるのもうれしいところ。食事休憩しながら観戦することができるため、じっと座って見ていることが難しい子どもにもぴったりです。

(左)会場の周囲はGPスクエアという広場になっていて、子どもが自由に走り回ることも可能
(右)おむつ替えや授乳室など、赤ちゃん連れにも安心の設備あり
会場周辺にはフォトスポットがたくさん用意されています。レーサー気分に浸れるこんな展示も!

レースだけじゃない!  遊園地併設で1日遊びつくせる


ゆうえんち「モートピア」のパスポートは大人 4,200 円、小学生 3,200 円、 3歳~未就学児 2,000 円(いずれもコンビニの割引前売り券の場合)。 レースにより観戦チケット代は異なりますが、 この代金にのりもの乗り放題とレース観戦が含まれているレースもあります

「モートピア」はレース会場に隣接していて、観戦の間に遊園地へ行くなど両施設を往復することができます。

(左)3月にオープンしたばかりの人気アトラクション「キッズバイク トレーニング」。バイクや車など、操縦を楽しめるような、鈴鹿サーキットならではのアトラクションが豊富です (右)まだのりものを十分楽しめない赤ちゃん向けにも、体を動かせる遊び場やおすわりできれば保護者と一緒に乗れるアトラクションがあります

オフィシャルホテルに泊まれば、時間を気にせず楽しめる

(左)敷地内にいくつかあるレストランのなかでは、ビュッフェ形式の「そら・たべよ」が最も子連れ向き。ベビーチェアや紙エプロンなども完備 (右)ファミリー向けにコンセプトルームも充実。イースト館にあるサーキット キッズルームスイートは、客室でもサーキットの雰囲気を満喫できるデザインに。靴を脱ぐタイプのクッションフロアなど子連れに優しいつくり

鈴鹿サーキットにはホテルもあり、「モートピア」までは徒歩数分です。関西からなら日帰りでも訪れることができる鈴鹿サーキットですが、他のエリアからの場合は宿泊して2日間しっかり遊んで帰るのがおすすめです。

関東圏で気軽に行けるモビリティテーマパーク
ツインリンクもてぎ

ツインリンクもてぎでは、2輪の世界最高峰レースであるMotoGP™世界選手権などが開催されています

関東在住のファミリーが気軽に訪れやすいのは、栃木県茂木町にあるモビリティテーマパーク、ツインリンクもてぎ。ここでも、2輪、4輪のハイレベルなレースが年間通して開催されています。初心者でも観戦しやすい配慮がなされていて、ファミリー向けにも授乳やおむつ替えができるベビールームや、もちろん子ども専用トイレも完備。子どもが服を汚してしまったときに無料で着替えを用意してくれるうれしいサービスもあります。

屋内外のアスレチックや里山での森遊びもできる

屋内外どちらにも遊び場があると、天候に左右されずに楽しむことができます

ツインリンクもてぎには、サーキットのほかアスレチックや立体迷路などがある「モビパーク」、森遊びが楽しめる「ハローウッズ」というふたつのプレイエリアが設けられています。どちらも1日では遊びつくせないほど充実したアトラクションやプログラム。モビパークのパスポートは大人・小学生3,200円、3歳〜未就学児1,800円(いずれも通常料金)で、レース観戦には別途チケットが必要です。

(左)モビパーク内にある、「森感覚アスレチック DOKIDOKI」。5階建ての建物を巨大などんぐりの木に見立てて、39のアスレチックに挑戦できます。対象年齢は小学1 年生以上 (右)同じくモビパークに今春新しくオープンしたばかりの屋内ネットアスレチック「巨大ネットの森SUMIKA」。光と音の演出で豊かな里山の森を再現しています。対象年齢3歳以上(小学生未満は中学生以上の同伴者が必要)

宿泊施設も充実していて、ホテルのほかグランピングやキャンプなど自然を満喫できるスタイルが人気。特にMotoGP™開催期間中は、駐車場の一角をオーバーナイトスクエアと称してライダーが出演する前夜祭が開催されるなど、ヨーロッパグランプリのような雰囲気を日本で味わえるので、ぜひ一度体験したいところ。

手ぶらでアウトドア気分を楽しめる話題のグランピングは、荷物の多い子連れ旅にはもってこい

国際的なレース観戦と子どもの遊びを一度に楽しめるモビリティテーマパークは、車やバイク好きのパパも、自然に癒やされたいママも、思いきり体を動かしたい子どもも、みんなが満足できそうなレジャースポット。行き先が思い浮かばずおなじみのショッピングセンターでだらだらと過ごしてしまったり、「次はどこへ行こう?」と頭を悩ませているファミリーは、ぜひ一度チェックしてみてください。

取材協力/鈴鹿サーキットツインリンクもてぎ

(最終更新日:2019.10.05)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア