ある調査によれば、やりたくない家事のダントツ1位が「掃除」。主婦のみならず、最近は男性にとっても家事の負担軽減は大きな課題であり、使いやすくて効率よく掃除ができるように、掃除機も進化してきました。今回は、掃除機の歴史を振り返りながら、最新の掃除機の特長をご紹介します。

掃除機は約120年前に誕生、今も進化を続けている

世界初の電気掃除機は今から約120年前(明治後期)に英国で誕生し、その30年後の昭和初期、東芝から国産初の電気掃除機が発売されています。

それまでのほうきに比べて画期的に便利な製品にもかかわらず、高価だったため一般家庭には高嶺の花でした。1960年代に団地やアパートなどの集合住宅が出現すると、ほうきで掃いて外にゴミを掃き出すことができなくなり、また洋室の床にじゅうたんを敷く家庭が増えたおかげで、電気掃除機は急速に普及したのです。

80年代には布フィルターに代わって紙パック式が、90年代にはサイクロン方式が登場、2000年代以降は電源コードのないコードレスタイプやロボット掃除機などが生み出され進化を続けています。

電気掃除機が登場する前の掃除の三種の神器、はたき、ほうき、ちりとり

国産初の掃除機から90年近くを経た東芝製の掃除機はどう進化し、どんな特長があるのか。お馴染みの紙パック式・コード有のキャニスタータイプ『VC-PH9』と、スマートで最近人気のコードレス・サイクロン式のスティックタイプ『VC-CL1500』の2モデルの違いをバトル風に見てみましょう。

写真左:キャニスタータイプ『VC-PH9』市場想定価格 約30,000円。幅252×奥行298×高さ214mm、3.2kg(本体)。写真右:スティックタイプ 『VC-CL1500』市場想定価格 約70,000円。幅266×奥行1,030×高さ224mm、1.4kg(本体)

【第1ラウンド:スタイル対決】キャニスターvsスティック

キャニスタータイプは、車輪のついた本体とゴミを吸い取る床ブラシがホースでつながっていて、本体重量は3.7㎏ありますが、本体荷重さあるので安定感があり、稼働中は手元への負荷が小さく取り回しは軽いです。排気口は顔や手の近くにないので、ニオイなどが気になりにくく衛生的な点は根強く支持されています。

対するスティックタイプは、吸引ブラシ、パイプ、本体部が一直線に配置されたスリムなデザインが好評です。立てた状態で収納できるので省スペースで、掃除したい時にサッと使えるので便利です。本体重量が1.4kgと軽量で持ち運びがラクで、フトン用ブラシを取り付けてハンディークリーナーとしても使えます。

写真左:キャニスタータイプは、グリップを軽く握って、床ブラシがスイスイ前に進む軽やかさがよい。写真右:スティックタイプは、エアブローノズルを取り付け、窓のサッシレールのゴミを吹き飛ばせる

【第2ラウンド:集塵対決】紙パックvsサイクロン

ごみを捨てる時にホコリが舞い上がって不衛生で、定期的に水洗いしなければならなかった布製フィルターを改善し、ゴミを集めた紙袋ごと捨てられるようにしたのが紙パック式です。集塵容量は1.2Lと大容量で、ゴミに触れることなく紙パックごと捨てられるので便利ですが、紙パックは使い捨てなのでランニングコスト(純正品で350~90円/枚)がかかります。

サイクロン方式は、遠心力で空気とチリやホコリを分離し、フィルターを使用しないので目詰まりが起こらず、吸引力が低下しにくいのが強みです。集塵容量は0.2Lですが、1/3に圧縮して紙パックの半分くらいのゴミを集められます。ゴミはダストカップのフタを開けてそのまま捨てられ、ダストカップは分解して水洗いできるので衛生的と言えるでしょう。

写真左:本体のフタを開け、ゴミに手を触れずにそのまま紙パックを捨てられる。写真右:サイクロンのダストカップは、分解して水洗いできるので衛生的

【第3ラウンド:電源対決】コード有vsコードレス

電源コード有の最大のメリットは連続で長時間掃除ができることで、家が広い人や大掃除の時など時間を気にしない安心感が魅力です。電源コードは5mあり、つなぎ変えなしでかなり広い範囲を掃除できます。

一方コードレスは、本体にバッテリーを内蔵して電源コードをなくしたので、家具などにコードが引っ掛からず、部屋間の移動も自由です。バッテリー駆動なので車の中の掃除などにも使えて便利ですが、連続使用時間は最大25分程度で、充電に約5時間かかります。

写真左:電源コードは5mあるので、長い廊下もコンセントつなぎ変えなしで掃除できる。写真右:コンセントのない車内もコードレスだから簡単に掃除できちゃう

まとめ

最新掃除機のいかがでしたか?。休日にまとめて掃除する人や家が広い人には、電源コード有の紙パック方式『VC-PH9』がお勧めです。一方、気になった時にサッと掃除したい人や、階段や家具の高い所など電源コードを気にせず掃除したい人はコードレスのスティックタイプ『VC-CL1500』が便利でしょう。この2タイプ以外にも、サイクロン方式やコードレスのキャニスタータイプや、ロボット掃除機など、様々な掃除機が発売されています。ライフスタイルに合わせて自分に最適な掃除機を見つけましょう。

この記事が気に入ったらシェア

オススメコンテンツ
おすすめ記事