マンションで人気の設備「ディスポーザー」。生ごみの異臭などキッチンの問題を解決してくれるため、一度使うとディスポーザーのない生活には戻れない、という人も。今では分譲マンションの多くに標準装備されています。ディスポーザーの使い方やメリット・デメリット、そして使用する際の注意点、お手入れ方法などを紹介いたします。

ディスポーザーとは?

生ごみが出るたびに処理することができるので、キッチンを清潔に保つことができ、生ごみ独特の悪臭も発生しません

ディスポーザーとは、キッチンシンクの下に設置された生ごみを処理する電化製品のこと。水道水とともに生ごみを細かく粉砕し、ジュース状にして排出します。

排水はマンションに設置されている処理槽を経由し、ろ過バクテリアによる分解処理を経て下水道に流されるので、環境への負担が少なくなります。

またディスポーザーを使用することにより、生ごみが出るたびに処理することができるので、キッチンを清潔に保つことができ、生ごみ独特の悪臭も発生しません。

ディスポーザーの使い方

ディスポーザーには生ごみを連続で処理できる連続投入方式と、粉砕室に生ごみを溜めてから一気に処理をするパッチフィールド式の2種類があります。どちらの場合も、必ず水を流しっぱなしで使用してください。

連続投入方式

1.水道水を出す
2.ディスポーザーのスイッチを入れる
3.生ごみをディスポーザーの中に投入
4.生ごみが粉砕処理されたら、そのまま15秒間程度運転してスイッチを切る
5.ディスポーザーのスイッチを切り、水を止める

パッチフィールド式

1.生ごみをディスポーザーの中に投入
2.水道水を出す
3.ふたを回してディスポーザーを起動   
4.生ごみが粉砕処理されたら、そのまま15秒間程度運転してスイッチを切る
5.ディスポーザーのスイッチを切り、水を止める

ディスポーザーのメリット・デメリット

あると嬉しいディスポーザー、デメリットにも目を向けてみましょう

非常に便利なディスポーザーですが、使用するにあたってはメリットとデメリットを正しく理解しておくことをおすすめします。

メリット

1.生ごみが減り、悪臭がなくなる

ディスポーザーを導入する一番のメリットは、キッチンから生ごみが減ること。生ごみがキッチンにたまらないので、悪臭も発生しません。三角コーナーも不要となり、流し台を広く使えます。

2.害虫や害獣が減る

生ごみをその場で処理するため、室内に生ごみを保管する必要がなく、ゴキブリやハエなどの発生を抑えられます。また、ごみ収集所へ生ごみを出すことも減るので、ネズミやカラスといった害獣が寄り付きにくくなります。

3.ごみ出しの負担が減る

水分を多く含む生ごみが減りますので、ごみの量が少なくなり、重たいごみ袋を持って歩く必要がなくなります。

デメリット

1.維持管理費がかかる

ディスポーザーを利用するときのデメリットは維持管理費がかかること。維持管理費はマンションの管理費に含まれることが多いです。

2.電気代、水道代が増える

ディスポーザーを使用することで、電気代や水道代もアップします。大きな金額ではありませんが、注意が必要です。

3.ディスポーザー運転時に騒音が発生する

ディスポーザーを動かすと、音や振動が発生します。機種により音や振動の大きさは異なりますが、近隣とのトラブルを防ぐため、深夜・早朝にはディスポーザーを使わないのが無難です。

ディスポーザーを使用する上での注意点

ディスポーザーに何でも入れない

ディスポーザーはさまざまな生ごみを処理することができて大変便利ですが、どんなものでも処理できるわけではありません。繊維質が多い野菜や肉や魚の骨、貝など固いものはディスポーザーで処理できない場合があり、故障につながる恐れもあります。

ディスポーザーに熱湯を注がない

ディスポーザーに熱いお湯をそのまま流してしまうと、プラスチック製のパーツや排水管が変形したり、劣化したりしてしまうことがあります。水道水を流しながら熱湯を注ぐか、60℃以下に温度を下げてから流してください。

漂白剤・塩素系洗剤を使わない

ディスポーザーの掃除・お手入れの際に漂白剤や塩素系洗剤を使用すると、金属部分の腐食や錆の原因となります。漏水・漏電につながる可能性がありますので、使用は控えてください。

ディスポーザーに投入してもよいもの・投入してはいけないもの

長く使いたいものだからこそ、使い方をしっかり理解しておきましょう

ディスポーザーを快適に使うため、投入してもよいもの・投入してはいけないものをきちんと把握しておく必要があります。

ディスポーザーに投入してもよいもの

「食品くず」であれば問題なくディスポーザーに投入できます。

野菜くず、果物くず、小魚の骨、手羽元などの鶏の骨、昆布などの海藻類、しじみやあさりなど小さな貝の殻、肉類、麺類、残飯、パン、お菓子、茶葉など

※スイカの皮やグレープフルーツの皮など、厚みのあるごみは数センチ程度に小さく切って投入してください。
※同じ種類のごみだけを投入するより、何種類かのごみを混ぜて投入した方が、スムーズに粉砕できます。

ディスポーザーに投入してはいけないもの

以下のものは詰まりや嚙みこみ、配水管のつまりの原因となるので、ディスポーザーに投入しないようにしてください。※硬いもの、熱いものの投入は避けましょう。

※ディスポーザーの使用前に、取扱説明書を読み、投入してもよいもの、投入してはいけないものを必ず確認してください

ディスポーザーの故障の原因と対処法

ディスポーザーの故障の原因は大きく3つ。「詰まり」「噛みこみ」「水漏れ」です。

よくある故障原因を知り、丁寧な利用を心がけたいものですね

異物の詰まり

ティッシュなどの異物をディスポーザーに流してしまうと故障の原因となります。また、生ごみであっても、繊維質が多く含まれる野菜や貝類の殻などは、粉砕しきれずにディスポーザーに詰まることがあります。取扱説明書をよく読み、ディスポーザーに流してはいけないものをよく確認しましょう。

もし、つまりが原因でディスポーザーが動かなくなった場合は、市販の真空パイプクリーナーやトイレで使うラバーカップで解消されることがあります。それでも解消しない場合は、業者に修理を依頼しましょう。

固いものの噛みこみ

スプーンやフォーク、缶のふたなどをディスポーザーに落としてしまい、そのまま気づかずに作動させるとディスポーザーが動かなくなることがあります。また、肉や魚の骨、果物の種など固いものが動作不良の原因となることも。

噛みこみの原因となるものが目で見える場合は、専用の器具を使って取り除くこともできますが、部品等を傷めることも。さらに不具合を起こす可能性がありますので、業者に修理を依頼したほうが無難です。

水漏れ

ディスポーザーを長期間使用すると、ゴムパッキンの劣化やねじのゆるみが起こり、水漏れの主な原因となります。パッキンの交換やねじの締め直しで水漏れが解消することもありますが、確実に水漏れを止めるためには業者に修理を依頼するのが良いでしょう。

加熱保護装置の作動

故障ではなく、加熱保護装置の作動でディスポーザーが停止する場合があります。加熱保護装置とは、一定の温度を超えると作動する安全装置のこと。詰まりや噛みこみが原因で作動し、ディスポーザーの故障を防ぎます。

加熱保護装置が作動した場合は、まずディスポーザーの電源を切り、動作停止の原因となっている異物を取り除いてください。その後、リセットボタンを押すことで解決しますが、もし解決しない場合は業者に修理を依頼しましょう。

ディスポーザーの掃除・お手入れ

ディスポーザーをきれいに保つには、週1回の掃除が必要です。手順は以下の通り。

1.ディスポーザーの電源を切る

2.ディスポーザーに水を流す
ディスポーザーに生ごみが残っている場合があるので、きれいに洗い流してください。

3.粉砕室に氷を入れ、生ごみを処理するときと同様、ディスポーザーを運転する
砕かれた氷が内部の汚れを落としてくれます。その際、ぬめりが気になったら、食器用中性洗剤を数滴たらすと良いでしょう。においが気になる場合は、レモンやみかんなどの柑橘類の皮を入れてください。柑橘類の皮には雑菌の繁殖を抑える酸性成分が含まれているので、消臭効果があります。

4.ディスポーザーのふたを洗う
ふたには粉砕された生ごみが付着しますので、中性洗剤で洗ってください。

ディスポーザーをお手入れする際、塩素系の洗剤や漂白剤を使用すると排水管の劣化、破損の原因となりますので注意してください。また、ディスポーザーの部品劣化を招くため、熱湯の使用も厳禁です。

まとめ

便利な電化製品であるディスポーザー。使い方や注意点を正しく知ることでより効果的に使うことができます。

特に「投入してはいけないもの」に気をつけることは、効率的な家事につながります。本記事を参考に、快適な「ディスポーザーのある生活」を送ってくださいね。

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