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世代を問わず、楽しむ人が年々増えているキャンプやグランピング。キャンプに欠かせないのが数々のアウトドアグッズですが、最近では防災を兼ねてさまざまなものを常備している人も。「せっかく持つならこだわりのデザインで、インテリアにも合うものがいい」と考えている人は多いはず。

そこで、おしゃれな暮らしを日々発信し、キャンプ愛好家でもある人気インスタグラマーのお二人に、おすすめのアウトドアグッズや防災に対する考え方を教えてもらいました。

デザインが気に入ったものを普段使いして、万が一に備えています
tongariさん

インスタグラム@tongarihouse。フォロワーは13,000人超で、インテリア書籍などにも多数登場

鎌倉に建てた一軒家で夫と愛猫と暮らしているtongariさん。インスタグラム@tongarihouseには、ウッドとグリーンを基調としたこだわりのインテリアやキャンプライフについて投稿しています。子どもの頃から家族でキャンプに親しみ、一時はブランクがあったものの結婚や新居購入を経て再びキャンプ熱が復活。

「グッズは家のインテリアを選ぶときと同じくらいこだわって選びます。まずは見た目。アウトドアグッズはどうしてもロゴが大きかったり、デザインが派手なものが多いのですが個人的にはシンプルなモノのほうが好み。キャンプで使うのはもちろん、インテリアとして家に馴染ませたいのでなるべくシンプルなブランドを選んでいます」

テントは、避難中のプライバシー確保のためにも防災に必須だと考えているそう

「ベルギーのブランドCanvasCampのPatrol Deluxeというテントを愛用しています。コットン100%なのですが通気性がよく、防水性もあります。冬は暖かく、夏は涼しいのがコットンの魅力。大人12人までゆったり寝られる広さですが、組み立ては15分ほどで完了します。我が家には猫がおり、災害時は避難所での集団生活が難しい気がするので、テントは大きめのものを用意して万が一に備えています」

左:ランタンスピーカーボトルは充電式で、最大10時間ほど連続使用できるため何かと役立ちそうです 右:ソネングラスのソーラーライトはUSBでの充電も可能なので使い勝手抜群

「停電時に活躍するソーラーライトは、ソネングラスのもの。メイソンジャーのふたにソーラージャージパネルがついており、フル充電すれば連続12時間点灯します。柔らかい光がお気に入り。普段は玄関脇に飾っていて、いつでも持ち出せるようにしています。

ROOT CO.のLEDランタンスピーカー、PLAYFULBASE LANTERN SPEAKER BOTTLEも愛用中。LEDランタン、LED懐中電灯、Bluetoothスピーカー、ドリンクボトルと4通りの使い方ができます。今はボトルの中にグリーンを入れて、テラスでインテリアとして活用しています」

左:NANGAは日本のアウトドアブランド。シュラフはさりげないロゴのシンプルなデザイン   右:折りたたみ式なので、収納や持ち運びも簡単なHelinoxのコンフォートチェア

「チェアはたとえリビングに置いても違和感のないデザインのものを選びました。Helinoxのコンフォートチェアです。アルミフレームは軽くて頑丈だし、持ち運びもコンパクト。シュラフは日本ブランドのNANGA、オーロラ450DXです。高品質ダウンなのでとても暖かく、表地は防水コーティングが施されているため通常なら必要となるシュラフカバーいらず。お手軽です」

自分たちのことは、自分たちでなんとかするという意識で

2018年は年間で12泊ほどキャンプを楽しんだそう

tongariさんの家は、主要道路が遮断されれば救援物資や救助を受けにくい地域にあるといいます。

「最低限、自分たちの身の回りのことはできるように心構えをしています。準備しておくことで、そのぶん本当に困っている人へ物資や助けを回すことができるのではと思うからです。

万一災害に出くわして暗い気持ちになっても、お気に入りのアウトドアグッズがそばにあれば少しでも前向きになれる気がします。だからこそ、こうしたグッズは何かあったときだけに使う道具にはせず、普段から愛用しています」

使い慣れているものこそ、災害時も慌てず役立てられるはず
kumiさん

吹き抜けのある、開放的なリビング。インスタグラム@qu_miiiiiiiでは、細部までこだわった素敵なインテリアが日々更新されています

高気密高断熱のこだわり一軒家に、夫婦で暮らしているkumiさん。キャンプ好きのご主人に同行するうち、kumiさんも興味を持って楽しめるようになったそう。

「お風呂にも入れず、虫もたくさんいてテントではとても寝られないだろうと以前は思っていました。でもキャンプとは不便を楽しむものだと少しずつ実感。何もないところに一からテントを張り、料理を作り、焚き火や星空を眺めながら過ごす……。

キャンプには、不便さを上回る魅力があります。アウトドアグッズは特にブランドをそろえているわけではなく、ギアごとに性能やデザイン、レビューを見て選んでいます。普段は自宅に収納しておく必要があり、キャンプのときは持ち運ぶためコンパクトで軽量、耐久性があることが大事です」

YETIのハードクーラーボックスはインテリアの邪魔をしないシンプルなデザイン。サイズバリエーションも豊富です

「キャンプに必ず持っていくクーラーボックスは、YETIのTundra45 クーラーボックスを愛用しています。継ぎ目なしで作られているので、ひび割れなどの心配なく強度抜群です。保冷力もかなり高いので、災害が起こったときは特に停電時に冷蔵庫代わりとして使えると考えています。お値段は張るのですが、買ってよかったものです」

LUMENA7のコンパクトLEDランタン(左)は明るさを4段階で調節できます

「ランタンは充電式LEDタイプにしました。LUMENA7のものです。220グラムと軽量で、1回フル充電で最大100時間使用可能。充電さえしておけば、特別な燃料も必要なくいつでも使えます。モバイルバッテリーとしての機能も備わっている優れものです。照明類はヘッドライトも常備。両手を空けたまま照らせるので夜間の炊事や移動、救助活動など何かと役立ちそうです」

SOTOのカセットガスにはレザーカバーを装着して見た目もすっきりと。メルカリで購入したハンドメイドのものです

「災害時の避難中に大切なのは食事。災害食のなかにはお湯を使うものや暖めが必要なものもあるので、簡易的なバーナーが欠かせないと考えています。ガスは火力が強く、ちょっとした調理も可能。我が家では、コンビニなどでも手に入りやすいカセットガスが使えるシングルガスバーナーを使っています。SOTOのレギュレーターストーブです」

いざというときのためにも、キャンプでどんどん活躍させます

左:お気に入りのグッズでそろえたキャンプライフ。野外自炊に慣れていると、災害時の食事作りもスムーズに 右:HelinoxのHN.ライトコットを使えば、寝袋での寝心地が格段によくなるそう。テントはNORDISKのOppland3を愛用

「キャンプで使い慣れていると、いつでもサッと取り出せて慌てることなく使用できるはず。避難所での生活、そして自宅の庭などで生活することを想定して、テントや寝袋ももちろん用意しています。寝袋は床に直接敷いて寝ると腰や背中を痛めてしまうので、コットを併用するのがおすすめです。キャンプでも使えて災害時にも役立つなら、一石二鳥。普段使いしてキャンプを楽しみながら、万が一に備えています」

デザイン性と機能性、どちらにもこだわって選んだアウトドアグッズは、キャンプはもちろんいざというときの避難生活にも大きく役立つはず。これからキャンプを始めたい人や興味がある人、防災グッズを見直したい人、備えを強化しておきたい人は、これらのおすすめグッズをぜひチェックしてみてください。

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