インテリアや雑貨、グルメまで“北欧づくし” 北欧の暮らしのヒントを、今話題の「メッツァ」で発見!

埼玉県飯能市に2018年秋オープンし、大きな話題を集めている複合施設「メッツァ」。ムーミンの物語を追体験できるムーミンバレーパークと、北欧のライフスタイルを感じられるメッツァビレッジ、ふたつの施設で構成されています。特にメッツァビレッジは北欧ブランドを扱うショップが数多く出店しているので、北欧インテリアファンからも高い評価を受けている施設。今回は家づくり・部屋づくりに北欧エッセンスを取り入れたい人のために、両施設の楽しみ方やおすすめショップをご紹介します。

メッツァビレッジには北欧の人気インテリアブランドが集結

人気ショップ「北欧雑貨」。アラビアやイッタラの食器、マリメッコのバッグほか、デンマークのモビールも種類が豊富で人気が高いそう

メッツァビレッジは、ムーミンバレーパークに隣接する入場無料施設。フィンランドの森の中にいるような、豊かな自然を感じながらショッピングや食事を楽しめます。数多くのショップやレストランが出店していますが、北欧の人気ブランドを取り扱うショップ「北欧雑貨」はまずチェックしたいところ。マリメッコやイッタラ、アラビアなど定番人気のブランドはもちろん、フィンランドを代表するお菓子メーカー・ファッツェルまで初心者からこだわり派まで満足できる品揃えです。

なかには希少なブランドも。KLINTAはスウェーデンのブランドで、日本ではなかなか出合えません。

右:KLINTAのマッサージキャンドルは人気のアイテム。アロマキャンドルとして楽しめるほか、溶けたロウをマッサージオイルにすることもできるそう。左:キッチンタオルは北欧らしいカラーとパターンで多数ラインナップ

フィンランドのライフスタイルセレクトショップ 「TRE」は、メッツァビレッジが日本初出店。フィンランドの新進デザイナーによるアクセサリーや文房具、バッグなどを取り扱っています。こだわりの1点ものが見つかるかもしれません。

右:スタイリッシュでデザイン性の高い実用アイテムを取り扱っています。左:アクセサリー、キッチンタオル、バッグなどフィンランドの最新デザインが楽しめます

北欧らしさあふれるレストラン、カフェでランチ&ブレイクを

歩き疲れたら、メッツァビレッジ内のレストランへ。ここにもインテリアのヒントがあふれていました。「LAGOM」は、デンマークの伝統食オープンサンドイッチ(スモーブロー)を提供するおしゃれレストラン。落ち着いた雰囲気の店内で、北欧インテリアを堪能しながら食事することができます。ランチボックスはテイクアウトして外の芝生で食べても◎。

右:店内はIKEAの家具でコーディネート。左:テイクアウトできるLAGOM BOXは¥1,944(税込)

コーヒーブレイクなら北欧最大のカフェチェーン「ROBERT’S COFFEE」へ。コーヒー消費量世界一のフィンランドのカフェで、関東初出店!酸味や苦味を抑えた口当たりのいいコーヒーをいただくことができます。窓際にあるカウンターで、宮沢湖を眺めながらの1杯に癒されます。

冷たいもので喉を潤したいときは、「biokia smoothie」がおすすめ。無農薬で育てられた北欧ナチュラルベリーを贅沢に使った世界初のスムージー専門店です。フィンランドは野生のベリーを健康食として食べる文化を持ち、白夜の森で育ったベリーは他の地域のものより栄養価が高いそう。

右:ホットコーヒーのミディアムサイズ¥390(税込)。カップのデザインにも注目。左:酸味がクセになる、黄色いシーバックソーンベリースムージーと、アントシアニンが豊富に含まれているビルベリースムージー。どちらも¥680(税込)

フィンランドは海外からも注目されるチョコレート大国。お土産は、フィンランドの希少なチョコレートブランドを集めたショップ「Chocolat Finland」をのぞいてみて。ミルクチョコレートがおいしいと評判のブランド、クルタスクラーのチョコは、カラフルなパッケージとユニークな名前が魅力的。ついつい持ち帰りたくなるサイズ感とデザインになっています。

右:フィンランドの地名、ヘルシンキとハンコの名前がつけられたチョコレート。各¥745(税込)。左:チョコレートのほか、北欧の伝統的なクッキーも。ロイヤルコペンハーゲンが唯一認めたブルーフルーテッドの缶入りダニッシュミニクッキー¥702(税込)

ショップやレストランが入る棟を出ると、クラフトビール&グリルレストラン「Utepils」があります。店名は、ノルウェー語で「太陽の下でビールを飲む」という意味。まるでグランピングに来たかのようなテントと屋外テーブルセットが並び、クラフトビールに合うおつまみやバーベキューが提供されています。天気のいい日は外で景色を楽しみながらゆっくり食事してみるのがよさそうです。

左:北欧の自然を感じられる湖畔はぜひのんびり散策を。右:夜はライトアップされて雰囲気がガラリと変わるそう。

ムーミンバレーパークは色使いやディスプレイの参考に

ムーミンパパが設計して建てたというムーミン屋敷はパークのシンボル

メッツァビレッジからさらに奥へと歩き進めると、ムーミンバレーパークが見えてきます。ここは本の中に入り込んだかのように大人も子どももムーミンの物語の世界に浸れるテーマパーク。入園チケットは現地での当日販売ほか、ウェブサイトで事前販売されるので状況によっては入場制限も。そのおかげで、ある程度ゆったりと見て回ることができます。

左:ムーミン一家がムーミン屋敷から移住した灯台。中にも入ることができます。右:冬の間、トゥーティッキが暮らすという水浴び小屋。

絵本の原作者トーベ・ヤンソンの世界感を忠実に再現したムーミン屋敷、水浴び小屋、灯台などは、絶好のフォトスポット。ただ歩いているだけで、北欧を旅している気分に浸れそうです。パーク内には郵便ポストがあり、ショップで購入したポストカードを投函するとオリジナル消印を押してくれるうれしいサービスも。

左:ムーミン屋敷の中に入れるアトラクションでは、ムーミン一家の北欧暮らしを追体験することができます。インテリアも素敵!。右:コケムスエリアにあるムーミン谷の食堂。幻想的な夜の森でパーティーが行われる空間をイメージ。

パーク内は4つのエリアに分かれていて、ギャラリーなどの展示スペース、展示施設、アトラクション(入場料とは別途料金が必要)などを楽しむことができます。それぞれのエリアにインテリアの参考になりそうなスポットがたくさんあるので、ひとつずつじっくりと回りたいところです。

パーク内の限定フードやアイテムをチェック

左:ポットサーブされるコーヒーや紅茶は、ムーミンが描かれたアラビアのもの。ショップで購入可能。右:天気の良い日は宮沢湖をながめられるテラス席が気持ちいい。

ムーミンバレーパークでもフードが充実していて、ムーミンの世界観をとことん堪能できるようになっています。入場してすぐの場所にあるパンケーキレストランLettulaでは、ムーミン谷のキャラクターも大好きなパンケーキを展開。一番人気はベリーベリーLettu ¥2,484(税込)。幾層のパンケーキにフレッシュなベリーがたっぷりトッピングされ、中にもベリーがたっぷり!2〜3人でシェアできるボリューム満点の一皿です。

ムーミン谷の食堂では、スナフキンの帽子をイメージした緑の帽子パスタ ¥1,298(税込)、おさびし山のハヤシライス ¥1,404(税込)をオーダー。ムーミンの世界観を大切にしたネーミングとビジュアル、そして味にもしっかりこだわって作られていました。

左:パーク内のワゴンではムーミン屋敷をかたどったポップコーンバケット ¥2,700(税込)も発見。右:ムーミン谷の食堂はセルフ方式。デザートやパンも好みのものをキッチンで選んで支払います。

北欧デザインやブランドが一堂に会したメッツァは、北欧好きなら一度は訪れるべき価値ある場所。素敵な暮らしのヒントを探しに、飯能まで大人の日帰り遠足へとぜひ出かけてみてください。

記事内画像:Oy Moomin Characters Ltd.

(最終更新日:2019.10.05)
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