一人暮らしの生活拠点としてマンションを希望する人は多いです。単身世帯をターゲットとしたマンションは多くあるため、うまく探せば自分にぴったりの部屋を探すことができます。しかし、はじめてマンションで一人暮らしをする場合、部屋選びのポイントがわからず戸惑ってしまうことも多いのではないでしょうか。ここでは、一人暮らしに向いている賃貸マンションを探すポイントを解説します。

一人暮らし向けの賃貸物件の間取りとは

一人暮らしの住まいを探すにあたって、重要になるのが間取りです。基本的には自分一人が生活するための必要最低限の機能があれば問題ありません。一人暮らしに向いている間取りは、1R、1K、1DK、1LDKなどが挙げられます。1DKはおよそ4.5帖以上のダイニングキッチン+1部屋、1LDKはおよそ8帖以上のリビングダイニングキッチン+1部屋です。

では、一間続きの1Rと1K、1部屋が独立して存在する1DKと1LDK、どちらを選べばいいのでしょうか。前者と後者の違いは、寝食を分離するか否かにあります。 近代的な日本の家屋は、基本的に寝食分離を前提に設計されています。家族と一緒に住む一軒家で、キッチンに布団を敷いて寝ていたという人は少ないでしょう。食事はダイニングで、くつろぐ時間はリビングで、寝るときは寝室で、といった具合に、時間の使い方によって部屋を分けるのが寝食分離の考え方です。

一方で一人暮らしの場合は、必ずしも寝食分離する必要はなくなります。なぜなら一人暮らしであれば、部屋の空間すべてが自分のスペースになるからです。そのため、キッチンとダイニング、リビングの間に仕切りがなくても、機能的には特に問題はないのです。あとは、自分の好みと合うかどうかでしょう。キッチンと寝室は壁で仕切っておいたほうが落ち着くという場合は、1DKや1LDKの間取りがあるマンションを選んだほうが安心です。

豊富な候補から最短で自分好みの物件を探すコツ

通勤や通学を視野に入れて、無理のないライフスタイルを実現できる場所を選ぶのが望ましい

一人暮らし向けの賃貸物件は数が豊富です。そのため、条件に合う物件を探すことは比較的容易です。しかし逆に、選択肢が多いからこそ選ぶのが難しくなるという側面もあります。豊富な物件を目の前にして、どこにしようか決められないという事態を防ぐためにも、事前にこだわりの条件を決めておくといいでしょう。

まず外せない条件としては、住みたいエリアと予算が挙げられるでしょう。これらは快適な一人暮らしには欠かせない要素です。通勤や通学を視野に入れて、無理のないライフスタイルを実現できる場所を選ぶのが望ましいでしょう。

たとえば、物件を探し始めた当初は家賃月8万円以下が望ましいと考えていたとしても、その条件下の物件は通勤に1時間以上を要し、月々の交通費も高くなってしまうとしたらどうでしょうか。多少予算を超えていたとしても、もっと通勤先に近い物件を探したほうが、通勤時間が短縮できる分、お得かもしれません。

このように、こだわりの条件を決める際には「絶対こうでなければいけない」という考え方ではなく「もし〇〇だったら〇〇でもいい」というように、幅を持たせると物件が格段に探しやすくなります。選べる幅も広がり、より理想的な物件に出会えるでしょう。

憧れのあの街?それとも住みやすさ?街選びのポイント

一人暮らしの生活拠点としては、利便性と治安がよいほうが望ましいでしょう。

まず利便性の面では、通勤や通学の交通の便の良さを最優先にエリアを絞っていきましょう。都市部であれば、通勤や通学に要する時間は30分が目安です。もちろん、通勤や通学にもっと多くの時間を割けば、より家賃が安い物件を探すこともできるかもしれません。しかし、それは結果として時間とお金のロスを生むことになるとも考えられます。いずれにせよ、極端に職場や学校から遠い場所は避けたほうが無難です。

とはいえ、職場や学校から近ければ近いほどいいというわけでもありません。職場や学校が人気のある駅の近くであれば、家賃は格段に高くなってしまいます。そこからひと駅離れるだけでも、予算条件に見合う家賃の物件がたくさんあるというケースも多いので、そういったエリアを狙ってみるのもひとつの手です。

また、一人暮らしでは自分の身は自分で守ることが大切になります。そのため、できる限り治安のよいエリアを選びましょう。治安についてはインターネットや不動産屋の情報を鵜呑みにすることなく、実際に街を訪れてみて、街の雰囲気を自分の目で直接確認しておくべきです。

一人暮らしの部屋選びの失敗パターン

はじめて一人暮らしをするとなれば、今後の生活に関して色々と夢がふくらむものです。そのため、ついつい先走って後先を考えずに部屋を選んでしまい、後で失敗したなと後悔してしまうこともあります。部屋選びで失敗するパターンとはどんなものがあるのでしょうか。

まずありがちなのは、家賃が高すぎて日々の生活を圧迫するほど負担になったというケースです。一般的に、家賃は手取り収入の3分の1程度までに収めるといいといわれています。食事や衣類にこだわりが強い人は、もう少し抑えて25%程度にするべきでしょう。住みたい街だから、住みたい物件だからという理由だけであまり家賃予算を意識せずに部屋を選ぶと、家賃の支払いがきつくなってしまいます。

また、家賃は予算内に収めても、家賃以外で月々にかかる諸経費が思ったより高く、やはり支払いがきつくなってしまったというケースもあります。賃貸物件には、共益費や保険料、保証会社への委託料、更新料といった家賃以外の出費もあることを忘れてはなりません。地域によっては町内会費が集金されることもあります。

また、月々の水道光熱費の支払いにも注意が必要です。一般的にガスは電気よりも高額になる傾向があり、さらに都市ガスよりもプロパンガスのほうが高くなります。水道料金も各自治体によって異なります。また、古くても家賃が安ければいいと思って選んだのに、気密性が悪く想像以上に光熱費がかかってしまうこともあるかもしれません。物件を選ぶ際には、家賃だけではなく諸経費がいくらかかるのかを念頭に置いておくことが大切です。

不動産屋に何を聞く?現地で確認するポイント

賃貸物件の情報は、インターネットでも得ることができます。しかし、それだけでは十分な情報量とは言えません。不動産屋に直接出向くと、物件情報ではわからない情報を詳しく教えてもらえることもあります。

まずは、前の人が退去してからどれほどの空室期間があるのかを確認しましょう。あまりに空室期間が長い場合は、その部屋もしくは周辺環境に何らかの問題がある可能性があるからです。前の人が退去した理由も、教えてくれるのならば聞いておきましょう。利便性が悪い、ほかの入居者とのトラブルがあったなど、物件を検討するにあたって重要な内容かもしれません。

近隣住人のクレームが発生しているか否か、家族構成や生活時間も聞いておけると安心です。集合住宅では、さまざまな生活スタイルの人々がひとつ部屋の下で暮らしています。一人暮らし向けであっても、夫婦2人の世帯や子どもがいる世帯も少なくありません。勤務時間もさまざまなので、騒音に気をつかうのは夜だけでいい、というわけにはいかないこともあります。外観や間取りだけでなく、近隣住人との兼ね合いも含めて自分の生活スタイルに合う物件であることが重要です。

賃貸は気軽に引っ越せるのが魅力

これほど事前にしっかり調べて物件を選んでも、結局のところ実際に住んでみないとわからないことも多いので、部屋選びを失敗してしまうことはあります。しかし、はじめから大成功の部屋選びをしている人は少ないでしょう。そもそも、どんな部屋が自分に合うかはそのときの生活スタイルによっても変化するため、いつでも100%満足というわけにはいかないこともあります。そんなときは引っ越しを検討してみるのもいいでしょう。

賃貸最大のメリットは気軽に引っ越せることです。まずは3ヶ月、お試しで住んでみるという気持ちで物件選びを楽しむのもよいのはないでしょうか。

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