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マンションに住む場合は洗濯物をどこに干せば良いのでしょうか。実はベランダに干すことを禁止しているところがあります。室内干しだけで構わないと思っていても、しっかり乾燥せずに生乾き臭が気になってしまうことも多いです。そういった事情も踏まえたうえで、この記事ではマンションで洗濯物をうまく乾かすコツを解説します。

ベランダに洗濯物を干せないマンションがある?

洗濯物をベランダに干したいのであれば、そもそも干すことが禁止されていないか確認しなければなりません。景観が損なわれるという理由から許可していないマンションもあるからです。ベランダには緊急避難経路としての役割もあるため、安全性の観点から禁止しているところもあります。したがって、ベランダに干せると思い込んでマンションを購入すると、住み始めてから別の方法を探すことになりかねません。そのような事態を避けるには、マンションを選ぶとき、ベランダに関する規約に目を通しておくことがポイントになります。

特に、タワーマンションの購入を検討しているなら注意が必要です。ベランダに干せないところが多いことを覚えておきましょう。許可されていても、制限が設けられているケースも見受けられます。たとえば、外部の人の視界に入らないように、手すりより低い位置にしか干せないところもあるのです。規約をチェックするときは、見落としがないように気をつけなければなりません。

ベランダ干しのメリットと注意点

ベランダ干しをするメリットとして、洗濯物がよく乾くことが挙げられます。風通しが良いため、湿度が低い晴れの日であれば、すぐに乾くことも珍しくありません。また、太陽光に含まれる紫外線によって、雑菌の繁殖を防げることも大きなメリットです。衛生面において安心できますし、嫌な臭いも生じにくくなります。さらに、部屋のスペースを取られずに済んだり、来客があった場合にカーテンで洗濯物を隠せるといったメリットもあります。

一方、デメリットとしては、天候の影響を受けやすいことが挙げられます。風が強い日は、飛ばされないように注意しなければなりません。雨が降ってくると濡れてしまう場合もあります。また、布団や毛布などの重い洗濯物を干すときは落下を防止する対策が必要です。洗濯して湿った状態だと通常より重いので、その分だけ落ちやすくなっています。落下すると汚れるだけでなく、階下の住人や通行人などに迷惑をかける恐れがあるので気を付けましょう。

室内干しのメリットと注意点

室内干しのメリットは、花粉やホコリがつきにくいことです。外部の空気は、目に見えないような小さな物質を運んできます。濡れた状態で広げられた洗濯物は、それらがとても付着しやすいです。空気の汚れが入りにくい室内に干すことにより、付着するリスクを大きく抑えられます。また、洗濯物の変色を防げることもメリットの一つです。排気ガスの付着によって黒ずむ恐れがありませんし、紫外線によって色あせてしまう心配もいりません。

ただし、洗濯物を干した部屋は湿気がこもりやすくなります。そのため、ダニが発生するリスクが高くなる点に警戒が必要です。こまめな換気や十分な除湿対策が求められます。さらに、洗濯物から出た湿気が、室内干しをしていない部屋に達する可能性も考慮しなければなりません。住戸内全体の湿度が高まり、ダニだけでなくカビの発生などを招くこともありえます。したがって、室内干しをするのであれば、すべての部屋の湿度に注意を払いましょう。

ベランダ干し派におすすめ! 洗濯物を干すコツ

よく探してみるとベランダには意外と多くの隙間が見つかるもの

ベランダに洗濯物を干すならコツを把握しておきましょう。以下に挙げる方法は、特にベランダが狭い場合に有効です。

100円均一ショップやホームセンターなどのアイテムを賢く利用すると干しやすくなります。たとえば、バスタオルが場所を取りすぎて干しづらいという人は珍しくありません。この問題は、バスタオル用のハンガーを用いると解決できる可能性が高いです。長さやフックの位置を調節して使うことで、つるすのに必要なスペースを節約できます。

また、よく探してみるとベランダには意外と多くの隙間が見つかるものです。衣類同士の間や物干し同士の間もそうですし、物干しやハンガーの下にも空間があります。そのような隙間に干すためのアイテムもあるので、活用することで一度に乾かせる量を増やせるでしょう。さらに、ベランダの手すりや窓枠を使う方法もあります。それらに取り付けられるタイプの物干しを使うことで、本来は干せないデッドスペースを生かせるようになります。

室内干し派におすすめ!洗濯物を干すコツ

空気の動きが少ない壁際や窓際は乾きにくい

室内干しをすると生乾き臭が気になりやすいため、洗濯の段階から気を使う必要があります。その基本となるのは、洗濯に風呂の残り湯を使わないことです。皮脂や石けんカスが溶けており、洗濯物の繊維に付着することで、雑菌の繁殖をうながしてしまいます。悪臭の原因になるので水道水で洗うように心がけ、必要に応じて消臭と除菌の効果を期待できる粉末の酸素系漂白剤を使用しましょう。特に、雑菌が活性化しやすい梅雨のシーズンは要注意です。

部屋の中央に干すこともポイントになります。空気の動きが少ない壁際や窓際は乾きにくいので避ける必要があります。スペースが狭くて大きな衣類や長いタオルをうまく乾かせないなら、M字を意識しながら干すと良いです。蛇腹になるように曲げながら、折り返しの箇所を洗濯バサミで吊るしましょう。また、太めのハンガーを使ったほうが乾きやすくなります。ハンガーにかけた衣類の表と裏の間隔が広くなるため、空気が通りやすくなるからです。

洗濯物を効率よく乾かすコツ

ベランダ干しと室内干しの両方に共通するコツもあります。洗濯機の脱水時間を長めに設定することもその一つです。長すぎると型崩れなどの原因になるので注意が必要ですが、水分をたくさん抜いておくと乾燥時間の短縮につながります。干す前に衣類を振りさばき、シワを伸ばしておくことも大事です。繊維に空気を含ませるつもりで、バサバサと上下に振りましょう。それでも細かいシワが残っているなら、両手で挟むように叩いて伸ばしていきます。

干す前にアイロンをかけるのは、上記の効果を両方とも得られるコツです。脱水後の衣類にアイロンをかけると、水分が蒸発して乾燥しやすくなりますし、たくさんシワがあってもきれいに伸ばせます。また、ズボンやスカートを干すときは裏返すようにしましょう。外側に厚い生地が使われていることが多く、そのまま干してしまうと内側がなかなか乾きません。色あせも防止してくれます。アイロンがけや裏返すことは面倒ですが、ひと手間かけるだけのメリットはあります。

室内干しだけでも十分? でもベランダ干しができればもっと快適!

コツを把握すれば、室内干しでも洗濯物を乾かしやすくなります。とはいえ、やはり干せる場所が室内だけに限定されているのは意外と不便なものです。たとえば、キッチンの近くにしか干すスペースがないと、洗濯物に料理の煙や臭いがうつることを気にする人もいます。寝具などから異臭がする場合は、ただ洗濯するだけでなく、紫外線による殺菌も兼ねて外に干したい場合もあるでしょう。ベランダに干せないと、このようなケースで不満を感じる可能性があります。

多くの家庭にとって洗濯は毎日のことなので、干せる場所について楽観的に考えるのは良くありません。マンションを選ぶときは、入居後の生活をイメージして、どこに干したいのか考えることが重要になります。選択肢を狭める意味は特にないので、室内干しだけで十分だと思っていても、ベランダ干しができればもっと快適だと感じやすいです。そのため、ベランダ干しが可能かどうかもマンション購入の検討材料に入れましょう。

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住宅ローンをご検討中の方

この記事の監修者
岩佐 弥生 整理収納アドバイザー

整理収納作業をはじめ、しゃべりの仕事で培った、分かりやすく、聞きやすいセミナーが好評で企業様が主催するイベントやセミナーに講師として多数招かれての講演多数。

また、TV、ラジオ、情報誌、WEB等への出演、キッチンショールームの収納コーディネートや収納用ラベルのプロデュースも行っています。

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