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マンションを購入する際に新築や中古問わず気になるのは、壁や床、建具などを含む「内装」です。内装は部屋のイメージを決める最も大きな要素といえます。おしゃれな部屋づくりをするなら、家具や小物だけでなく内装にもこだわりましょう。今回は、おしゃれな部屋を目指している人に向けて、人気の内装と相性のいい家具の組み合わせを紹介していきます。

人気No.1の内装は「ナチュラルテイスト」

明るい雰囲気が魅力のナチュラルテイスト

内装で最も人気のある「ナチュラル」は、流行にとらわれず飽きにくいインテリアテイストです。全体のカラーをベージュやブラウン系で統一すると、やさしい印象のリラックスできる部屋に仕上がります。
ナチュラルの特徴は、木やコットン、麻など自然素材を多く取り入れていることです。家具に関してもフローリングと同じ樹種の木製家具を基調とすることで、内装に統一感が生まれます。

また、アクセントカラーはモスグリーンなど落ち着きのある色調がおすすめです。クッションやラグなどに部分的に取り入れると、アクセントとして効果的です。カーテンやソファ、クッションカバーなどのファブリックは、素材の統一感を出すために、コットンやリネンなどの天然素材がブレンドされた生地を取り入れると良いでしょう。

モノトーンの「モダンテイスト」も根強い人気

シャープなイメージのモダンテイスト

ナチュラルに続いて人気のある「モダンテイスト」は、スタイリッシュな雰囲気が好きな人にぴったりの内装です。直線的なデザインの家具やヒダの少ないフラットなスタイルのカーテン、ブラインドなどでストレートラインを強調すると、シャープなイメージが強くなります。

カラーコーディネートは原色や黒などのモノトーンでまとめると、簡単に統一感が出せます。白からグレー、黒へと濃淡をつけた無彩色モノトーンに限らず、好みの色を一色選んでコーディネートしたり、白やグレーをベースにアクセントカラーを取り入れても良いでしょう。

モダンテイストの内装では、カラーを定番のモノトーンにする場合、フローリングや家具類は大理石やガラス素材など無機質なものや光沢のある仕上げが最適です。床や家具類に木の素材感を残したい場合は、ダークブラウン系の木材を選びましょう。ダーク系のカラーにすることで、ベースカラーのホワイトとのコントラストが強まり、モダンならではのメリハリのある印象へと仕上がります。

カーテンやクッションなどは、無地で統一するとスタイリッシュにまとまります。柄物を取り入れたい場合は、花柄などは避け、幾何学模様やストライプを選びましょう。直線的な柄を選ぶと、シャープなイメージは崩さずにインテリアに変化を加えられます。

和と洋のミックスがおしゃれな「和モダン」

和モダンは和のテイストが好きな人に人気のある内装です。純和風の内装にしようとすると、使い勝手や導入費用、メンテナンスなど気になる点が多いでしょう。しかし和と洋をバランスよくミックスする和モダンなら、生活の利便性を損なわず快適に暮らしながら和の雰囲気を楽しめます。 定番のホワイト系はもちろん、和モダンに合う濃いねずみ色や淡いうぐいす色など、伝統的な和の色をチョイスすると、ガラッと雰囲気を変えられるでしょう。

家具については、和風家具はもちろん、あたたかみのある北欧風の家具もよく合います。また、「イームズチェア」や「ネルソンの時計」などが代表的なミッドセンチュリー家具のなかには、レトロな雰囲気が和モダンとよく合うものもあります。また、より和の雰囲気を引き立てたい場合は、家具の高さは背の低いものを選びましょう。ソファに関しても、脚がないタイプや座面が低いタイプにすると、日本ならではの床に近い生活が味わえます。

部屋のイメージは色の効果でガラッと変わる

部屋のイメージは内装のカラーによって大きく左右されます。特に床と建具のカラーの組み合わせは、部屋のイメージを決めるのに大きな役割を担っています。マンションを購入する前に、好みのテイストにはどんなカラーが合うのか、相性を把握しておきましょう。

・ホワイト系
まずは部屋をパッと明るく見せてくれるホワイト系です。ホワイト系は、清潔感やスッキリとした印象を与えます。テイストは女の子らしいガーリーな雰囲気の「カントリー」、洗練された上品なアンティーク調の「シャビーシック」、スタイリッシュでシャープな印象の「モダン」との相性が良いです。また、カントリーやシャビーシックでは、ペイント仕上げをアンティーク調にするなどして古びた感じをだすと、素材感が残って味わいのある雰囲気になります。

・ライトベージュ系
続いて人気の高いライトベージュ系のカラーです。明るく落ち着いた色味の木材を使用するライトベージュ系は、自然の風合いやあたたかみを感じられます。「ナチュラルテイスト」のほか、「カフェ風」や「和モダン」との相性が良いです。また、「北欧風」の内装にしたい場合にも、主張が少なくなじみの良いライトベージュが最適です。面積の広い部分をライトベージュで統一することで、アクセントとなるカラーや北欧の柄が際立つでしょう。

・ダーク系
最後に存在感が強めなダーク系のカラーです。濃いブラウンやブラックなどのダーク系を選ぶと、落ち着いた大人っぽい印象に仕上がります。相性のいいテイストは、「モダン」「ミッドセンチュリー」「クラシック」などです。無機質で男性らしい印象の「インダストリアル」な内装にしたい場合にも、落ち着いた印象のダーク系が合います。また、家具類やファブリック類も同じダーク系でまとめると、重厚感のある部屋になります。

内装は色の選択肢の少ないものから順に決める

部屋をおしゃれな内装にしたいのなら、素材やカラーを決める順番にこだわりましょう。順番のコツはフローリングや建具など、色の選択肢の少ないものや優先順位の高いものから決めていき、壁紙や塗料などカラーバリエーションの多いものは最後に決めていくことです。そうすることで微妙な色彩調整が可能になり、妥協のないコーディネートができます。
特にどうしても使いたいお気に入りの内装材や家具がある場合は、それに合わせてほかのものを決めていいましょう。また、大きな面積を占めるものは全体の印象に大きく影響しますので、より面積の大きなものを優先することも頭に置いておきましょう。

床と建具はカラーをそろえると統一感のある落ち着いた雰囲気になり、異なるカラーにすると変化が生まれおしゃれな雰囲気になります。
床や建具の候補が決まったら、ソファやテーブル、壁面収納など大きめの家具を選んでいきましょう。家具をあとから選ぶ際は、壁や床などの色合いや素材感に合っているかが重要なポイントです。

最後に照明やラグ、インテリア雑貨などの小物類を選んでいきます。小物類は内装のアクセントにもなるので、叶えたいテイストに合ったカラーや柄を取り入れましょう。ただし何種類ものカラーを取り入れてしまうと、統一感がなくなりごちゃごちゃした見た目になってしまうので注意が必要です。効果的にコントラストをつけるためにも、アクセントカラーは一つか二つに絞りましょう。

存在感の強くない小物類は、テイストが少し異なったとしても部屋のイメージに影響しにくいでしょう。しかし床や建具、ソファなど大きいものは、存在感が強く、目につきやすいです。異なるテイストのものをチョイスしてしまった場合、大きいものだと浮いてしまうかもしれません。そのため、大きいものから小さいものの順にテイストをまとめていくことは、内装づくりの失敗を防ぐ方法ともいえます。

おしゃれな部屋づくりはイメージ固めから

おしゃれな内装といっても、テイストごとに適した素材やカラーは異なります。自分好みの内装にするためには、まずは叶えたい内装のイメージを固めましょう。メーカー主催のショールームなら、プロのコーディネーターが手掛けた内装から、おしゃれな内装づくりのポイントがチェックできます。また、インテリア雑誌やインスタグラム、インテリアを配信しているアプリなども参考にして、自分の叶えたい内装のイメージをつかみましょう。

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住宅ローンをご検討中の方

この記事の監修者
秡川 寿美礼(はらいかわすみれ) インテリアコーディネーター

(有)エル ・エル・プランニング代表。それぞれのライフスタイルに合わせた暮らしやすい住まいづくりやインテリアコーデイネートを提案している。

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