【徹底比較】家事代行サービス8社の料金・サービス内容

一昔前までは、海外や、日本でもセレブ家庭だけが利用するイメージだった「家事代行サービス」。共働き世帯や高齢者のみの世帯など、家族の在り方が多様化した昨今は、一般家庭でも利用する人が増え始めています。普及に伴い、さまざまな趣向を凝らした家事代行サービス業者が誕生しましたが、いざお願いしようと思ったとき、どのように選べばいいのか悩んでしまいますよね。そこで、家事代行サービスを提供している8社を徹底比較して、各社の違いを見ていきましょう。

家事代行サービスとは?

家事代行サービスにはどのようなものがあるのでしょうか

「家事代行サービス」は、スタッフが依頼主の家を訪問し、掃除や洗濯、食事作りなどの家事を代わっておこなってくれるサービスです。いわゆる家政婦さんのように、毎日訪れたり常駐したりするスタイルではないので、「来客があるから隅々まできれいにしたい!」「体調が悪くて家事ができない」といったときにも、スポットで、やってもらいたいことだけを頼むことができます。また、ハウスクリーニングのような徹底した汚れ除去ではなく、日常的な掃除の範囲のため、手軽に利用できる価格帯であることが多いです。

家事代行サービス業者の選び方

家事代行サービスの主な内容としては、キッチン、バスルーム、トイレといった水回りや各部屋の掃除と片付け、アイロンがけや布団干し、料理の下ごしらえや食事の作り置きなどです。料金は、あらかじめ決められた1時間あたりの金額を利用時間分支払うタイプと、「バスルーム清掃○○円」といった具合に、提供するサービスごとに金額が設定されているタイプがあります。そのため、まずは「何をお願いしたいのか」を明確にして、各社のサービス内容と料金を比べてみるといいでしょう。

また、「厳しい研修をクリアしたスタッフしかいない」「栄養士や整理整頓アドバイザーの資格を持ったスタッフがいる」「とにかく安い」など、業者ごとに特色があるので、依頼する目的と、求めるクオリティもはっきりさせた上で比較すると、希望に近いサービスを得られる業者を見つけやすくなりますよ。

なお、スタッフとはいえ、見知らぬ人が自宅に入ることに抵抗を感じる人もいると思います。そのようなときは、在宅中に来てもらったり、スタッフのプロフィール確認や指名ができる業者や、作業前後のサポートがしっかりしている業者を選んだりすると安心かもしれません。

家事代行サービス8社の特色は?

業者ごとの違いを比較してみましょう

一言で「家事代行サービス」と言っても、料金やサービス内容からクオリティまで、業者によってそれぞれ特色があります。実際にどんな違いがあるのか、広いエリアで家事代行サービスを提供している業者を中心に比較しました。

【ダスキン メリーメイドサービス】

全国47都道府県すべてに店舗があるため、サービス対応エリアを気にせずに依頼できます。時間内に希望する家事を組み合わせてお願いできる「家事手おてつだいサービス」(2時間6,000円~)、品物の分類から使いやすい収納まで、クローゼット内などの整理整頓をおこなってくれる「箇所別おかたづけサービス」(1時間30分10,500円)など、要望に合わせたコースが複数あるほか、家主に代わって空き家の清掃と定期点検をしてくれる「空家点検サービス」(1ヶ月1回11,000円~)もあります。

https://www.duskin.jp/merrymaids/

【ベアーズ】

5,200人以上のスタッフの中から要望にマッチした人選をしてくれるので、各家庭の希望に合ったサービスが期待できます。「エクスプレス」(1時間4,500円~)なら、14時までに問い合わせれば最短で3時間後には対応してくれるので、突然お願いしたくなったときにはとても助かります。また、ペットの散歩やエサやりなどに対応してくれる「ペットサービス」(1時間4,900円~)、男性スタッフが重たい家具の移動などをおこなってくれる「マッスルベアーズ」(1時間4,900円~)など、ピンポイントのサービスも揃っています。

https://www.happy-bears.com/

【ニチイライフ】

介護、医療、教育事業を展開する株式会社ニチイ学館が手掛ける家事代行サービスです。そのため、通常の家事代行サービスのほか、入退院の準備から入院中の洗濯、留守宅の掃除までお任せできる「入退院安心サービス」(1回2,600円~)、一人での留守番や、病欠中のお子様を見守りながら家事もおこなってくれる「お子さま安心サービス」(1回2,600円~)、介護のプロが家族に代わって高齢者や障害者の身の回りのお世話をする「高齢者・障がい者ケアサービス」(1回2,600円~)など、特色あるプランも豊富です。

http://www.nichiiweb.jp/kaji/

【サニーメイドサービス】

こちらもニチイ学館の手掛ける家事代行サービスですが、フィリピン政府公認である家事の専門資格を持つフィリピンスタッフが対応してくれるサービスになります。基本単価は1時間7,500円ほどですが、スタッフは2名1組なので2倍のスピードで家事が進み、短時間でも充実したサービスが受けられます。対応時間は6時から22時、土日も含む週7日営業で、1時間だけの依頼も可能。「特急プラン」(1時間10,800円)なら、前日や当日の申し込みでも対応してくれます。

https://www.sunnymaid.jp/

【CaSy(カジー)】

一度会員登録を済ませれば、予約からスタッフとの事前打ち合わせまですべてウェブ上で完結するので、見積訪問などの時間を割く必要がなく、忙しくても合間をぬって手続きが進められます。3時間前までの依頼で当日の対応もしてくれる「スポット予約」もあり、住宅内清掃全般、どれをお願いしても1時間2,500円。定期利用なら2190円~と、更にお得になります。スタッフの指名(1時間400円)もあるので、毎回同じスタッフにお願いすることもできます。

https://casy.co.jp/

気になるものの手が回らない、そんなちょっとした家事の依頼も可能です

【カジタク】

イオングループの家事代行サービスで、掃除や洗濯、料理といった家事全般のほか、引越しの手伝いやクローゼット内の整理などもお願いできます。掃除代行や料理代行のスポットでの依頼は1時間あたり6,100円~ですが、週に1度の定期便なら1時間当たり3,150円。どちらも2時間から受け付けています。なお、「プレミアムホリデープラン」なら、19,800円で6時間ものあいだ家事を請け負ってくれるので、各部屋と水回りの掃除や整理整頓、食事の作り置きから後片付けまで、あらゆる家事をカスタマイズしてお願いできます。

https://www.kajitaku.com/

【ミニメイド・サービス】

スタッフの90%以上が整理収納アドバイザー2級やクリンネスト2級の資格者という家事代行サービスで、徹底した教育プログラムの研修に合格したスタッフのみがサービスに従事するため、クオリティの高いサービスが期待できます。地方都市専門で、整理収納アドバイザーがライフスタイルに合わせたオーダーメイドのプランを提案してくれる「家事CON」(150分7,350円~)、子どもの受験を控える家庭向けに、家事のほか、塾への送り出しやプリント類の整理、裁縫などの習い事準備も請け負ってくれる「お受験ママコース」(1時間5,400円~)など、特色あるプランも豊富です。

https://www.minimaid.co.jp/

【イエキーピング】

対応エリアは東京23区のみですが、40平方メートル未満の1Kや1DK対象の「ライトプラン」なら、各部屋の清掃からゴミ出しまでがセットになって1回1,800円ほど。40平方メートル以上の間取でも、1回約3,700円~でお願いできます。「イエコック」では、訪問日と、その後2日分の作り置きの計3食分を、買い出しからおこなってくれます。大人2名分、食材費も込みで、1回約9,250円。1食あたり2人で3,000円ほどなので、共働きなど、買い出しも調理もままならない家庭にとってはかなり有り難いサービスではないでしょうか。

http://iekeeping.ienonaka.jp/

家事代行サービスのメリットは家が片付くだけじゃない

日常のちょっとした家事から頼める家事代行サービス。プロの技で家が綺麗になるのはもちろん、お任せしている間に、日ごろの疲れをとったり、家族でだんらんのひとときを過ごしたりと、時間を有意義に使えるのも魅力といえるでしょう。サービスを上手に活用して、ゆとりのある毎日を手に入れるスタイルが、時代の主流になりつつあるのかもしれません。

※価格はすべて税抜です。
※2019年4月20日時点での価格になります。

(最終更新日:2019.10.05)
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