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仕事や家事に多忙な現代人。ただでさえ運動不足な上に、長時間のデスクワークやスマホ使用などで、慢性的な首・肩のこり、腰痛等に悩まされている方も多い。そんな日々の疲れを癒してくれる家電がマッサージチェア。実は、マッサージチェアは日本生まれの家電。その誕生から60年以上を経て、今や目覚しい進化を遂げています。そこで今回は最新マッサージチェアに注目し、その最前線を探ります。

AIハイブリッドメカで、プロの手技にも勝る!?

「マッサージチェアは日本が発明した文化的な健康製品です。これからも世界の中で文化として続けていくためにも、日本が誇る技術・機能をとことん追及し、開発していきたい」

こう話すのはファミリーイナダ営業本部東京支店リーダーの立花祐作さん。ファミリーイナダは2016年に業界初となる「人工知能メカ」を搭載させたマッサージチェア『ルピナス』を発表しました。マッサージチェアとスマートフォンやタブレットなど、ウェラブルデバイスを使用して、血圧や体重推移などの身体情報を365日24時間 、クラウドで管理。通信ネットワークシステムで健康管理をしながら、一人ひとりの体形や筋肉の状態を把握し、その時々のコンディションに合わせて最適なマッサージをしてくれます。そして昨年末に『ルピナス』の最新モデルとして『ルピナスROBO』が発売されました。

『ルピナスROBO』 Wi-Fiモデル9,800円(税別)/月×60回 LTEモデル10,800円(税別)/月×60回

「マッサージチェアの究極はプロのマッサージ師の手技に追いつき、追い越すこと。この『ルピナスROBO』は人間の技に勝つ事を目標に開発されました。これが自宅にあれば、わざわざ外へマッサージを受けに行く必要がなくなるほどだ、と自負しています」(立花さん)

マッサージ師が施術する場合、筋肉の硬さや体格の違いによって揉み方に強度の違いをつけます。身体が硬い人に対しては、ただ強く揉みほぐすのではなくこっている部分を深くゆっくり揉み、柔らかくなったらリズミカルな動きへ変化させていきます。マッサージチェアが人間に勝つためにはそうした人間の手の動きを再現し、人間のマッサージ技法を越えなくてはなりません。

そこでファミリーイナダは、人間の手の動きと、そのリズムを徹底的に研究。そしてついに『ルピナスROBO』で指の第一関節と第二関節を有する「手を再現したメカ」と「AI」のハイブリッドによって、マッサージ師が施術するような絶妙な動きを再現させることに成功しました。人が揉んでいるような心地よさ、気持ちよさを実現させたのです。

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委託会社に頼んだ調査では人間の手に勝利。「まさか勝つとは」と、この結果には立花さんも驚いたそう。

働き盛りの戦士たちに、シャア専用のマッサージチェアで休養を

更に『ルピナスROBO』には『機動戦士ガンダム』の人気キャラクター、シャア・アズナブルとコラボした『シャア専用ルピナスROBO』といったユニークな商品も発売しています。立花さんは『シャア専用ルピナスROBO』の開発メンバーの一人です。

ファミリーイナダ株式会社営業本部東京支店リーダーの立花祐作さん。シャアのパネルと共に。

「40~50代といったガンダム世代が、現在のマッサージチェア市場のメインターゲットです。それに“ロボ”と言えば、ガンダムだろう、と(笑)。戦いへ出て帰ってきて、仮面を脱いで休養を取り、英気を養い、また戦いへ向う。シャアのイメージと『ルピナスROBO』を利用して欲しい働き盛りの方々の背景が重なり、我々営業の声を聞いてもらって、シャアとのコラボが実現しました」(立花さん)

『シャア専用ルピナスROBO』 Wi-Fiモデル10,500円(税別)/月×60回 LTEモデル11,500円(税別)/月×60回

タブレットの中の画像にジオン軍のデザインが入っていたり、枕にもうっすらジオン軍の紋章が掘り込まれていたりと、ファンには嬉しいこだわりも。見た目も、さながらモビルスーツのコックピットを髣髴(ほうふつ)させます。デザインは違えども、性能は同一。しかも価格は『ルピナスROBO』よりも1か月あたり700円ほど高いにも関わらず、やはり40~50代のガンダム世代には『シャア専用ルピナスROBO』の方が圧倒的に人気だとか。ちなみに『ルピナス』シリーズは月々の60回払いといったリース販売という形を取っています。高額商品でもあるので、誰でも求めやすいように無金利の分割払いの設定にしています。また5年の間、バージョンアップのフォローなど、すべてメーカーが保障してくれる仕組みになっています。

タブレットの画面内も赤が基調となっています。

実際に『シャア専用ルピナスROBO』を体験

私も紛れもなくガンダム世代のひとり。せっかくなので『シャア専用ルピナスROBO』を体験させてもらいました! 今回、選択したのは「全身疲労回復コース」、時間にして15分程度の施術です。人間のマッサージのように心臓から遠いところ、足からマッサージがはじまります。疲労回復コースということもあり、揉みほぐしが優しく非常に心地よいです。同時に行なうこともあるそうですが、基本的には一箇所ずつ順々にマッサージしていきます。AIの判断で、その時の体調や疲労度に合わせたマッサージをするので、揉む回数や強度などは予測できません。従来のマッサージチェアとは動き方がまったく違い、驚かされます。

ファミリーイナダ東京支店にて。取材にも関わらず、最後の方は睡魔に負けそうになってしまいました。

「たとえば月に3,000円のマッサージを3回ほど行かれる方だったら、ほぼ同等の金額で『ルピナスROBO』が買えます。人にはちょっと頼みにくいような施術箇所やお願いごとでも、マッサージチェアだったら、そんな気兼ねや遠慮をする必要は一切ありません。自分の気持ちいいと思う通りにマッサージすることができます。また女性だったら、マッサージを受けに行くだけのためにメイクをするといった手間も省けます。自宅にマッサージチェアがあれば、そうした煩わしさもなくなります」(立花さん)

家族の健康を総合的にサポート

全身疲労回復などが目的のメディカルコースをはじめ、部位集中、姿勢調整・座禅、ストレッチ運動・ヨガ、子どもコースなど、さまざまな用途に合わせて24コースあり、家族で使用することができます。またオプション機器を組み合わせた「健康管理システム」で、厚生労働省が提唱する「休養」「運動」「栄養」の3要素に基づいた健康づくりが行えます。血圧や体重などのバイタルデータは数値で目に見えるため、いつでも家族全員の健康状態を確認することができます。

「ミュージアム」では自身のスマホを接続し、マッサージをしながら、お気に入りの音楽を楽しむことも。身体だけでなく、心からリラックスすることで、1日の疲れを癒します。

マッサージチェアは健康器具と同時に医療器具

音声認識や顔認証なども付いており、今やマッサージチェアには最先端の技術が搭載されています。人間との対決にも勝利したマッサージチェアは、これからどのような方向性を目指して進んで行くのでしょうか。

「人間の手を超えるという思いから誕生した『ルピナスROBO』。しかし、人間に勝つことが第一ではありません。マッサージ師と共に、人々の健康づくりのために尽くすことが何よりの目的です。マッサージチェアは健康器具と同時に医療器具でもあります。これから超高齢化社会を迎える日本で、マッサージチェアは、より健康で元気になれる体づくりに貢献できる存在でありたい」(立花さん)

かつてマッサージチェアは銭湯や温泉などに置いてある業務用が主流でしたが、30年ほど前から徐々に一般家庭にも普及しはじめ、今では家庭用が90%以上を占めるまでになっています。しかし、世帯普及率で見ると16%程度と、まだまだ「普及」と呼ぶには物足りない数字。一家に一台に目標に頑張っていきたい、とも立花さんはおっしゃっていました。健康器具かつ医療器具として、これからマッサージチェアはどのように進化していくのか、今後の動向に目が離せません!

お問い合わせ先/ファミリーイナダ

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