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ガーデニングを始めるとき、まず必要になるのが「花壇」です。花壇は専門業者に依頼することもできますが、自分で手作りしてみるのも楽しいもの。基本的な花壇の作り方や好きな花壇を簡単にDIYする方法について紹介していきます。

花壇のデザインを押さえておこう

花壇のデザインにはいろいろな種類があります。どのデザインで花壇を作るかによって、庭の雰囲気が大きく変わりますよ。特に代表的なものだけ押さえておきましょう。

ボーダーガーデン

英国風ガーデンによく見られるのが、建物やフェンスに沿って作られるボーダーガーデンです。手前に低い植物、奥に行くほど高さのある植物を配置することで、前からの見映えが良い奥行きのある花壇になります。

ロックガーデン

大きめの石や岩を積み上げて花壇を作り、より自然な雰囲気を出すものです。庭に傾きがあってボーダーガーデンには不向きな場合は、ロックガーデンを採用すると良いでしょう。整いきっていない、味のある庭になりますよ。

アイランドベッド

レンガなどで島のような半円形に作った花壇のこと。花壇の大きさが調整しやすいので、どんな庭にも作りやすいのが特徴です。庭全体にアイランドベッドを数箇所置くことになりますが、同じ花を植えれば統一感を、違う花を植えればいろいろな顔を持った庭を作ることができます。

リボンガーデン

リボンのように細長い花壇のことをリボンガーデンといいます。細長い形の庭や、玄関のサイドなど、一見花壇を作りにくい場所にも花を植えることができます。レンガや柵で作ることが多いですね。

レイズドベッド

柵や大きめの石などを使って、土の部分を地面よりも一段上げている花壇のことです。高さを出せるので、立ったままでも手入れしやすいのがメリットでしょう。背の高い植物を植えると圧迫感が出やすいので、低めの植物を植えるか広めの庭で造作すると良いですよ。

花壇をつくる素材:レンガ、木柵など

レンガ選び一つでも花壇の表情はぐっと変わります

花壇を作る素材にもいろいろな種類があります。代表的なものといえば、レンガ造りでしょう。ホームセンターなどで売っている好きなレンガを組み合わせることで、簡単に花壇を作ることができます。また、木柵で作る花壇も人気です。白く着色した柵は北欧風ナチュラルガーデンとの相性が良いですよ。

レンガ造りの花壇を作る手順

では実際に花壇をつくってみましょう。今回は、もっともメジャーであるレンガ造り花壇の作り方をご説明します。レンガ造りの花壇は、レンガを接着しなければ何度でも置き直すことができ、簡単なのに見映えも良いので、初心者におすすめです。

手順1:花壇のデザインや植える花を決める

まず、庭の形を参考に花壇のデザインを決めます。細長い庭ならリボンガーデン、ある程度広さのある庭なら、アイランドベッドやボーダーガーデンが作れます。花壇の形が決まったら、そこに植えたい花を決め、グリーンセンターやホームセンターにレンガと花の苗木を購入しに行きましょう。近くに店舗がない場合は、インターネットのグリーン専門店で買うこともできますよ。

手順2:土の状態を整える

土の状態を整えるのは基本中の基本です

次に、庭の土を整えましょう。日本の土壌は酸性に偏っているため、元々庭に土がある場合でも土の調整をします。土を掘り起こして空気を入れ、赤玉土を入れて水はけを良くしておくのがポイント。それから、石灰を混ぜ入れて酸性とアルカリ性のバランスが取れている状態にします。その状態で1週間ほどおいたあと、腐葉土を混ぜて栄養のある土に仕上げましょう。なお、赤玉土、石灰、腐葉土もグリーンセンターやホームセンターで苗木と一緒に購入してくださいね。

手順3:レンガで花壇を作る

必要な素材が揃ったら、いよいよ花壇を作りましょう。レンガを縦向きにし、花壇のふち部分にレンガを土に差し込むようにして置いていきます。レンガを横向きに置く場合や、縦向きのレンガをより頑丈にしたいときは、セメントを混ぜたモルタルでレンガとレンガのスキマをつなぐと良いでしょう。

花壇を初めて作るときは、まずレンガを仮置きしてみて、イメージどおりになったらモルタルで固めるようにすると失敗が少なくなりますよ。モルタルを使った場合は、3日間ほど時間を置いて固まるのを待ちましょう。

手順4:好きな花を植える

  • 植える配置にも気をくばり、バランスのいい花壇にしたいものですね

花壇ができたら、その中に土を入れてうねを作り、好きな花や草木を植えましょう。高さのある植物は奥側へ、低めの植物は手前に植えることで、奥行きが出て全体の花々がきれいに見える花壇になりますよ。もし花の配置に迷う場合は、苗木を仮入れした鉢のまま土の上に置いてみて、全体のバランスを見ながら植え替えていくと良いでしょう。

初心者におすすめ!育てやすい花 5選

花壇にはもちろん好きな花を植えていいのですが、初心者でも育てやすい花を選ぶと、美しい花壇が維持しやすいです。ビギナーにおすすめの花を5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ペチュニア

ペチュニアは、成長が早くて開花時期も長いことから、初心者にもおすすめの花です。品種が多く、小ぶり〜中ぶりの大きさで、ピンクや白とピンクのミックス、むらさきなどの花を咲かせます。

パンジー、ビオラ

パンジーやビオラも育てやすい花のひとつです。元々は花の大きいものがパンジー、小さいものがビオラでしたが、最近では配合が進んで区別がつかなくなりました。色も赤や白、ピンク、むらさきなどさまざまな種類があります。苗木が比較的安めなのも嬉しいですね。

ラベンダー

英国風ガーデンにぴったりなのがラベンダー。鮮やかなむらさきの花は、5月〜6月に楽しめます。高温多湿に弱いので、日当たりと水はけが良い場所に配置するといいでしょう。

ナデシコ

赤やピンク、白、黄色などの可憐な花を咲かせるナデシコは、寒さに強く一年以上楽しめる多年草です。やや湿度に弱いので、水はけの良い土で育てましょう。

アスチルベ

アスチルベは、複数株をまとめて植えることで、群生する美しさをかもしだせる花です。ピンクや白、むらさきの花を咲かせます。耐寒性があり日陰でも育つので、北側にある庭にぴったりですよ。

花壇のメンテナンス方法

花壇を作ったら、日々のメンテナンスを行うことが肝心。土が乾いてきたら水やりをします。夏の暑い時期は日中〜夕方に、冬の寒い時期は朝方に行うと、根腐れを防ぐことができます。液体肥料も定期的に与えるようにしましょう。咲き終わった花を摘み、伸びすぎた草は切るようにすると、花の株が長持ちするようになりますよ。

まとめ

初めてガーデニングをするときは、ぜひ花壇を手作りしてみましょう。レンガ造りの花壇は意外と簡単に作れますよ。花壇には好きな花を植えますが、なるべく育てやすい花を選ぶことで、メンテナンスの手間を省けます。ぜひ理想の花壇をつくってみてくださいね。

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