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マイホーム購入を決意したものの、マンションと戸建て、どちらにすべきか悩んでいる人は少なくない。どちらも同じ“住まい”だが、そこには想像以上に多くの違いがある。

まずはそれぞれのメリットとデメリットを理解し、納得したうえでどちらにするか決めることが肝心。もちろん、ひと口にマンションといっても、3階建ての低層マンションと20階を超えるタワーマンションでは、多くの違いがある。ここではあくまでも一般論としてマンションと戸建てを比較し、そのメリットとデメリットを考えてみたい。
※「本当に住みやすい街Walker Vol.001」より転載

将来のライフステージの変化を考えて選ぼう

まずポイントになるのが、構造的な特徴の違い。

最近の多くの分譲マンションは、オートロック式の共用玄関を通らないと各住戸に行けない二重玄関になっているため、防犯面での安心感が高い。また、構造的に気密性、断熱性が高いため、一般的な戸建てよりも熱効率に優れているといわれている。さらに、マンション居室の多くは、ワンフロアなので室内は段差も少なく、階段の上り下りもないため安心度もある。

ただし、両隣や上下の住戸とは壁や床(天井) で区切られている構造なので、いわゆる生活音も含めてほかの住戸の騒音が気になりやすいというデメリットがある。特に小さな子供がいる場合は、走り回る音が階下に迷惑をかけていないかストレスになるという声も多い。

戸建てとマンションを同じ敷地面積で考えた場合、戸建ては2階建てや3階建てにすることで、ワンフロアのマンションよりも、住居部分の面積を広くできるというメリットがある。また、1階に水回りやLDKを集め、2階を個室にするという具合に間取りを自由に配置できるので、家族間のプライバシーを確保しやすいというのも利点だ。

ポイントを整理し家庭での重要度を確認

戸建てのデメリットとして挙げられるのが、高齢になってからの階段の上り下りや段差の乗り越えだ。
戸建てはマンションに比べるとバリアフリー化されていない建物が多いため、元気なうちは苦にならなくても、足腰が弱ってくると想像以上にこたえるという意見は多い。一方、ひと昔前はマンションよりも戸建てが高額というのが常識だったが、近年は都市部を中心にマンション価格が高騰。立地や面積などで違ってくるが、両者に大きな差がなくなっているというのが実情だ。

コスト面で比較すると、マンションの場合、管理費のほかにマンションの資産価値を維持・向上させるために、12年程度の周期で行われる大規模修繕工事のための修繕積立金が、毎月1.2万円程度かかる。さらに駐車場を使う場合は、その費用も想定しておく必要があるので、住宅ローンの返済とは別に毎月3万円ほどの出費は覚悟しておくべきだろう。

対する戸建ては、管理費や修繕積立金、駐車場代などは不要。ただ、マンションのように管理会社が管理や修繕をしてくれるわけではないので、維持するための手間はかかる。しかし、こまめにメンテナンスして建物を良好な状態に保つことができれば、修繕工事なども最小限で済むし、リフォームを行うタイミングは教育費などの出費との兼ね合いを考えて、自分で決めることができる。

現在の生活だけでなく、将来的に自分や家族に起こり得るライフステージの変化なども想定して重視すべきポイントを整理し、マンションか戸建てを選んでほしい。

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