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お子さまの成長やご両親の高齢化、同時に実家の老朽化も露見するなど、マイホームの購入を考えるようになるきっかけは様々です。そうしたきっかけで、二世帯住宅を建てる決断をした人たちもいます。お互いが助け合って生活しやすい反面、気を遣ってしまいストレスを感じるという声もあり、なかなか二世帯住宅の新築に踏み切れないという人もいるでしょう。今回は、二世帯住宅で実際に暮らしている人々の住宅購入者ストーリーをまとめました。

自宅の老朽化が、二世帯同居のきっかけに

参照元:こだわりの二世帯住宅。笑顔があふれる至福の住まいを手に入れたYさん

自宅の老朽化をきっかけとして、二世帯住宅への建て替えを検討する人が多いようです。築30年近い自宅を建て替えるか、リフォームするか悩んでいたYさんもその1人。ご家族に相談したところ、近隣で暮らす息子さん夫婦が同居してくれることになり、二世帯住宅に建て替える決断をしました。

1階が親世帯、2階を子世帯のスペースに。1階の住戸を通らず2階にアクセスできる階段を設けたり、浴室やトイレ、キッチンなどの水廻りは、1階と2階どちらにも設置したりと、それぞれのライフスタイルを尊重し合いながら生活ができるように設計しました。

休日は各々のペースで過ごしているそうですが、平日の夕食は1階のキッチンで、2世帯揃って楽しんでいるとのこと。つかず離れず、心地よい距離感で暮らしている様子がうかがえます。

※詳細は「こだわりの二世帯住宅。笑顔があふれる至福の住まいを手に入れたYさん」を参照

ちなみに、Yさんは二世帯住宅を建てるにあたり、親子リレーローンを活用しました。親子リレーローンの詳細は、過去記事「高齢でも住宅ローンが借りられる! 親子リレー利用のメリットや注意点は?」も参考にして下さい。

参照元:築40年以上の自宅を一新。二世帯住宅への建て替えを決めたSさん

かねてからマイホームが欲しかったというSさんは、奥さまの実家から提案されていた同居の申し出を受け、築40年を超える実家を完全分離型の二世帯住宅に建て替えました。1階が親世帯、2階が子世帯で、玄関も水廻りも別々のため、お互いが気兼ねすることなく生活できるスタイルです。設計時から、お互いの住まいには干渉せず、別々に打ち合わせをしたそうです。外観デザインは二世帯で相談をして決めました。

普段はお互いの生活を尊重し合うSさん一家ですが、子育てで困ったことがあれば気軽に両親を頼ることができ、両親はかわいい孫の顔をいつでも見ることができる環境で、世代を超えた交流が自然とできるようになったそうです。

※詳細は「築40年以上の自宅を一新。二世帯住宅への建て替えを決めたSさん」を参照

出産のタイミングで、ご両親との同居を決意

参照元:完全分離型の二世帯住宅を新築。快適でエコな毎日を実践するSさん

お子様を授かったタイミングで、住宅購入とご両親との同居を決めたSさん。まだまだ現役で仕事をしているご両親との生活に備え、100坪近い土地に4台分の駐車スペースを備えた、完全分離型の二世帯住宅を建てました。

1階に親世帯の2LDK、2階には子世帯のLDKと子ども部屋が2つ、寝室、書斎という間取りに。設計内容の打ち合わせにはご両親にも積極的に参加してもらい、1階はLDKと寝室が一続きの間取りなど、ご両親の希望を反映したつくりにしたそうです。おかげで、親世帯にとっても子世帯にとっても新居は快適そのもの。個々の生活を大切にしながらも、庭には母子で一緒に購入した苗を植えて育てるなど、同じ屋根の下で暮らすメリットも享受しているようです。

※詳細は「完全分離型の二世帯住宅を新築。快適でエコな毎日を実践するSさん」を参照

完全分離型の二世帯住宅については、過去記事「「二世帯住宅」の理想の間取りは? 需要が伸びている“完全分離型”を徹底解剖!」も参考にして下さい。

介護を見据えて、二世帯住宅に建て替え

参照元:埼玉県桶川市の実家を建て替え。二世帯で支え合って暮らすSさん

Sさんは、お義父さまの介護を見据え、実家を二世帯住宅に建て替えて同居することを決めました。プランニングの際は親世帯と子世帯で意見が衝突したそうですが、何度も話し合い、少しずつ歩み寄ってマイホームが完成。1階には両世帯のガレージと、共有の居間やキッチンレイアウト。2階はご両親の空間として10畳と8畳の和室をつくり、浴室も設置しました。3階は子世帯の空間です。お義父さまが階段を使えなくなる可能性を考え、階段を撤去してエレベーターを設置することもできるように設計したそうです。

水廻りを共有するタイプの二世帯住宅ですが、2階の洋室には水道管やガス管を引いてあるため、いざという時にはリフォームでミニキッチンを作ることもできるそう。家族構成やライフスタイルの変化にフレキシブルに対応できます。

親世帯との同居は「やはり気を遣う」そうですが、昼間は仕事で家を空けている時間が長いこと、世帯ごとにフロアを分けて個々の時間も大切にできるつくりにしたことから、新居で暮らし始めて20年、ほどよい距離感を保ち続けることができているそうです。

※詳細は「埼玉県桶川市の実家を建て替え。二世帯で支え合って暮らすSさん」を参照

マンションで二世帯が同居するケースも!

参照元:広島県三原市の4LDKマンションを購入。二世帯で快適に暮らすMさん

一般的な二世帯住宅で暮らそうと思えば、注文住宅を建てることになります。時間もコストもかかるため、ハードルが高いと感じて諦めてしまう人が多いようです。しかし、マンションで二世帯同居を叶えている人もいます。ご両親を含む6人の大所帯で暮らすMさんは、賃貸マンションでの生活を経て新築マンションを購入。二世帯同居を続けています。

間取りは洋室が3つと和室が1つの4LDK。これから両親が年を重ねても見守りやすいように、LDKと隣接する和室を両親の居室としました。お子様たちとご夫婦の寝室に、Mさんの書斎も確保。のびのびと快適に過ごしているそうです。

※詳細は「広島県三原市の4LDKマンションを購入。二世帯で快適に暮らすMさん」を参照

マンションでの二世帯同居に関しては、過去記事「マンションでも親世帯と同居できる!? 「二世帯マンション」という住まい方」も参考にして下さい。

まとめ

ライフスタイルも価値観も異なる親世帯と子世帯が同居する「二世帯住宅」。興味はあるものの、上手くいくのか不安だと感じている人も多いと思います。一口に二世帯住宅と言っても、一部のスペースを共用とする二世帯住宅もあれば、完全にスペースを分離させた二世帯住宅まで、そのスタイルはさまざま。二世帯住宅を建てる前にはご家族同士でよく話し合い、ほどよい距離感が保てる間取りや住まいを見つけたいものですね。

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この記事の執筆者
斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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